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建築やアートを巡る旅。石川・金沢で出合った23のスポット。中編July 22, 2026

情緒ある城下町として人気の高い金沢は、ぶらりと街歩きするだけで伝統的な町家からモダン建築、そして現代アートにまで出合える稀有な街でもある。そこで〝本を片手に建築とアートを巡る〞旅を、小さな不動産会社『ことのは不動産』を営む松本有未さんが案内。歴史ある街特有の奥深さへと誘う。&Premium152号(2026年8月号)「旅と、本と」より、旅の途中で出合った23のスポットを写真とともに紹介。

この記事は中編です。前編はこちらから。後編はこちらから。

建築やアートを巡る旅。石川・金沢。 石川県立歴史博物館 愛称は『いしかわ赤レンガミュージアム』。「かつての陸軍兵器庫であり、戦後は金沢美術工芸大学として使用されていた建物。国の重要文化財にも指定され、建築好きでなくても一見の価値ありです」と、松本有未さん。ガラスドームに囲まれた、飲食物が持ち 込める休憩コーナーも人気の『石川県立歴史博物館』(金沢市出羽町3‒1)は、本多の森公園に位置。旧石器時代から近現代まで石川県の歴史に関する所蔵品が展示されている。前編 | 石川県立歴史博物館
愛称は『いしかわ赤レンガミュージアム』。「かつての陸軍兵器庫であり、戦後は金沢美術工芸大学として使用されていた建物。国の重要文化財にも指定され、建築好きでなくても一見の価値ありです」と、松本有未さん。ガラスドームに囲まれた、飲食物が持ち
込める休憩コーナーも人気の『石川県立歴史博物館』(金沢市出羽町3‒1)は、本多の森公園に位置。旧石器時代から近現代まで石川県の歴史に関する所蔵品が展示されている。
石川県立歴史博物館 愛称は『いしかわ赤レンガミュージアム』。「かつての陸軍兵器庫であり、戦後は金沢美術工芸大学として使用されていた建物。国の重要文化財にも指定され、建築好きでなくても一見の価値ありです」と、松本有未さん。ガラスドームに囲まれた、飲食物が持ち 込める休憩コーナーも人気の『石川県立歴史博物館』(金沢市出羽町3‒1)は、本多の森公園に位置。旧石器時代から近現代まで石川県の歴史に関する所蔵品が展示されている。
建築やアートを巡る旅。石川・金沢で出合った17のスポット。前編 美術の小径  『石川県立歴史博物館』から本多の森公園沿いに歩き、隣接する『石川県立美術館』の裏手へ回ると、うっそうとした緑に囲まれた石段『美術の小径』(金沢市本多町3)が見えてくる。辰巳用水の水が滝のように流れ落ち、ちょっとした山登り気分も味わえるリフレッシュエリアだ。「金沢は水と緑が豊かな街でもあります。それを象徴するような気持ちいい散歩道です」。途中で石垣などの遺構がある『歴史の小径』に分岐する。 | 美術の小径
『石川県立歴史博物館』から本多の森公園沿いに歩き、隣接する『石川県立美術館』の裏手へ回ると、うっそうとした緑に囲まれた石段『美術の小径』(金沢市本多町3)が見えてくる。辰巳用水の水が滝のように流れ落ち、ちょっとした山登り気分も味わえるリフレッシュエリアだ。「金沢は水と緑が豊かな街でもあります。それを象徴するような気持ちいい散歩道です」。途中で石垣などの遺構がある『歴史の小径』に分岐する。
美術の小径 『石川県立歴史博物館』から本多の森公園沿いに歩き、隣接する『石川県立美術館』の裏手へ回ると、うっそうとした緑に囲まれた石段『美術の小径』(金沢市本多町3)が見えてくる。辰巳用水の水が滝のように流れ落ち、ちょっとした山登り気分も味わえるリフレッシュエリアだ。「金沢は水と緑が豊かな街でもあります。それを象徴するような気持ちいい散歩道です」。途中で石垣などの遺構がある『歴史の小径』に分岐する。

