「京都さんぽ部」部長、ライター、コーディネーター。 大和 まこ
March 30, 2023 / 〔PR〕 食の京都を、暮らすように旅する。京都さんぽ部だより お出かけ編「宇治と京都の和食」

京都を暮らすように旅する、本誌人気連載「&Kyoto」の番外編。「京都さんぽ部」が、京都市内だけでなく、京都の各地をのんびりと巡る旅。今回のテーマは「宇治茶と京の和食」です。


京の暮らしに寄り添う和食を知る旅、
まずは上質なお茶を探しに、宇治へ。
素材の持ち味を引き出し、旬を大切に育まれてきた日本の大切な食文化・和食。なかでも京都は、ハレの日に料理店で楽しむ京料理から、仏教の教えに基づいた精進料理、日々の食卓のおかずまで、あらゆるシーンで和食が身近にある街。多くの人が暮らす街中から遠くないところに田畑もあって、採れたての野菜が手に入るのも大きな魅力だ。
そして京都市街から電車で30分ほどの距離にある宇治市は、鎌倉時代に明恵上人が伝えた茶の栽培に始まり、煎茶や玉露を作りあげてきた日本を代表する茶の街でもある。
京都で食を考えるとき、外すことのできない和食と日本茶。まずは煎茶づくりを間近に見る貴重な体験を求めて宇治へ。茶葉とともに、地元ならではの旬の野菜を手に入れたら、料理家・小平泰子さんに春の味を仕立ててもらう。京の暮らしに寄り添う和食を知る、そんな旅の始まり。
揉みたての煎茶が味わえる
ティースタンドへ。
料理に合わせた茶葉の選び方とは。
老舗茶舗から茶房やティースタンドまで、茶にまつわる店々が数多い宇治にあって、今、もっとも注目したいのが2022年10月にオープンした『売茶中村』だ。なにしろ店舗の半分にごくごく小規模な製茶場を作り、いつでも揉みたての茶を作り提供しているのだから。
「通常、茶葉は新芽を摘んだら製茶場ですぐに熱を加え、荒茶と呼ばれる茶に仕立てます。それが行われるのは4月から5月のほんの短い期間だけ。しかも揉みたての溌剌とした香りや味を堪能できるのは、お茶を作る者だけの特権です。その香り、味わいを知ってほしくて」と話すのは、店主の中村栄志さん。宇治の茶商の家に生まれ育ち、茶農家で茶づくりの修業を経た中村さんだからこその発想。世界のどこにもないティースタンドはこうして誕生した。
「宇治茶の魅力は長い歴史に培われたブランド力と、それに負けないよう努力を重ねる作り手がいること」と中村さん。「そうして作られた宇治茶のポテンシャルを最大限に引き出すためには、淹れ方も重要です。茶葉は惜しまず使うこと、お湯を適温にすることを大切に。1煎目は低めのお湯でゆっくりと、3分ほど時間をかけて茶葉を開かせるのもいい。食事と合わせるのは焙じ茶や、京都ならではの炒り番茶が定番ですが、童仙房の煎茶など、旨味が控えめで独特の香気を持つ煎茶もよく合います。お茶漬けには玉露など、出汁と共通するアミノ酸の旨味を持つ茶葉がおすすめ」。茶の持つ旨味を出汁と捉えてお茶漬けに使うなんて贅沢に思えるけれど、すぐに試してみたくなった。
宇治茶を手に入れたら、和食。
旬の京野菜を探して、春の味を食卓に。
茶葉に続いて、野菜を手に入れる楽しみも京都にはある。春の筍、夏の賀茂なすや万願寺とうがらし、秋から冬にかけてのえびいもや九条ねぎ、聖護院かぶなど、京野菜としてブランド認定されている野菜はもちろんのこと、それ以外にも種類は豊富。産地までの距離が近いことから、京都市内の青果店の店頭に並ぶ野菜も新鮮そのもの。その野菜こそが、素材そのものの持ち味を大切にし、四季を皿のなかに写す和食を生み出す。さっと焼くだけ、出汁で煮るだけで、たちまち完成する気取らないご馳走。それはなによりの贅沢だと思う。
近頃では、そんな地元ならではの魅力ある野菜を知ってほしい、食べてほしいと店を構える若い世代も増えてきた。ひいきの料理人も多い『みどりなす』も、そんな一軒。まるで果物のようなみずみずしさと甘さを持つかぶを食べ、野菜に開眼したという田村嘉章さんが店主だ。久御山町、八幡市、亀岡市、南丹市、京丹後市と農家から直接買い付ける野菜を種類豊富に揃え、街中にありながら京都府全域の旬を届けてくれる。
料理家・小平泰子さんも『みどりなす』の野菜を愛用するひとり。「旬の野菜はもちろん、山菜や野草などが揃うのも魅力」という小平さんに、京都の旬を愛でる料理を作ってもらうことに。
家庭料理から、ハレの日のご馳走まで。
京都の人のように豊かに和食を楽しむ。

