LIFESTYLE ベターライフな暮らしのこと。
10年かけて集めた、手仕事のフランス陶器が並ぶ食器棚。WARD OFFICE代表・TEAアドバイザー、ウォード美奈子さんの器の楽しみ方。October 24, 2026

お茶の時間は〈アスティエ・ド・ヴィラット〉で。
学生時代から器集めに熱心だった、ウォード美奈子さん。10年ほど前からコレクションしているのが、フランスのイヴァン・ペリコリとブノワ・アスティエ・ド・ヴィラットによるライフスタイルブランド〈アスティエ・ド・ヴィラット〉の器だ。
「ヨーロッパに出張に行くことが多く、そこで食器に対する文化を感じました。みんな、お気に入りの器を一枚一枚、丁寧に買っていくんです」
それは、食への楽しみや美しさを大事にする、心持ちのようなもの。
「だから、私も一度に揃えるのではなく、パリやロンドンに行くたび、少しずつ買い集めてきました。10年かけてだいぶ充実したと思います」
イヴァンとブノワが産業革命以前の器作りの手法を蘇らせ、一つ一つ手仕事で製作。歪みや釉薬のムラすらも〝美〞に昇華させた。
「でも見た目通り、それほど頑丈な器ではありません。ちょっとぶつけるとすぐに欠けてしまう。そのはかなさもいいし、ムラや不揃いな形など完璧でないところに惹かれるのだと思います。それほど丁寧な暮らしはできないけれど、この白い器には、ふさわしいお菓子や料理を盛り付けたくなります。アスティエを軸にしていろいろな組み合わせを考えるのが楽しいんです。おままごとに近いのかもしれませんね」
また、見立てることでも、大きく魅力が変わる。例えば、美奈子さんは茶道具としても愛用。抹茶碗や茶巾筒をアスティエに。他の道具も貴婦人がパウダー入れにしていたガラス瓶や黒檀の小物入れなど、イギリスのアンティーク品などで擬ぎする。これらを茶箱に入れて、近所の公園で野点をするのが、最近の楽しみだという。中国茶も同様で、オノエコウタの陶板と合わせたボウルは、茶盤として使っている。
「見立てるのが得意なんです。海外の蚤の市で古い器や道具を探すのも好きなのですが、アスティエはアンティークとの相性がいい。自分の感性でしつらえられるのが魅力です」

ウォード美奈子WARD OFFICE代表・TEAアドバイザー
展示会や販売会のディスプレイや撮影の他、作家、ミュージシャンなどのPRも行っている。
photo : Masanori Kaneshita edit & text : Wakako Miyake



















