〝今〞を感じることのできる、唯一無二のスポットが点在。

 『金沢21世紀美術館』や『鈴木大拙館』の開館に尽力した一人が、1990年から2010年まで金沢市長を務めた山出保だ。
「その経緯は彼の著書『金沢を歩く』にも詳しく書かれています。他にも暗渠になっていた用水の蓋を撤去して、水の流れやせせらぎの音を街なかに取り戻したのも彼の功績。そういった今の金沢を形作った、街づくりへの取り組みがわかる本なので、これを片手に散歩するのも楽しいのでは」
 もう一つターニングポイントとなったのが、2015年の北陸新幹線の開通。それまで東京からは行きにくい街だったが、2時間30分ほどで訪れられるようになった。
「それにより、移住者や東京との二拠点で暮らす方も増えました。そういう方の店も含めて、個性的なショップやギャラリーが次々とオープン。しかも、どこも唯一無二の考え方や品揃えをしているので、そういった独立系の活動をしているところを巡ると、より〝今〞を感じられるはずです」
 中心地から少し離れているが、丸窓が印象的な『金沢海みらい図書館』は、建築好きのみならず地元の人にも親しまれている場所。
「人口45万人に対して市立図書館が4つ、県立図書館が1つと、比較的、充実しています。その上、谷口吉郎さん、吉生さん設計の『金沢市立玉川図書館』(休館中)をはじめ、どこも建築的に見応えがあるんです」
 建築としては、旧陸軍第九師団の兵器庫だった赤レンガの建物を改装した『石川県立歴史博物館』もお薦め。
「3棟あるのですが、補強の工法がそれぞれの棟ごとに異なるんです。内部に入ると、その違いがわかる場所もある。他ではあまり見られない建築ではないでしょうか」

建築やアートを巡る旅。石川・金沢。中編 四知堂(スーチータン)kanazawa 1918年に建てられた老舗油問屋の町家をリノベーションした趣ある空間で台湾料理を食せる『四知堂kanazawa』(金沢市尾張町2‒11‒24)。朝は豆乳スープの鹹豆漿(シェントウジャン)セットと五目台湾粥セット(各¥2,200)、昼は写真の魯肉飯をメインに、ミニ蒸籠、副菜、デザートのセット(¥2,300)など、屋台を彷彿とさせる6種類のメニューから選べる。夜は北陸の食材と台湾の伝統の味を大切にした台湾創作料理が揃う。 | 四知堂(スーチータン)kanazawa
1918年に建てられた老舗油問屋の町家をリノベーションした趣ある空間で台湾料理を食せる『四知堂kanazawa』(金沢市尾張町2‒11‒24)。朝は豆乳スープの鹹豆漿(シェントウジャン)セットと五目台湾粥セット(各¥2,200)、昼は写真の魯肉飯をメインに、ミニ蒸籠、副菜、デザートのセット(¥2,300)など、屋台を彷彿とさせる6種類のメニューから選べる。夜は北陸の食材と台湾の伝統の味を大切にした台湾創作料理が揃う。
四知堂(スーチータン)kanazawa 1918年に建てられた老舗油問屋の町家をリノベーションした趣ある空間で台湾料理を食せる『四知堂kanazawa』(金沢市尾張町2‒11‒24)。朝は豆乳スープの鹹豆漿(シェントウジャン)セットと五目台湾粥セット(各¥2,200)、昼は写真の魯肉飯をメインに、ミニ蒸籠、副菜、デザートのセット(¥2,300)など、屋台を彷彿とさせる6種類のメニューから選べる。夜は北陸の食材と台湾の伝統の味を大切にした台湾創作料理が揃う。
建築やアートを巡る旅。石川・金沢で出合った17のスポット。中編 IACK  ワインショップ横の小さな入り口から、路地を入った先に、主に写真集を扱うブックショップ&ギャラリー『IACK(アイアック)』(金沢市高岡町18‒3)がある。1階では写真家である店主・河野幸人さんが、ガレージだった場所を活用し、アートブックフェアのブースのように一台のテーブルの上に本をどさりと並べている。「家と家の間の細い隙間を抜けていくアプローチ。秘密の場所に来たようなワクワク感も味わえます」と、松本さん。 | IACK
ワインショップ横の小さな入り口から、路地を入った先に、主に写真集を扱うブックショップ&ギャラリー『IACK(アイアック)』(金沢市高岡町18‒3)がある。1階では写真家である店主・河野幸人さんが、ガレージだった場所を活用し、アートブックフェアのブースのように一台のテーブルの上に本をどさりと並べている。「家と家の間の細い隙間を抜けていくアプローチ。秘密の場所に来たようなワクワク感も味わえます」と、松本さん。
IACK ワインショップ横の小さな入り口から、路地を入った先に、主に写真集を扱うブックショップ&ギャラリー『IACK(アイアック)』(金沢市高岡町18‒3)がある。1階では写真家である店主・河野幸人さんが、ガレージだった場所を活用し、アートブックフェアのブースのように一台のテーブルの上に本をどさりと並べている。「家と家の間の細い隙間を抜けていくアプローチ。秘密の場所に来たようなワクワク感も味わえます」と、松本さん。
建築やアートを巡る旅。石川・金沢で出合った17のスポット。中編年に、フランスの絵本や写真集の初版といった古書、地球儀や絵画、古い文具類など本のある空間にふさわしいと思うものを扱う古書ギャラリー『書架の周辺』(金沢市大手町9‒10)をオープンした。誰かの図書室や書斎にいるかのような静謐な雰囲気のなかで、大切な一冊に巡り合う幸福に包まれたい。 | 書架の周辺
パリで20年ほどルリユール(製本・装幀を手作業で行う工藝製本作家)として活躍していた店主が、帰国と同時に金沢に移住。2021年に、フランスの絵本や写真集の初版といった古書、地球儀や絵画、古い文具類など本のある空間にふさわしいと思うものを扱う古書ギャラリー『書架の周辺』(金沢市大手町9‒10)をオープンした。誰かの図書室や書斎にいるかのような静謐な雰囲気のなかで、大切な一冊に巡り合う幸福に包まれたい。
書架の周辺 パリで20年ほどルリユール(製本・装幀を手作業で行う工藝製本作家)として活躍していた店主が、帰国と同時に金沢に移住。2021年に、フランスの絵本や写真集の初版といった古書、地球儀や絵画、古い文具類など本のある空間にふさわしいと思うものを扱う古書ギャラリー『書架の周辺』(金沢市大手町9‒10)をオープンした。誰かの図書室や書斎にいるかのような静謐な雰囲気のなかで、大切な一冊に巡り合う幸福に包まれたい。