京都で料理教室を主宰し、旬を愛でる料理とともに京都の知恵と始末の心を伝える小平さん。「料理をする上で大切にしているのは、背伸びすることなく素材を生かすこと。家庭料理ですから、出汁でさっと炊くなど肩ひじを張らずに。とはいえそこには旬のものに出合える喜びがあるし、贅沢ですよね。とりわけ春の素材は香りが大切。口の中で春が駆け巡り、生命力がパッと目を覚ますイメージです。菜の花やウドは、油をひかずにフライパンで素焼きにすれば、生では感じられない甘さが出てきて、ほろ苦さや香りも際立つ。旬の素材をどんな料理にするかを考えながら、作る喜びもあります」と小平さん。この日もささっと手早く、春の料理5品を作ってくれた。
小平さんが作るのは普段づかいのケの料理。「家でも外でも、和食が身近にあるのが京都のいいところ」と小平さんは言う。「家では季節のものをシンプルに味わう、家族が喜ぶ料理を。外では盛り付けも器もきれいな和食をいただくのが楽しみです」
旬に触れることを、何よりも大切に。料理店で楽しむ京料理は、旬の素材を使った料理に加え、器づかいやしつらえでも季節を堪能させてくれるもの。春を五感で味わうため、足を運びたい京都の街だ。
売茶中村 BAISA NAKAMURA
京都府宇治市宇治蓮華49 ☎︎0774-26-4082 11:00〜17:00 水木休
https://baisa.jp/

八百屋 みどりなす MIDORINASU
京都府京都市下京区松原通り高倉東入杉屋町278 ☎︎075-708-2818 12:00〜19:30 水日祝休
https://www.instagram.com/yaoyamidorinasu/

小平泰子 YASUKO KOHIRA
料理家。料理教室〈五感食楽〉主宰。1977年京都生まれ。航空会社で客室乗務員として勤務。各地の郷土料理や伝統料理を学び、様々な食文化に触れる。2003年、自身の料理教室を京都に開校。2021年からは拠点を京丹波に移し、惣菜づくりも手がける。
https://gokan-shokuraku.com/

京都府観光連盟
日本茶の歴史をはじめ、海や山の食の恵みに触れる京都の旅を紹介するガイドは、公式サイトから。
edit & text : Mako Yamato photo : Yoshiko Watanabe
March 24, 2023 『林龍昇堂』の江ノ島香
京都さんぽ部部長の、 お土産帖。

2023年2月20日発売の『&Premium』の特集は、「ひとりでも、京都」。本誌連載「&Kyoto」の「京都さんぽ部」部長で現地在住ライター、コーディネーターの大和まこさんが京都ならではのお土産をおすすめしてくれました。おいしい最新菓子から、京都らしさを堪能できる食材、現地在住作家のモダンなプロダクト、そして愛らしい伝統工芸品まで。日々いいもの探しに余念がない大和さんが、大切な人に渡したいとっておきや、友人に配れる気の利いたもの、あるいは思い出に持ち帰りたい15品をセレクト。ここではその一部を紹介します。次の京都旅で手に入れたいものがきっと見つかる、保存版のお土産帖です。
『林龍昇堂』の江ノ島香

天保5(1834)年創業の薫香の老舗。かつて〝江島信仰〞が全国で広がっていたことから作られた灯籠形の江ノ島香。かつては鳥居形やキューピー形などもあったという。飾っても可愛らしく、火をつけると広く香るお座敷香。戦前から使い続けられている箱には象が描かれていてモダン。白檀のほか、麝香(じゃこう)、すみれ、梅も。1箱4個入り1100円。
京都市中京区三条通堀川東入橋東詰町15 ☎ 075‒221‒2874 9時〜19時(土日祝〜18時) 日休
掲載号はこちら文・写真/大和まこ
March 22, 2023 『京都 やまほん』の茶器
京都さんぽ部部長の、 お土産帖。

2023年2月20日発売の『&Premium』の特集は、「ひとりでも、京都」。本誌連載「&Kyoto」の「京都さんぽ部」部長で現地在住ライター、コーディネーターの大和まこさんが京都ならではのお土産をおすすめしてくれました。おいしい最新菓子から、京都らしさを堪能できる食材、現地在住作家のモダンなプロダクト、そして愛らしい伝統工芸品まで。日々いいもの探しに余念がない大和さんが、大切な人に渡したいとっておきや、友人に配れる気の利いたもの、あるいは思い出に持ち帰りたい15品をセレクト。ここではその一部を紹介します。次の京都旅で手に入れたいものがきっと見つかる、保存版のお土産帖です。
『京都 やまほん』の茶器

