台湾茶のある風景
都会のオアシスのような茶芸館で、選りすぐりの東方美人茶を楽しむ。October 25, 2026
減字木蘭花(チェンツームーランホワ)
北宋時代の詞牌から名づけられた茶芸館。往来が激しい市民大道近くにありながら、館内には静謐で優美な時間が流れる。店主の莊秋虹さんは、かつて高価な鉄瓶を購入したことをきっかけに茶の世界に魅せられ、中華茶藝聯合促進会の幹部を務めた経験もある茶人。主宰する教室では台湾茶の特性や製法、理論などを伝え、100人近い生徒が学ぶ。2026年秋からは旅行者も利用できる茶芸館となり、コンテストで受賞した希少な台湾茶のほか、点心やケーキも味わえる場所に。さらに、古来の漢服をモダンにアレンジしたオリジナル衣装も用意され、思い思いに撮影を楽しめる。この日、庭の緑を眺めながらいただいたのは、新竹県北埔産の東方美人茶。烏龍茶のなかでも発酵度が高く、ウンカという小さな虫に吸汁された茶葉が蜜のような独特な香りをもつことで知られる。ここでは「青心大冇」という品種のものを使用。雑味のないクリーンな味わいと、ライチを思わせるような上品な甘さに魅了される。
減字木蘭花(チェンツームーランホワ)
茶席コースは2500元、4時間半。▽台北市大安區市民大道三段208號 ☎02−2752−8058 週2回開放 11月以前は電話、以降はネットで要予約。
photo : Ivy Chen text : Mari Katakura








