 そして、大正期の油問屋の建物を改装したのが、台湾料理店『四知堂kanazawa』。大きく手を加えることなく、もともとの良さを生かした内装になっているそう。
「床にこぼれた漆のあとがそのまま残っているなど、抜群に雰囲気がいいんです。朝のお粥やランチを食べによく行きます」
 本屋も紹介しきれないほど充実。
「『書架の周辺』は古書ギャラリー。長年パリでルリユール作家をしていたオーナーの審美眼を通した古書と、書斎にあってほしい小物が置かれています。『IACK』は写真家である店主による、大手の流通にはのりにくい写真集を中心としたアートブックを集めたギャラリー併設の店。1970年竣工の山岸薬局ビルヂングに入っている小さな書店『if you』は店主の思想が反映された芯のあるセレクトが魅力的です。『6号室』では、いろいろな人が選書した本を手に取れます」
さらに、日常とアートの垣根を取り払っているのが、生活道具店の傍らにひっそりと佇む『Keijiban』だ。その名の通り、掲示板のように現代アートが展示され、24時間いつでも鑑賞することができる。15日ごとに作品が替わり、誰もが通りすがりにアートに触れられるスポットになっている。同じオーナーによるギャラリー『秋霖館』では、半年間一つの展示が続くので、じっくりと何度も観に行きたいという人を惹きつけている。
「多くの住人が、お茶やお花を嗜んでいるなど、ふとしたところに文化の奥深さを感じます。また、緑がたくさんあり、犀川を中心に水もほうぼうに流れている。街なのに自然が豊かで、体にフィットする感覚があって落ち着きます。たくさんの文化が凝縮しているので、知れば知るほど引き込まれ、何度訪れても新しい発見がある街だと思います」