セレクトに定評あるギャラリーの「スタジオやまほん」シリーズは、建築家でもあるオーナーの山本忠臣さんがプロデュースするプロダクト。「産地の活性化を目的に立ち上げたもの。窯業の産地に生まれ、多くの建築空間を手がけるなかで培った、作り手の癖や感覚を生かしたデザインを」と山本さん。主張しすぎない姿が美しい。白マット宝瓶 小7 700円、筒型茶杯 小2750円。
京都市中京区榎木町95‒3 延寿堂南館2階(二条寺町東入) ☎075‒741‒8114 11時〜18時30分 展示入れ替え日のみ休 種類やサイズは豊富に揃う。
掲載号はこちら文・写真/大和まこ
March 21, 2023 大野 藍のお香立て
京都さんぽ部部長の、 お土産帖。

2023年2月20日発売の『&Premium』の特集は、「ひとりでも、京都」。本誌連載「&Kyoto」の「京都さんぽ部」部長で現地在住ライター、コーディネーターの大和まこさんが京都ならではのお土産をおすすめしてくれました。おいしい最新菓子から、京都らしさを堪能できる食材、現地在住作家のモダンなプロダクト、そして愛らしい伝統工芸品まで。日々いいもの探しに余念がない大和さんが、大切な人に渡したいとっておきや、友人に配れる気の利いたもの、あるいは思い出に持ち帰りたい15品をセレクト。ここではその一部を紹介します。次の京都旅で手に入れたいものがきっと見つかる、保存版のお土産帖です。
大野 藍のお香立て

イギリスを皮切りにフィンランド、韓国でも暮らして作陶し、京都へ移住した大野藍さん。雪降るフィンランドの冬の夜など、目にしてきた景色の記憶を具現化できればと、今も実験を重ねる釉薬が美しく、フォルムも魅力の大野さんの作品。『ケイオカイライ』が別注したお香立ては、削られた底面にできる陰影にも美を感じる。全6色各3200円。
京都市左京区一乗寺高槻町28‒2 ☎050‒7121‒2850 11時30分〜18時 水休ほか月1回不定休
掲載号はこちら文・写真/大和まこ
March 20, 2023 『千代豆腐店』の豆乳
京都さんぽ部部長の、 お土産帖。

2023年2月20日発売の『&Premium』の特集は、「ひとりでも、京都」。本誌連載「&Kyoto」の「京都さんぽ部」部長で現地在住ライター、コーディネーターの大和まこさんが京都ならではのお土産をおすすめしてくれました。おいしい最新菓子から、京都らしさを堪能できる食材、現地在住作家のモダンなプロダクト、そして愛らしい伝統工芸品まで。日々いいもの探しに余念がない大和さんが、大切な人に渡したいとっておきや、友人に配れる気の利いたもの、あるいは思い出に持ち帰りたい15品をセレクト。ここではその一部を紹介します。次の京都旅で手に入れたいものがきっと見つかる、保存版のお土産帖です。
『千代(ちしろ)豆腐店』の豆乳

花街の一つ、宮川町で3代にわたり豆腐を作る、街の豆腐店。ここで手に入れたいのは、初めてなら濃厚さに驚くこと必至の豆乳。滋賀県産の大豆・オオツルだけを使い、丁寧にすってじっくりと炊き上げた大豆を、水ではなく豆乳でのばすことで濃さと旨味を凝縮させている。とろりとした豆乳は飲むのはもちろん、鍋に入れてごく弱火にかければ湯葉を作ることも可能。自分で作る出来たての汲み上げ湯葉が最高なのは言うまでもない。500㎖500円。
京都市東山区新宮川町松原下ル西御門464‒2 ☎ 075‒561‒4484 7時30分〜16時(祝〜12時) 日休
掲載号はこちら文・写真/大和まこ
March 19, 2023 『中村屋』のちらし寿司
京都さんぽ部部長の、 お土産帖。

2023年2月20日発売の『&Premium』の特集は、「ひとりでも、京都」。本誌連載「&Kyoto」の「京都さんぽ部」部長で現地在住ライター、コーディネーターの大和まこさんが京都ならではのお土産をおすすめしてくれました。おいしい最新菓子から、京都らしさを堪能できる食材、現地在住作家のモダンなプロダクト、そして愛らしい伝統工芸品まで。日々いいもの探しに余念がない大和さんが、大切な人に渡したいとっておきや、友人に配れる気の利いたもの、あるいは思い出に持ち帰りたい15品をセレクト。ここではその一部を紹介します。次の京都旅で手に入れたいものがきっと見つかる、保存版のお土産帖です。
『中村屋』のちらし寿司

