INTERIOR 部屋を整えて、心地よく住まうために。
天窓から自然光が差し込む、春色に包まれたベッドルーム。フィリックス・コンランとエミリー・スミス、奈良の小さな「森の家」ができるまで。#6June 03, 2026
Bedroom

春の景色を写した、ディテールを愛でる空間。
意外にも畳に布団というベッドルームは、優しいピンクの壁に鮮やかなグリーンの畳。バスルーム同様に桜が咲く春を思わせる。窓の外には畑から続いていく山の景色が広がり、室内にいながら自然を心ゆくまで感じられる空間となっている。布団に横になり、新たに取り付けた天窓から見る星空は「最高の眺め」と二人は口を揃える。
吉野杉を使った壁収納は、エアコンを隠したルーバー、クローゼット、小さな引き出しなど役割を分けた収納スペース。畳の組み方をモチーフにデザインされており、6畳が壁に敷いてあるようなデザインだ。フィリックスさんが手がける床の木製タイルのサイズもまた、ちょうど畳1枚の12分の1。畳を基準に考えるデザインからは、日本に馴染みながらも暮らしに新しい息吹を与えたいと考える、フィリックスさんの思いが伝わる。
バスルームとの境界である曲線を描く壁は珪藻土で塗られ、屋根の三角形へと繋がっていく。そこには独特のシャドウが生まれ、とりわけフィリックスさんのお気に入りのコーナーとなっている。
Felix Conran/フィリックス・コンラン家具デザイナー
1994年オーストラリア生まれ。 ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ在学中に起業。2018年には父と家具ブランド〈メーカー&サン〉を創業。Instagram@felixconran www.felixconran.com
Emily Smith/エミリー・スミスドキュメンタリープロデューサー
1993年イギリス生まれ。ロンドン大学キングス・カレッジを卒業後、ドキュメンタリー映画の制作に携わる。SNSで東吉野の生活を発信中。Instagram@down2forage
photo : Haruhi Okuyama text : Mako Yamato cooperation : Kazuki Nakamori (OFFICE CAMP)






















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