建築やアートを巡る旅。石川・金沢で出合った17のスポット。中編東京から移住した店主が2025年にオープンした独立系書店『if you』(金沢市石引1‒13‒30‒2F)。コミュニティスペースでもある昭和45年建築の商業ビルの2 階で〝生存と抵抗〞をテーマとした新刊やZINEなど、志ある本を揃えている。 | 東京から移住した店主が2025年にオープンした独立系書店『if you』(金沢市石引1‒13‒30‒2F)。コミュニティスペースでもある昭和45年建築の商業ビルの2 階で〝生存と抵抗〞をテーマとした新刊やZINEなど、志ある本を揃えている。
東京から移住した店主が2025年にオープンした独立系書店『if you』(金沢市石引1‒13‒30‒2F)。コミュニティスペースでもある昭和45年建築の商業ビルの2 階で〝生存と抵抗〞をテーマとした新刊やZINEなど、志ある本を揃えている。
建築やアートを巡る旅。石川・金沢で出合った17のスポット。中編橋場交差点にある『金沢文芸館』(金沢市尾張町1‒7‒10)。1929年竣工の銀行だった建物で、擬ルネサンス様式の外観はほぼ当時のまま。入り口を入ると、銀行時代から使われていたカウンターを目にすることができる。 | 橋場交差点にある『金沢文芸館』(金沢市尾張町1‒7‒10)。1929年竣工の銀行だった建物で、擬ルネサンス様式の外観はほぼ当時のまま。入り口を入ると、銀行時代から使われていたカウンターを目にすることができる。
橋場交差点にある『金沢文芸館』(金沢市尾張町1‒7‒10)。1929年竣工の銀行だった建物で、擬ルネサンス様式の外観はほぼ当時のまま。入り口を入ると、銀行時代から使われていたカウンターを目にすることができる。
建築やアートを巡る旅。石川・金沢で出合った17のスポット。中編『四知堂kanazawa』と同建物内にある『SKLo』。香林坊にあるチェコのものを中心としたアンティークショップ『SKLO room accessories』のギャラリーとして移転オープン。古物骨董と現代アーティストの展示を画・開催している。 | 『四知堂kanazawa』と同建物内にある『SKLo』。香林坊にあるチェコのものを中心としたアンティークショップ『SKLO room accessories』のギャラリーとして移転オープン。古物骨董と現代アーティストの展示を画・開催している。
『四知堂kanazawa』と同建物内にある『SKLo』。香林坊にあるチェコのものを中心としたアンティークショップ『SKLO room accessories』のギャラリーとして移転オープン。古物骨董と現代アーティストの展示を画・開催している。
建築やアートを巡る旅。石川・金沢。前編築100年の油問屋の建物に『四知堂kanazawa』と『SKLo』が入る。入り口にある丸窓やすりガラスなど、大正時代の和洋折衷の意匠もかわいい。どちらの店も農業や空間スタイリングなど様々な活動をしている塚本美樹(よしき)さんがオーナー | 築100年の油問屋の建物に『四知堂kanazawa』と『SKLo』が入る。入り口にある丸窓やすりガラスなど、大正時代の和洋折衷の意匠もかわいい。どちらの店も農業や空間スタイリングなど様々な活動をしている塚本美樹(よしき)さんがオーナー。
築100年の油問屋の建物に『四知堂kanazawa』と『SKLo』が入る。入り口にある丸窓やすりガラスなど、大正時代の和洋折衷の意匠もかわいい。どちらの店も農業や空間スタイリングなど様々な活動をしている塚本美樹(よしき)さんがオーナー。
建築やアートを巡る旅。石川・金沢で出合った17のスポット。中編『金沢文芸館』3 階の文芸フロア。泉鏡花文学賞受賞者の作品などが並ぶ。2階は、1960年代に金沢に住み「もう一つの故郷」と表現した五木寛之の全著作や直筆原稿を展示。1階は文芸を愛する人の交流サロンになっている。 | 『金沢文芸館』3 階の文芸フロア。泉鏡花文学賞受賞者の作品などが並ぶ。2階は、1960年代に金沢に住み「もう一つの故郷」と表現した五木寛之の全著作や直筆原稿を展示。1階は文芸を愛する人の交流サロンになっている。