いなり寿司ときゅうり巻、新香巻の助六専門店。かつては〝趣味のちらし〞と呼ばれた非売品のちらし寿司を誰もが買えるようになったのは’20年のこと。売り出されるのは3月3日、4月4日と3月から12月までのゾロ目の日だ。酢飯には蓮根と山椒、おあげを混ぜ、錦糸卵の黄色、生姜のピンク、きぬさやの緑が彩るちらし寿司。茶人にも愛される品のよい姿で、山椒の爽やかさが味わいのアクセント。1人前折1000円。
京都市左京区万里小路今出川上ル ☎ 075‒781‒404811時〜17時不定休 3日前までの要予約。
掲載号はこちら文・写真/大和まこ
March 18, 2023 『エッセンス キョウト』のさくら茶
京都さんぽ部部長の、 お土産帖。

2023年2月20日発売の『&Premium』の特集は、「ひとりでも、京都」。本誌連載「&Kyoto」の「京都さんぽ部」部長で現地在住ライター、コーディネーターの大和まこさんが京都ならではのお土産をおすすめしてくれました。おいしい最新菓子から、京都らしさを堪能できる食材、現地在住作家のモダンなプロダクト、そして愛らしい伝統工芸品まで。日々いいもの探しに余念がない大和さんが、大切な人に渡したいとっておきや、友人に配れる気の利いたもの、あるいは思い出に持ち帰りたい15品をセレクト。ここではその一部を紹介します。次の京都旅で手に入れたいものがきっと見つかる、保存版のお土産帖です。
『エッセンス キョウト』のさくら茶

「器も茶葉も、用途以上に心を豊かにする価値があるもの」と店主の荒谷啓一さん。オリジナルで展開する茶葉は、静岡や九州を中心にシングルオリジンから季節のブレンドまで、7〜8種類が揃う。春に手に取ってほしいのは、桜葉を思わせる香りを持つ未登録の品種「静7132」に、河津桜の花を合わせたさくら茶。見た目も愛らしく、余韻にほんのり桜葉のような薫香。和菓子と併せて味わいたい。60g缶入り2376円。
京都市左京区岡崎円勝寺町36‒1 2階 ☎075‒744‒0680 11時〜18時 月休ほか不定休 30g入り封筒1080円。
掲載号はこちら文・写真/大和まこ
March 17, 2023 『エトラ』のカヌレ
京都さんぽ部部長の、 お土産帖。

2023年2月20日発売の『&Premium』の特集は、「ひとりでも、京都」。本誌連載「&Kyoto」の「京都さんぽ部」部長で現地在住ライター、コーディネーターの大和まこさんが京都ならではのお土産をおすすめしてくれました。おいしい最新菓子から、京都らしさを堪能できる食材、現地在住作家のモダンなプロダクト、そして愛らしい伝統工芸品まで。日々いいもの探しに余念がない大和さんが、大切な人に渡したいとっておきや、友人に配れる気の利いたもの、あるいは思い出に持ち帰りたい15品をセレクト。ここではその一部を紹介します。次の京都旅で手に入れたいものがきっと見つかる、保存版のお土産帖です。
『エトラ』のカヌレ

ここ1、2年、開店する焼き菓子店の勢いは目を見張るばかり。琵琶湖疏水を眺める冷泉通沿いに2022年10月に登場した『エトラ』は、パリの星付きレストランや五つ星ホテルでの修業を経た寺田星羅さんが営むカフェ。カヌレをはじめとする菓子はすべてテイクアウト可能。バリッとした外側を薄く焼き上げたカヌレは、軽やかさが上品。ラムカヌレ350円、抹茶カヌレ400円。
京都市左京区聖護院蓮華蔵町19‒2 ☎050‒7107‒9593 13時〜18時(土日10時〜) 不定休
掲載号はこちら文・写真/大和まこ
March 16, 2023 『梅園 oyatsu』の あんマドレーヌ みたらし
京都さんぽ部部長の、 お土産帖。

2023年2月20日発売の『&Premium』の特集は、「ひとりでも、京都」。本誌連載「&Kyoto」の「京都さんぽ部」部長で現地在住ライター、コーディネーターの大和まこさんが京都ならではのお土産をおすすめしてくれました。おいしい最新菓子から、京都らしさを堪能できる食材、現地在住作家のモダンなプロダクト、そして愛らしい伝統工芸品まで。日々いいもの探しに余念がない大和さんが、大切な人に渡したいとっておきや、友人に配れる気の利いたもの、あるいは思い出に持ち帰りたい15品をセレクト。ここではその一部を紹介します。次の京都旅で手に入れたいものがきっと見つかる、保存版のお土産帖です。
『梅園 oyatsu』の あんマドレーヌ みたらし

昭和2(1927)年、河原町に創業した甘党茶屋『梅園』。名物みたらし団子のたれを使ったバターサンドに続いて、昨年末に登場した新たなおやつが、あんマドレーヌ。バターを使った生地の中には白餡で包んだみたらしのたれ。焼き上げた白餡のほろりとした食感と、たれの甘じょっぱさ、バターを使った生地が相まって、和でも洋でもない味わいが口に広がる。個包装で分けやすいのも魅力。1箱5個入り999円。
京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 ジェイアール京都伊勢丹B1 ☎ 075‒352‒1111(代表) 10時〜20時 不定休 他にあんの花束なども。
掲載号はこちら文・写真/大和まこ
March 15, 2023 『ア リトル プレイス』の A LITTLE BONBON
京都さんぽ部部長の、 お土産帖。

