MUSIC 心地よい音楽を。
今月の選曲家 haruka nakamuraSeptember 28, 2018
September 28 – October 04, 2018
Saturday Morning
![](https://img.andpremium.jp/2018/09/28212840/122968559.jpg)
輝かしい朝がきた。
これは新しい一日の始まりなのだ。
今日、これから生まれ変わる。
カーテンをひらいて、太陽の光を迎えよう。
窓を開けて、新鮮な空気を吸い込もう。
花の水を変えよう。珈琲を淹れよう。
いつだってやり直して良いのなら、
今日がその日だってかまわないはずだ。
これは新しい一日の始まりなのだ。
今日、これから生まれ変わる。
カーテンをひらいて、太陽の光を迎えよう。
窓を開けて、新鮮な空気を吸い込もう。
花の水を変えよう。珈琲を淹れよう。
いつだってやり直して良いのなら、
今日がその日だってかまわないはずだ。
こころに、小さな歌が流れる。
新しい日々が、はじまった。
アルバム『小さな歌』収録。
Sunday Night
![](https://img.andpremium.jp/2018/09/28212757/a0152078045_10-700x700.jpg)
ステンドグラスから西日が差し込む。
なんとも言えない、あたたかなひかり。
手のひらにその温もりを集める。
この教会は、いつも誰もいない。
たまにおばあさんが一人でお祈りを捧げている。
「神さま、どうか全てをお赦しください」
なんとも言えない、あたたかなひかり。
手のひらにその温もりを集める。
この教会は、いつも誰もいない。
たまにおばあさんが一人でお祈りを捧げている。
「神さま、どうか全てをお赦しください」
中庭で遊ぶ子供達の声が聞こえる。
修道院の鐘の音が響いた。
日曜の夕べを知らせる鐘。
時計は17時を指している。
宣教師の言葉が最後に流れる、
シンプルなピアノのあの歌。
聖歌のピアノがいつまでも静かに
終わりゆくあの歌。
君が好きだった、あの歌。
家に帰ろう。
教会に別れの挨拶をする。
神さま、どうかいつまでもあの人をお見守りください。
帰り道には、ただ歌が流れていた。
アルバム『Sprained Ankle』収録。
音楽家 haruka nakamura
![](https://img.andpremium.jp/2018/09/06173800/haruka-nakamura-300x300.jpeg)
青森県出身。杉本博司「江之浦測候所」の映像音楽を制作。CITIZENの音楽を3シーズンに渡り務め、2018年、100周年記念の映像音楽を手がける。ミロコマチコ、柴田元幸とセッションを重ねる。現在は来年に向けて、新たに開始するバンド編成での音楽を準備中。