台湾小吃めぐり

初めて訪れた麺の専門店では、まず炸醬麵を頼む。【台北小吃めぐり】June 27, 2026

『南川麵館 ナンチュワンミエングワン』の「炸醬麵 ジャージャンミエン」。

「酸辣炸醬麵」小サイズ110元。よくかき混ぜてからいただこう。
「酸辣炸醬麵」小サイズ110元。よくかき混ぜてからいただこう。

食いしん坊で料理上手な台湾人の夫は、初訪問の麺の専門店では決まって「炸醬麵」を注文する。中国から台湾に伝わってきた炸醬麵はさまざまな種類があるが、主に甘塩っぱく炒められた豚肉そぼろが添えられた汁なし麺のこと。夫によれば、シンプルだからこそ、その店の料理スタイルがよくわかるのだそうだ。今のところ我が家が台北で最も好きなのが、香り豊かなたれにモチモチの麺が絡んだ『南川麵館』のもの。プレーン、ピリッと辛い花椒が効いた「素椒」、辛味に酸味が加わった「酸辣」、3種類の炸醬麵がある。これにザーサイと豚肉の細切りが入ったスープ「榨菜肉絲湯」と、その日の気分でいくつかの小皿料理を合わせるのが、私の台湾暮らしのささやかな幸せだ。

南川麵館 ナンチュワンミエングワン

台北市大安區和平東路三段91號 ☎02−2732−5580 11:30〜20:30 日曜が固定休のほか、毎月異なる休業日が店頭に張り紙で告知される。

※この記事は、No. 151 2026年7月号「&Taipei」に掲載されたものです。


台北在住ライター 近藤 弥生子

近藤弥生子
台北在住の編集・ライター。カルチャー界隈からオードリー・タンまで、生活者目線で取材し続ける。著書に『オードリー・タンの思考 IQよりも大切なこと』(ブックマン社)、『オードリー・タン母の手記「成長戦争」自分、そして世界との和解』(KADOKAWA)がある。

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