2023年2月20日発売の『&Premium』の特集は、「ひとりでも、京都」。本誌連載「&Kyoto」の「京都さんぽ部」部長で現地在住ライター、コーディネーターの大和まこさんが京都ならではのお土産をおすすめしてくれました。おいしい最新菓子から、京都らしさを堪能できる食材、現地在住作家のモダンなプロダクト、そして愛らしい伝統工芸品まで。日々いいもの探しに余念がない大和さんが、大切な人に渡したいとっておきや、友人に配れる気の利いたもの、あるいは思い出に持ち帰りたい15品をセレクト。ここではその一部を紹介します。次の京都旅で手に入れたいものがきっと見つかる、保存版のお土産帖です。
『ア リトル プレイス』の A LITTLE BONBON

庭師であり、骨董コレクターでもある成井大甫さん。衣食住のバイヤーとしてパリに30年以上暮らした宇佐見紀子さん。二人が作り上げたのは、日本とフランスで育まれた美意識が満ちるギャラリー。花器をはじめとする古物や、苧麻(ちょま)の絣を洋服に仕立てたコレクションなどが並ぶ。
茶室もあるギャラリーには骨董の茶碗が並び、茶が振る舞われることもある。そこで和菓子店に別注したのが、餡玉をすり蜜で包んだ松露。餡にダマスクローズのエッセンスを加え、食べれば口に広がる薔薇の香り。白い箱に整然と並ぶ姿も美しく、松露をボンボンと名付けたセンスもいい。1箱8個入り2200円
ア リトル プレイス
京都市中京区橘町610 営業日は毎月20日頃に翌月分をInstagram@_a_little_place_で告知。
掲載号はこちら文・写真/大和まこ
March 14, 2023 お酒が飲めなくても 夜を街で過ごしたい。
京都さんぽ部部長が教える、ごはんお助けアドレス。

2023年2月20日発売の『&Premium』の特集は、「ひとりでも、京都」。せっかくなら、京都に着いて最初のごはんから帰りの新幹線のお供まで、おいしいものしか食べたくない。そんな希望に応えるべく、本誌連載「&Kyoto」の「京都さんぽ部」部長で現地在住ライター、コーディネーターの大和まこさんが食事探しのお悩み別におすすめの店を紹介。きっと頼りになる、京都旅必携の内容です。
お酒が飲めなくても 夜を街で過ごしたい。
街の雰囲気を味わいたくて、食事のあとに一軒二軒。忘れかけていた、そんな時間を思い出しつつある近頃。お酒が飲めても飲めなくても、等しく楽しい選択肢が増えてきた。
薬草酒で知られる『喫酒 幾星』が開いた『幾星 京都蒸溜室』は、ノンアルコールスピリッツの蒸留所兼バー。植物の香りを溶かし込んだ蒸留水を味わう驚きは、アルコールのあるなしを問わずもたらされる。
他にもモクテルを軸に掲げたり、コーヒーとワインの店など、飲めずとも長くなりそうな京都の夜だ。

京都さんぽ部部長がおすすめする、お酒が飲めなくても夜を街で過ごしたい店リスト
幾星 京都蒸溜室
22年12月登場のノンアルコールカクテルバー。神代杉のカクテル・然仙1500円は、軽く焦がした木屑を添えて。▽京都市下京区早尾町164−2 ☎075−708−2091 14時〜22時 水休
ヴィオロン
自家焙煎コーヒーやジャンルにとらわれないワインをクラシック音楽と。店主の穏やかな人柄も魅力。▽京都市下京区清水町297−1 すえひろビル1階奥 ☎なし 17時〜翌1時(木18時〜) 日休
アポテカ
薬局をテーマにした密やかな空間で、薬を意識したカクテルが楽しめるバー。モクテル豊富。▽京都市中京区蛸薬師通麩屋町西入ル油屋町145 4階 ☎075−253−0770 15時~24時 不定休
文・写真/大和まこ
March 13, 2023 京都らしいひと品をさっと粋に食すなら。
京都さんぽ部部長が教える、ごはんお助けアドレス。

