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草間彌生の貴重な初期作から伝説の版画工房まで。大分県立美術館で『ラブ! ヴァンガード!! 前衛を愛した、あるコレクターの眼』が開催中。July 14, 2026 /〔PR〕

草間彌生 《かぼちゃ》1990年 Wコレクション ©YAYOI KUSAMA 画像転載不可
草間彌生 《かぼちゃ》1990年 Wコレクション ©YAYOI KUSAMA 画像転載不可

一人のコレクターの眼が捉えた「前衛」の軌跡。

 大分県立美術館(OPAM)にて、一人のコレクターの卓越した審美眼によって築き上げられた「Wコレクション」の全貌を紹介する展覧会『ラブ! ヴァンガード!! 前衛を愛した、あるコレクターの眼 ―草間彌生、ヘイター and more』が開催中。前衛や革新、先駆者という意味を持つ「ヴァンガード」という言葉をキーワードに、時代を切り拓いてきた世界的なアーティストたちの作品が競演する。会期は2026年8月16日(日)まで。

 本展の主役となる「Wコレクション」とは、経営者でもあるコレクターのW氏が、自身の審美眼で見いだし、長年にわたって蒐集してきたコレクション。その原点となったのは、20世紀の巨匠たちの版画制作を支えたイギリス出身の画家・銅版画家であるスタンリー・ウィリアム・ヘイター。パリやニューヨークの工房「アトリエ17」を拠点に、ピカソやミロ、ポロックらの表現を支えたヘイターの油彩や版画約20点を通じて、コレクターの歩みの始まりを辿るところから展覧会はスタートする。

 そして、コレクションの中核をなすのが、世界的な芸術家・草間彌生の作品群。初期の貴重なドローイングから、ニューヨーク時代の作品、帰国後に制作した布を用いた立体作品(ソフトスカルプチュア)、コラージュ、版画、そして圧倒的な没入感を味わえる大型インスタレーションまで、約80点を一挙に公開。作家の全キャリアを網羅した貴重なコレクションを体感できる。

草間彌生 《永劫回帰》1988-1991年 Wコレクション ©YAYOI KUSAMA 画像転載不可 「草間彌生の『軌跡』と『奇跡』——W Collection & More 1951–2005」展(台北・北師美術館、2024–2025年)での展示風景 提供:北師美術館 撮影:劉薳粲 | 草間彌生 《永劫回帰》1988-1991年 Wコレクション ©YAYOI KUSAMA 画像転載不可 「草間彌生の『軌跡』と『奇跡』——W Collection & More 1951–2005」展(台北・北師美術館、2024–2025年)での展示風景
提供:北師美術館 撮影:劉薳粲
草間彌生 《永劫回帰》1988-1991年 Wコレクション ©YAYOI KUSAMA 画像転載不可 「草間彌生の『軌跡』と『奇跡』——W Collection & More 1951–2005」展(台北・北師美術館、2024–2025年)での展示風景 提供:北師美術館 撮影:劉薳粲
ニューヨークの「アトリエ17」にてヘイター(右)。1940-45年頃 Courtesy of Carla Esposito Hayter | ニューヨークの「アトリエ17」にてヘイター(右)。1940-45年頃
Courtesy of Carla Esposito Hayter
ニューヨークの「アトリエ17」にてヘイター(右)。1940-45年頃 Courtesy of Carla Esposito Hayter
スタンリー・ウィリアム・ヘイター《Cinq personnages》1946年 Wコレクション
スタンリー・ウィリアム・ヘイター《Cinq personnages》1946年 Wコレクション
スタンリー・ウィリアム・ヘイター《Fastnet》1985年 Wコレクション
スタンリー・ウィリアム・ヘイター《Fastnet》1985年 Wコレクション

 さらには、日本の「ヴァンガード」も一堂に会する。W氏が青春時代を過ごした高度経済成長期の日本は前衛美術の最盛期。田中敦子や白髪一雄、嶋本昭三ら「具体美術協会」の面々をはじめ、河原温、山下菊二、山田正亮ら日本の戦後前衛美術を代表する作家たち、そして奈良美智や中村一美といった現代のアートシーンを牽引する作家たちの作品まで、新たな時代の空気に共鳴し、進化を続けるコレクションの多様な世界が広がる。

 アートの歴史は常に常識を打ち破る先駆者たちがつくり出し、その表現を見いだしたコレクターの存在によって支えられてきたことを深く実感する展覧会。この夏は、大分で繰り広げられている前衛芸術の競演を、ぜひ体感したい。

河原温《MAY 12, 1988》 1988年 《Today》(1966〜2013)より ©One Million Years Foundation
河原温《MAY 12, 1988》 1988年 《Today》(1966〜2013)より ©One Million Years Foundation
中村一美《存在の鳥205》2008年
中村一美《存在の鳥205》2008年

Event Informationラブ! ヴァンガード!! 前衛を愛した、あるコレクターの眼 ―草間彌生、ヘイター and more

会期:2026年6月13日(土)~8月16日(日) 休展日なし
時間:10:00~19:00 ※金曜日・土曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
会場:大分県立美術館 3階 展示室B(大分県大分市寿町2-1)
料金:一般 ¥1,500、高校生¥1,200
問合せ:大分県立美術館 ☎097-533-4500
コレクターW氏へのロングインタビューや作品の高精細図版を収録した公式図録(¥2,970、ライブアートブックス発行)も販売中。

公式サイト

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