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エッセイスト・柳沢小実さんに聞いた、よく働き、よく休むための、時間と余白のつくり方。 Step 3.「力の抜き方を知る」June 25, 2026
さまざまな分野で活躍する人の働く姿勢や生き方を尋ねた&Premium151号(2026年7月号)「仕事と生き方」より、エッセイスト・柳沢小実さんの「よく働き、よく休むための、時間と余白のつくり方」を紹介します。
Step 3.力の抜き方を知る。



自分を甘やかすことも仕事のうち。
ここまで学んできたのは、時間の管理の仕方と生み出し方。ただ、効率化を極めてばかりでは疲れてしまう。程よく力を抜いて休むことも必要だ。
「執筆など負荷が大きい仕事は、一日のうちそう長い時間はできません。私の場合は、午前中から14時頃までが脳のゴールデンタイムなので、この時間は頑張りますが、以降は軽い仕事に割り当てています。集中力が続く時間は負荷をかけて、それ以外は手放す。メリハリをつけること」
ちょっとでも余裕ができると、つい先回りしてできることを考えてしまうが、「しないことを決めるのも大切ですよ」と柳沢さんは続ける。
「作り置きはしない、アイロンをかけない、夜は洗い物をしない、考えごともしない……。そのようにあらかじめ決めておかないと、たくさんのタスクに追われて頭も体も休まりません。お風呂に浸かったり、趣味に没頭したり、何もせずにぼんやりしたり。夜、自分の時間を確保するために、本当にやらなければならないこと以外は後回しに」
あまり無理をせず、心と体のコンディションを安定させることで、結果的には仕事もプライベートも充実させられる。
「心が折れそうなときに、自分を幸せにしてくれるものや行動の引き出しがたくさんあるといいですよね。大好物のスイーツを食べるとか、自分のために花を買うとか。『落ち込んだときの復活の魔法』と称して、手帳に書き出しています」
プライベートの予定を詰め込んだ手帳も心を保つひとつの道具。数日に一度、楽しかった時間を振り返り、出かけた先で持ち帰ってきたショップカードや包み紙を正方形にパンチして、見開き1か月の月間ページに日記のように貼り付けている。
「たとえ『何もしなかった』と思うような日でも、きちんと振り返ると『意外といいことあったな』と思えます。自分に甘くして、毎日を肯定することが、心身を保つ一番の方法かもしれません」
柳沢 小実エッセイスト
やなぎさわ・このみ 1975年東京都生まれ。衣食住や収納、旅などの分野でこれまで多数の書籍を執筆。近年は楽しい自己管理を志向した手帳術を発信し、手帳の監修も行う。最新刊は『「自分ログ」で毎日が変わる 手帳のある暮らし』(大和書房)。
photo : Ayumi Yamamoto





