2023年2月20日発売の『&Premium』の特集は、「ひとりでも、京都」。せっかくなら、京都に着いて最初のごはんから帰りの新幹線のお供まで、おいしいものしか食べたくない。そんな希望に応えるべく、本誌連載「&Kyoto」の「京都さんぽ部」部長で現地在住ライター、コーディネーターの大和まこさんが食事探しのお悩み別におすすめの店を紹介。きっと頼りになる、京都旅必携の内容です。
京都らしいひと品を さっと粋に食すなら。
せっかく京都に来たのなら、食でも風情を感じたいもの。老舗の趣ある空間で名物弁当と出汁を味わう『志る幸』。白木のカウンターで錦糸卵に覆われた穴子ちらしを頬張る『すし善』。’22年に祇園から烏丸御池へ場所を移し、ご飯のお供を好きなだけという昼食を始めた『おが和』。そして『切通し進々堂』のサンドイッチ。スタイルは様々に、さりげないもてなしで旅の時間を削りすぎないのがちょうどいい。まずは昼のひとときで、スイッチを切り替えるのにもぴったりだ。

京都さんぽ部部長がおすすめする、京都らしいひと品をさっと粋に食す店リスト
志る幸
名物は利久辨當。味噌汁は白味噌のおとし芋を。▽京都市下京区四条河原町上ル一筋目東入ル ☎075−221−3250 11時30分~14時最終入店 17時〜19時最終入店 火夜、水休ほか不定休
おが和
白ご飯とご飯のお供がメインの昼コース4560円がユニーク。▽京都市中京区姉西洞院町515 ☎075−211−6005 12時~14時(12時LO) 18時〜21時(19時LO) 月水昼、日休 要予約
切通し進々堂
祇園で愛され続ける喫茶店。上玉子トーストや上ウインナートーストは、小腹を満たすのにちょうどいい。▽京都市東山区祇園町北側254 ☎075−561−3029 10時〜16時 月休ほか不定休
すし善
ほわほわと柔らかな煮穴子の穴子ちらし2000円は遅い朝食にも。持ち帰りも可。▽京都市中京区三条通新町東入ル衣棚町41−2 ☎075−221−3848 10時~19時(18時30分LO) 土日祝休
文・写真/大和まこ
March 12, 2023 今夜の店どうする? 急でもチャンスあり。
京都さんぽ部部長が教える、ごはんお助けアドレス。

2023年2月20日発売の『&Premium』の特集は、「ひとりでも、京都」。せっかくなら、京都に着いて最初のごはんから帰りの新幹線のお供まで、おいしいものしか食べたくない。そんな希望に応えるべく、本誌連載「&Kyoto」の「京都さんぽ部」部長で現地在住ライター、コーディネーターの大和まこさんが食事探しのお悩み別におすすめの店を紹介。きっと頼りになる、京都旅必携の内容です。
今夜の店どうする? 急でもチャンスあり。
夕食のアテもなく京都へ来てしまったり、突然晩ごはんへ行くことになったときでも、美味を諦めたくない。そんなときの味方のひとつは予約不可の店。たとえば祇園の京都中華『竹香』なら予約ができない1階のアラカルト席を目指すといった具合。
『ブラッスリーカフェ オンズ』のように、席数多めで使い方の自由な店も狙い目。夜遅い時間なら可能性は高いと店主も言うから間違いない。
ここに挙げたのは、人気もあって味もいい。けれど不思議と当日するっと入れた経験の多い店々。事前に一本電話を入れて向かえば安心だ。

京都さんぽ部部長がおすすめする、今夜の店どうする? 急でもチャンスあり。店リスト
竹香
潔い名物すぶた1100円。春巻きの名で知られる、えびかやく巻き揚げ990円など、品よくあっさり。▽京都市東山区橋本町390 ☎075−561−1209 17時~21時(20時20分LO) 火休
ブラッスリーカフェ オンズ
ビストロ料理をしっかりでも、2軒目3軒目づかいでも。「20時過ぎたら、たいてい大丈夫」と店主。▽京都市下京区木屋町通四条下ル斎藤町125 ☎075−351−0733 15時~24時 無休
出逢ひ茶屋 おせん
大鉢が並ぶカウンターに、品のよいおばんざいが揃う。昼食もいい。▽京都市中京区木屋町通蛸薬師西入る ☎075−231−1313 12時〜14時(13時30分LO) 17時〜23時(22時LO) 水休
アジアの料理 たけふさ
ベトナムや台湾など各国のエッセンスを纏わせた加減が絶妙。▽京都市東山区祇園町北側323 祇園会館南側1階 ☎075−561−0170 11時30分〜14時30分LO 18時〜21時LO 不定休
食堂ゑびす
昼は中央卸売市場の鮮魚店で働く店主が営む、天然魚介づくしの居酒屋。▽京都市中京区夷川通寺町西入丸屋町695−1 ☎080−5771−3456 11時〜14時 17時30分〜21時LO 日祝休
文・写真/大和まこ
March 11, 2023 ランチを逃したときの味方は通し営業。
京都さんぽ部部長が教える、ごはんお助けアドレス。

