京都さんぽの定番&寄り道スポットガイド

街中の新ショッピングスポットに寄って、『イノダコーヒ本店』でひとやすみ。京都さんぽの定番と寄り道ガイド⑦March 11, 2024

本誌連載「&Kyoto」でおなじみ、現地在住のライター、コーディネーターの大和まこさんが案内する、京都旅で訪れたい14の定番と28の寄り道スポット。ここでは、『イノダコーヒ本店』と周辺の寄り道スポットを紹介します。

定番⑦ イノダコーヒ本店 昭和22 (1947) 年にコーヒーショップとしての営業をスタートした老舗喫茶。中庭を眺める吹き抜けの本館や、開業時の店舗を復元した旧館、開放的なテラス席など、趣の異なる席があるのも本店ならでは。名物メニューはいくつもあるけれど、看板ブレンドのアラビアの真珠と揚げパンのようなフレンチトーストは思い出すといつでも食べたくなる味。 ▷京都市中京区堺町通り三条下る道祐町140 ☎075−221−0507 7:00~18:00 無休

定番⑦ イノダコーヒ本店

昭和22(1947)年にコーヒーショップとしての営業をスタートした老舗喫茶。中庭を眺める吹き抜けの本館や、開業時の店舗を復元した旧館、開放的なテラス席など、趣の異なる席があるのも本店ならでは。名物メニューはいくつもあるけれど、看板ブレンドのアラビアの真珠と揚げパンのようなフレンチトーストは思い出すといつでも食べたくなる味。

▷京都市中京区堺町通り三条下る道祐町140 ☎075−221−0507 7:00~18:00 無休

誰もが向かう街中に、買い物スポットが続々と。

 名物メニューが目当てのこともあれば、街歩きの途中で立ち寄ることもある。いつも賑わう『イノダコーヒ本店』は、ローカルにも、旅の人にも等しく馴染みのある喫茶店だ。場所は堺町三条という、街中ど真ん中。立ち寄りたいスポットは2ブロック南の蛸薬師通に集まっている。
 2023年11月に登場した『キョウ アマハレ』は東京・白金台『雨晴』の展開。築110年の格式ある京町家で、現代作家による工藝と延長線上にあるアートピースを扱う。3つの庭を持つ空間の美しさに加え、西村青のガラス作品など、京都だけで扱う作家もあると聞けばより一層、興味を掻き立てられるに違いない。そのまま東へ進んだ次のブロックには、書くことにまつわるハンドメイドのアイテムをセレクトした『ザ・ライティングショップ』もある。
 反対に蛸薬師通を西へ向かうと、烏丸通を越えたところに『ヨロズ』がある。作家・原田マハさんがプロデュースする、食いしんぼうのためのゼネラルストアだ。『食堂おがわ』の柚子胡椒など京都のスペシャルな味もあれば、定番で岡山『吉田牧場』のチーズが毎週入荷するなど京都人の心もくすぐるセレクトも。
 上質なものと出合える、街中さんぽのひとときだ。

寄り道スポット

ヨロズ
物語を紡ぐ原田さんと仲間が選ぶのは、ストーリーのあるものたち。▷京都市中京区蛸薬師通烏丸西入ル橋弁慶町228−101 ☎07
5−252−5900 11:00~19:00 月休ほか不定休
ヨロズ
物語を紡ぐ原田さんと仲間が選ぶのは、ストーリーのあるものたち。▷京都市中京区蛸薬師通烏丸西入ル橋弁慶町228−101 ☎07 5−252−5900 11:00~19:00 月休ほか不定休
キョウ アマハレ
「霽(はれ)と褻(け)」を意識した日本の工藝をセレクト。春には蔵を改装した茶房を開業。▷京都市中京区蛸薬師通柳馬場東入油屋町127 ☎075−256−3280 11:00~18:00 水休
キョウ アマハレ
「霽(はれ)と褻(け)」を意識した日本の工藝をセレクト。春には蔵を改装した茶房を開業。▷京都市中京区蛸薬師通柳馬場東入油屋町127 ☎075−256−3280 11:00~18:00 水休

Kyoto Strolling Guide京都さんぽの定番&寄り道スポットガイド。

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illustration : Junichi Koka


「京都さんぽ部」部長、ライター、コーディネーター。 大和 まこ

「京都さんぽ部」部長。ライター、コーディネーター。京都暮らしも、もはや25年目に。連載「&Kyoto」は2022年に100回目を迎えて継続中。京都の景色や、食べたもの、買ったものをInstagram(@makoyamato)で発信している。

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