『金沢文芸館』3 階の文芸フロア。泉鏡花文学賞受賞者の作品などが並ぶ。2階は、1960年代に金沢に住み「もう一つの故郷」と表現した五木寛之の全著作や直筆原稿を展示。1階は文芸を愛する人の交流サロンになっている。
建築やアートを巡る旅。石川・金沢で出合った17のスポット。中編ベルギー出身のオリビエ・ミニョンさんが主宰するギャラリー『秋霖館(しゅうりんかん)』(金沢市池田町4‒33)。大正時代の洋裁学校を改装した同名の建物の2 階にあり、自然光のなかでじっくりと鑑賞できる。オリジナルエディションも制作。予約制。 | ベルギー出身のオリビエ・ミニョンさんが主宰するギャラリー『秋霖館(しゅうりんかん)』(金沢市池田町4‒33)。大正時代の洋裁学校を改装した同名の建物の2 階にあり、自然光のなかでじっくりと鑑賞できる。オリジナルエディションも制作。予約制。
ベルギー出身のオリビエ・ミニョンさんが主宰するギャラリー『秋霖館(しゅうりんかん)』(金沢市池田町4‒33)。大正時代の洋裁学校を改装した同名の建物の2 階にあり、自然光のなかでじっくりと鑑賞できる。オリジナルエディションも制作。予約制。
建築やアートを巡る旅。石川・金沢で出合った17のスポット。中編『石川県立歴史博物館』第2棟の内部。木造部分をなるべく保存するため、鉄骨の柱や梁の骨組みを新たに追加。レンガ外壁と緊結して構造補強をしている。第1棟は鉄筋コンクリート構造、第3棟はバットレス補強採用。 | 『石川県立歴史博物館』第2棟の内部。木造部分をなるべく保存するため、鉄骨の柱や梁の骨組みを新たに追加。レンガ外壁と緊結して構造補強をしている。第1棟は鉄筋コンクリート構造、第3棟はバットレス補強採用。
『石川県立歴史博物館』第2棟の内部。木造部分をなるべく保存するため、鉄骨の柱や梁の骨組みを新たに追加。レンガ外壁と緊結して構造補強をしている。第1棟は鉄筋コンクリート構造、第3棟はバットレス補強採用。
建築やアートを巡る旅。石川・金沢で出合った17のスポット。中編松本さんが大好きな喫茶店『コーヒーハウス ぼんじん』(金沢市小立野1‒9‒1)。1972年に現マスターの父親が開業。「マスターの所作が本当に美しくて、いいところでお茶をしている気分に。ここで本を読むこともあります」 | 松本さんが大好きな喫茶店『コーヒーハウス ぼんじん』(金沢市小立野1‒9‒1)。1972年に現マスターの父親が開業。「マスターの所作が本当に美しくて、いいところでお茶をしている気分に。ここで本を読むこともあります」
松本さんが大好きな喫茶店『コーヒーハウス ぼんじん』(金沢市小立野1‒9‒1)。1972年に現マスターの父親が開業。「マスターの所作が本当に美しくて、いいところでお茶をしている気分に。ここで本を読むこともあります」
『秋霖館』を主宰するオリビエさんが設置した『Keijiban』(金沢市高岡町18‒13)。「屋外掲示板をそのままギャラリーにするという試みで、気づく人だけが気づく、というユニークなアートスペースです」と、松本さん。建築やアートを巡る旅。石川・金沢で出合った17のスポット。中編 | 『秋霖館』を主宰するオリビエさんが設置した『Keijiban』(金沢市高岡町18‒13)。「屋外掲示板をそのままギャラリーにするという試みで、気づく人だけが気づく、というユニークなアートスペースです」と、松本さん。
『秋霖館』を主宰するオリビエさんが設置した『Keijiban』(金沢市高岡町18‒13)。「屋外掲示板をそのままギャラリーにするという試みで、気づく人だけが気づく、というユニークなアートスペースです」と、松本さん。
建築やアートを巡る旅。石川・金沢で出合った17のスポット。中編すみれハウスというアパートの2階にある本屋『6号室』(金沢市長町1‒4‒34)。棚ごとに異なる選者がセレクトした本が並ぶ。「単に消費するのではなく、本を媒介としたケアのための場所にしたいと、この形に」と、店長の神野元次郎さん。 | すみれハウスというアパートの2階にある本屋『6号室』(金沢市長町1‒4‒34)。棚ごとに異なる選者がセレクトした本が並ぶ。「単に消費するのではなく、本を媒介としたケアのための場所にしたいと、この形に」と、店長の神野元次郎さん。