2023年2月20日発売の『&Premium』の特集は、「ひとりでも、京都」。せっかくなら、京都に着いて最初のごはんから帰りの新幹線のお供まで、おいしいものしか食べたくない。そんな希望に応えるべく、本誌連載「&Kyoto」の「京都さんぽ部」部長で現地在住ライター、コーディネーターの大和まこさんが食事探しのお悩み別におすすめの店を紹介。きっと頼りになる、京都旅必携の内容です。
ランチを逃したときの味方は通し営業。
京都では一食たりとも無駄にしたくない。とはいえランチがあえなく終了というシチュエーションも往々にしてある。もしくはボリュームある朝食を食べた結果、昼どきにお腹がすかないことも。そんなときには迷わず通し営業の店だ。
まずは地元で愛されている麺類の店。どのエリアにもそれぞれ魅力ある店があるけれど、街中なら『晦庵河道屋』。風情がありつつも、京都人のファンも多い。ここがポイント。
昔ながらの洋食店『グリル富久屋』は花街・宮川町のオールデイダイニング。韓国食堂『ハハハ』ではスープやピビンパの定食が終日オーダーOKと、密かに充実の様子。

京都さんぽ部部長がおすすめする、通し営業のおすすめ店リスト
晦庵 河道屋
江戸から続く老舗蕎麦店。鴨なんば1300円は自家製麺のうどんで。▽京都市中京区麩屋町通三条上ル ☎075‒221‒2525 11時〜20時(19時30分LO) 木休(祝日の場合、前後で振替休)
グリル富久屋
名物はフクヤライス。贅沢なメキシコサラダ2000円や海老サンドウィッチもおすすめ。▽京都市東山区宮川筋5‒341 ☎075‒561‒2980 12時〜21時(ランチ〜14時) 木、第3水休
ハハハ
『ピニョ食堂』が展開する韓国食堂。薄切りの蒸し豚もおすすめ。▽京都市下京区高辻通寺町西入ル恵美須之町516‒1 ☎075‒204‒2202 11時30分〜22時(21時30分LO) 木、第3水休
喫茶マドラグ 藤井大丸店
タマゴサンドイッチやオムライスはなき名店の味を受け継ぐ。▽京都市下京区寺町通四条下ル貞安前之町605 5階 ☎075‒744‒6624 10時30分〜20時(19時LO) 施設に準じて休
いづ源
大正時代創業の京寿司の老舗。鯖、箱、巻きの3種を盛り合わせた京寿司が人気。持ち帰りにしても。▽京都市下京区高倉通綾小路下ル竹屋町391 ☎075‒351‒2516 11時〜18時 木休
西陣ゑびや
北野天満宮など北西の方に用があれば、外せない存在。平日は日替わり、週末はそば定食を楽しみに。▽京都市上京区大宮通五辻上る芝大宮町21 ☎075‒441‒8737 11時〜16時 水休
文・写真/大和まこ
March 10, 2023 音が聴ける絵を買う『レコードショップ ジジ』。
京都さんぽ部部長の、ひとり、京都を巡りたくなる理由。

2023年2月20日発売の『&Premium』の特集は、「ひとりでも、京都」。創刊から本誌連載「&Kyoto」を担当し、「京都さんぽ部」部長としておよそ10年にわたって京都の旬なエリアやスポットを紹介し続けてきた、現地在住ライター、コーディネーターの大和まこさん。街中から郊外まで、あらゆる場所をひとりで実際に歩き、変化を掬い取るようにして延べ1000近くのスポットを紹介してきました。そんな大和さんが、〝ひとりで京都を訪れた友人〞に教えたいスポットと、ひとりで街を歩く楽しみについて綴ります。
音が聴ける絵を買う『レコードショップ ジジ』。
残念ながら音楽は気持ちいい音が流れていればいいなくらいで、まったく詳しくないけれど、入った瞬間からここは違うぞと感じたレコードショップ。なにしろ主役に違いない壁面のディスプレイは、ビジュアル最優先で値段や希少価値は一切関係なし。「絵だったら飾るだけだけど、気に入ったレコードは飾るだけじゃなくて音も聴ける。それって最高でしょ」と店主のモトムラケンジさん。なんて素敵な発想だと、たちまちファンになってしまった。一緒に並ぶデッドストックや古い雑貨やオブジェは「彼に連れられてくる女性のために」。いちいち小技が効いている。
レコードショップ ジジ
京都市北区上賀茂今井河原町10‒12 1階 ☎075‒278‒5048 11時〜19時 火休 シングルレコードも扱う。
文・写真/大和まこ
March 09, 2023 センスを買いに行く『アンティーク デイズ』。
京都さんぽ部部長の、ひとり、京都を巡りたくなる理由。

2023年2月20日発売の『&Premium』の特集は、「ひとりでも、京都」。創刊から本誌連載「&Kyoto」を担当し、「京都さんぽ部」部長としておよそ10年にわたって京都の旬なエリアやスポットを紹介し続けてきた、現地在住ライター、コーディネーターの大和まこさん。街中から郊外まで、あらゆる場所をひとりで実際に歩き、変化を掬い取るようにして延べ1000近くのスポットを紹介してきました。そんな大和さんが、〝ひとりで京都を訪れた友人〞に教えたいスポットと、ひとりで街を歩く楽しみについて綴ります。

