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『千代豆腐店』の豆乳
京都さんぽ部部長の、 お土産帖。March 20, 2023

&Kyoto

2023年2月20日発売の『&Premium』の特集は、「ひとりでも、京都」。本誌連載「&Kyoto」の「京都さんぽ部」部長で現地在住ライター、コーディネーターの大和まこさんが京都ならではのお土産をおすすめしてくれました。おいしい最新菓子から、京都らしさを堪能できる食材、現地在住作家のモダンなプロダクト、そして愛らしい伝統工芸品まで。日々いいもの探しに余念がない大和さんが、大切な人に渡したいとっておきや、友人に配れる気の利いたもの、あるいは思い出に持ち帰りたい15品をセレクト。ここではその一部を紹介します。次の京都旅で手に入れたいものがきっと見つかる、保存版のお土産帖です。

『千代(ちしろ)豆腐店』の豆乳

『千代豆腐店』の豆乳<br>京都さんぽ部部長の、 お土産帖。

 花街の一つ、宮川町で3代にわたり豆腐を作る、街の豆腐店。ここで手に入れたいのは、初めてなら濃厚さに驚くこと必至の豆乳。滋賀県産の大豆・オオツルだけを使い、丁寧にすってじっくりと炊き上げた大豆を、水ではなく豆乳でのばすことで濃さと旨味を凝縮させている。とろりとした豆乳は飲むのはもちろん、鍋に入れてごく弱火にかければ湯葉を作ることも可能。自分で作る出来たての汲み上げ湯葉が最高なのは言うまでもない。500㎖500円。

千代豆腐店

京都市東山区新宮川町松原下ル西御門464‒2 ☎ 075‒561‒4484 7時30分〜16時(祝〜12時) 日休

文・写真/大和まこ


「京都さんぽ部」部長、ライター、コーディネーター。 大和 まこ

「京都さんぽ部」部長。ライター、コーディネーター。京都暮らしも、もはや25年目に。連載「&Kyoto」は2022年に100回目を迎えて継続中。京都の景色や、食べたもの、買ったものをInstagram(@makoyamato)で発信している。

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