台湾茶のある風景
隠れ家的なティーサロンで味わう、希少な肉桂烏龍茶とティーモクテル。September 27, 2026
ASABANTEA(アサバンティー)
大稲埕の古い家屋の4階。カフェを通り抜けて階段を上ると、風情溢れるカウンター形式のティーサロンが現れる。店を営むのは、流ちょうな日本語を話すアーサー・チュアンさん。京都の大学でプロダクトデザインを学び、老舗茶筒店『開化堂』で働いた経験をもつ。台湾に戻った後は、宜蘭県の仏教道場で、「形式にとらわれない台湾茶道」を学び、5年前にこの店を開いた。現在は欧米やアジアの様々な茶のイベントに招かれ、各地で台湾茶の魅力を伝えている。店では希少な茶葉を約50種扱うほか、ティーモクテルも提供。この日いただいたのは、南投県産の「肉桂烏龍茶」。肉桂とは、中国・武夷山で栽培される岩茶の代表的な品種であり、こちらは南投県に持ち込まれ、栽培されているもの。中発酵、軽焙煎に仕上げた烏龍茶は、花や果実、キャラメルを思わせる香りが幾重にも重なり、奥行きのある味わい。店自慢の手作りのみたらし団子とともに味わえば、台湾茶の世界がより豊かに広がっていく。
ASABANTEA(アサバンティー)
「OMAKASE」コースで提供。1000元で2種類のお茶と茶菓子付き。▽台北市大同區歸綏街218−1號4F 13時~19時 水木休 インスタグラムで予約。
photo : Ivy Chen text : Mari Katakura







