すみれハウスというアパートの2階にある本屋『6号室』(金沢市長町1‒4‒34)。棚ごとに異なる選者がセレクトした本が並ぶ。「単に消費するのではなく、本を媒介としたケアのための場所にしたいと、この形に」と、店長の神野元次郎さん。
建築やアートを巡る旅。石川・金沢で出合った17のスポット。中編今年3月にオープンした、羽釜炊きご飯の定食屋。『※(こめじるし)』(金沢市大手町2‒25)。「朝からお米が食べられる お店が少ないのでここの存在は嬉しい。週替わりのランチも和からエスニック、中華まで幅広いんです。 | 今年3月にオープンした、羽釜炊きご飯の定食屋。『※(こめじるし)』(金沢市大手町2‒25)。「朝からお米が食べられる
お店が少ないのでここの存在は嬉しい。週替わりのランチも和からエスニック、中華まで幅広いんです。
今年3月にオープンした、羽釜炊きご飯の定食屋。『※(こめじるし)』(金沢市大手町2‒25)。「朝からお米が食べられる お店が少ないのでここの存在は嬉しい。週替わりのランチも和からエスニック、中華まで幅広いんです。
建築やアートを巡る旅。石川・金沢で出合った17のスポット。中編インテリアショップ『Cazahana』(金沢市尾張町1‒8‒1)の外観。1928年竣工の、旗などを扱っていた旧村松商店の建物で、モダンな鉄筋コンクリート3階建て。青色のタイルの連なりが印象的な、アールデコ調の外観になっている。 | インテリアショップ『Cazahana』(金沢市尾張町1‒8‒1)の外観。1928年竣工の、旗などを扱っていた旧村松商店の建物で、モダンな鉄筋コンクリート3階建て。青色のタイルの連なりが印象的な、アールデコ調の外観になっている。
インテリアショップ『Cazahana』(金沢市尾張町1‒8‒1)の外観。1928年竣工の、旗などを扱っていた旧村松商店の建物で、モダンな鉄筋コンクリート3階建て。青色のタイルの連なりが印象的な、アールデコ調の外観になっている。
建築やアートを巡る旅。石川・金沢で出合った17のスポット。中編すみれハウスの2号室にあるのが、日本を中心とした手仕事のものを扱う店『絲佳』。店主が母親とともに作っているオリジナルブランドの服から、遠州織物のブランド〈HUIS〉など、身に着けて心地いいものが揃う。 | すみれハウスの2号室にあるのが、日本を中心とした手仕事のものを扱う店『絲佳』。店主が母親とともに作っているオリジナルブランドの服から、遠州織物のブランド〈HUIS〉など、身に着けて心地いいものが揃う。
すみれハウスの2号室にあるのが、日本を中心とした手仕事のものを扱う店『絲佳』。店主が母親とともに作っているオリジナルブランドの服から、遠州織物のブランド〈HUIS〉など、身に着けて心地いいものが揃う。
建築やアートを巡る旅。石川・金沢で出合った17のスポット。中編『書架の周辺』や松本さんの店『ことのは不動産』、ジュエリーショップ『soyoh』が入った築100年の町家。使い込まれた木造建築の静かな佇まいが、それぞれの店で過ごすゆっくりとした時間をより豊かに感じさせてくれる。 | 『書架の周辺』や松本さんの店『ことのは不動産』、ジュエリーショップ『soyoh』が入った築100年の町家。使い込まれた木造建築の静かな佇まいが、それぞれの店で過ごすゆっくりとした時間をより豊かに感じさせてくれる。
『書架の周辺』や松本さんの店『ことのは不動産』、ジュエリーショップ『soyoh』が入った築100年の町家。使い込まれた木造建築の静かな佇まいが、それぞれの店で過ごすゆっくりとした時間をより豊かに感じさせてくれる。
建築やアートを巡る旅。石川・金沢で出合った17のスポット。中編白壁を基調とした『Cazahana』の店内。自然の造形が美しい石や珊瑚、貝のオブジェ、店主が国内外から買い付けをしてきた作家の器から、ヴィンテージの小物や家具まで他ではなかなか見られない独自のセレクトに心が躍る。 | 白壁を基調とした『Cazahana』の店内。自然の造形が美しい石や珊瑚、貝のオブジェ、店主が国内外から買い付けをしてきた作家の器から、ヴィンテージの小物や家具まで他ではなかなか見られない独自のセレクトに心が躍る。