センスを買いに行く『アンティーク デイズ』。
街中や京都駅から電車で30分ほど。実は左京区に行くよりも近かったりする長岡京のヴィンテージショップ『アンティーク デイズ』。平安蚤の市でも人気の高い一軒だ。白い器とガラスに惹かれるという店主の岡田ゆう子さんがセレクトするのは、フランスと日本で買い付けたシックな器や古道具。色や質感にニュアンスのある、主張しすぎず存在感を放つものが揃う。「花器に合わせたい生花に加え、今年からはフランス人陶芸家の器など、古いものに限らず暮らしに取り入れたいものを提案できれば」との言葉に期待も膨らむ。
アンティーク デイズ
長岡京市開田3‒3‒10 ロングヒル1階 ☎075‒201‒8308 12時〜17時 不定休 営業日はInstagram@antiquusdaysで確認を。
文・写真/大和まこ
March 08, 2023 あんこなら進化を続ける『今西軒』。
京都さんぽ部部長の、ひとり、京都を巡りたくなる理由。

2023年2月20日発売の『&Premium』の特集は、「ひとりでも、京都」。創刊から本誌連載「&Kyoto」を担当し、「京都さんぽ部」部長としておよそ10年にわたって京都の旬なエリアやスポットを紹介し続けてきた、現地在住ライター、コーディネーターの大和まこさん。街中から郊外まで、あらゆる場所をひとりで実際に歩き、変化を掬い取るようにして延べ1000近くのスポットを紹介してきました。そんな大和さんが、〝ひとりで京都を訪れた友人〞に教えたいスポットと、ひとりで街を歩く楽しみについて綴ります。

あんこなら進化を続ける『今西軒』。
創業は明治30(1897)年。一度閉店するも、店主・今西正蔵さんが祖父の3代目におはぎづくりを一から習い、2002年に復活。そんな物語を持つ専門店も今ではすっかり街の定番に。コロナ禍でも売り上げが落ちなかったというから、地元で愛されていることが伝わる。煮る、晒す、濾すと手作業の連続のあんこづくり。一つひとつの作業に気を抜くことなく、昨日よりよくと炊く思いで、澄んだ味のあんこが完成するという。思い出すとどうしても食べたい、代わりのきかない味は、口にするたびに新たなおいしさに気づく。
今西軒
京都市下京区五条通烏丸西入一筋目下ル横諏訪町312 ☎075‒351‒5 825 9時30分〜売り切れ次第終了 火、第1・3・5月休(6〜8月は月火休)
文・写真/大和まこ
March 07, 2023 見飽きることのない御所と鴨川。
京都さんぽ部部長の、ひとり、京都を巡りたくなる理由。

2023年2月20日発売の『&Premium』の特集は、「ひとりでも、京都」。創刊から本誌連載「&Kyoto」を担当し、「京都さんぽ部」部長としておよそ10年にわたって京都の旬なエリアやスポットを紹介し続けてきた、現地在住ライター、コーディネーターの大和まこさん。街中から郊外まで、あらゆる場所をひとりで実際に歩き、変化を掬い取るようにして延べ1000近くのスポットを紹介してきました。そんな大和さんが、〝ひとりで京都を訪れた友人〞に教えたいスポットと、ひとりで街を歩く楽しみについて綴ります。
見飽きることのない御所と鴨川。
京都を感じる3大スポットといったら、〝御所〞(ローカルが言う京都御苑一帯のこと)と鴨川、京都タワー。なかでも京都御苑と鴨川は日々の通り道や休憩場所でもあって、暮らしに溶け込んだ存在だ。なのに鴨川に架かる橋を渡る際や、京都御苑を通り抜けるときには写真を撮りたくなる不思議。つまり、誰かに見せたくなるほど四季折々に素晴らしい。
京都御苑で見てほしいのは、近衞邸跡の枝垂れ桜、学習院発祥の地や凝華洞跡にある銀杏といった木々。京都のなかでもいち早く咲き始める近衞邸跡の枝垂れ桜は、ボリュームもあり人気も高い。シーズンに一度は早起きして足を運びたくなる存在。
鴨川の橋からの眺めは遠くに山々が重なる北側も、とりわけ夕方に刻々と表情を変える南側も捨てがたい。つまり、いつだって美しいのだ。
文・写真/大和まこ
「京都さんぽ部」部長、ライター、コーディネーター。 大和 まこ

「京都さんぽ部」部長。ライター、コーディネーター。京都暮らしも、もはや25年目に。連載「&Kyoto」は2022年に100回目を迎えて継続中。京都の景色や、食べたもの、買ったものをInstagram(@makoyamato)で発信している。