白壁を基調とした『Cazahana』の店内。自然の造形が美しい石や珊瑚、貝のオブジェ、店主が国内外から買い付けをしてきた作家の器から、ヴィンテージの小物や家具まで他ではなかなか見られない独自のセレクトに心が躍る。
建築やアートを巡る旅。石川・金沢で出合った17のスポット。中編「ここのスープを飲むと優しい気持ちになる」と松本さんが絶賛するのは、すみれハウス3号室のスープの店『eden』。写真は1日10皿限定のランチセットのスープ。その日に手に入る旬な材料で心のこもった滋味深いスープを提供。 | 「ここのスープを飲むと優しい気持ちになる」と松本さんが絶賛するのは、すみれハウス3号室のスープの店『eden』。写真は1日10皿限定のランチセットのスープ。その日に手に入る旬な材料で心のこもった滋味深いスープを提供。
「ここのスープを飲むと優しい気持ちになる」と松本さんが絶賛するのは、すみれハウス3号室のスープの店『eden』。写真は1日10皿限定のランチセットのスープ。その日に手に入る旬な材料で心のこもった滋味深いスープを提供。
建築やアートを巡る旅。石川・金沢で出合った17のスポット。中編『soyoh』ではサファイアを中心としたリングのみを制作。じっくりと対話しながら自分自身と向き合い、大切な一本を選ぶという場所に。女性の美しさや生き方をジュエリーを通して表現する。完全アポイントメント制。 | 『soyoh』ではサファイアを中心としたリングのみを制作。じっくりと対話しながら自分自身と向き合い、大切な一本を選ぶという場所に。女性の美しさや生き方をジュエリーを通して表現する。完全アポイントメント制。
『soyoh』ではサファイアを中心としたリングのみを制作。じっくりと対話しながら自分自身と向き合い、大切な一本を選ぶという場所に。女性の美しさや生き方をジュエリーを通して表現する。完全アポイントメント制。
建築やアートを巡る旅。石川・金沢で出合った17のスポット。中編メゾネットタイプのアパートメントホテル『YALDA』(金沢市本多町3‒1‒28)。ジャスパー・モリソンの椅子が置かれた2名までの部屋と、ボーエ・モーエンセンのダイニングセットが置かれた5名まで滞在できる部屋の、2組限定。 | メゾネットタイプのアパートメントホテル『YALDA』(金沢市本多町3‒1‒28)。ジャスパー・モリソンの椅子が置かれた2名までの部屋と、ボーエ・モーエンセンのダイニングセットが置かれた5名まで滞在できる部屋の、2組限定。
メゾネットタイプのアパートメントホテル『YALDA』(金沢市本多町3‒1‒28)。ジャスパー・モリソンの椅子が置かれた2名までの部屋と、ボーエ・モーエンセンのダイニングセットが置かれた5名まで滞在できる部屋の、2組限定。
 
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加賀百万石と謳われた北陸の城下町。街の中心を挟むように犀川と浅野川が流れる。街なかの移動は頑張れば徒歩で回れ、路地を入ったところに個人店があるなど意外な出合いがあるので、ぜひ街歩きするのをお勧め。他に路線バスや主要観光地を循環する「城下まち金沢周遊バス」、レンタサイクルもあるので移動手段には事欠かない。2009年にユネスコ創造都市(クラフト部門)に認定。東京から北陸新幹線で約2時間30分。

石川・金沢を旅した様子は、前編、もっとその土地を味わうための本は後編で紹介。

建築やアートを巡る旅。石川・金沢 松本有未 『ことのは不動産』代表

松本有未『ことのは不動産』代表

石川県生まれ。金沢大学卒業後、出版社や金沢R不動産を経て、2014年『ことのは不動産』を設立。中古住宅や古い物件の魅力を丁寧に掘り起こし、それぞれの人に合う不動産仲介を行う他、空き家を地域に開くNPOを運営。

photo : Masanori Kaneshita illustration : naohiga edit & text : Wakako Miyake

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