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エッセイスト・柳沢小実さんに聞いた、よく働き、よく休むための、時間と余白のつくり方。 Step 1.「時間の使い方を見直す」June 23, 2026
さまざまな分野で活躍する人の働く姿勢や生き方を尋ねた&Premium151号(2026年7月号)「仕事と生き方」より、エッセイスト・柳沢小実さんの「よく働き、よく休むための、時間と余白のつくり方」を紹介します。

Step 1.時間の使い方を見直す。



「何も続かない人間だった」自分を律する。
忙しい生活が続くと、そもそも何に、どれくらいの時間を使っているのかわからなくなってしまいがち。まずはひとつひとつの自分の動きを把握して、整理するところから始めたい。
「予定を細かく書き出してみると、意外と余白があることに気づきます」と柳沢小実さん。とはいえ職業柄、執筆やリサーチに熱中して、つい時間を忘れてしまうことも多いのではないだろうか。
「心に刻んでいるのが、『時間をかけるほど時給が下がる。プロならこだわりたいからと無限に時間をかけてはいけない』という言葉。執筆のような長丁場のプロジェクトほど、遅れが積み重なると巻き返せず、質にも悪影響が出ます。だからそれぞれの仕事には必ず、かけていい時間を決める。タイマーで区切って、集中力を高めています」
細かな予定の管理は仕事にとどまらず、プライベートでも。最たるものが朝晩のルーティンだ。
「食事の時間を固定したり、朝起きてから仕事をするまでや、仕事を終えてから寝るまでにすることを細かく決めたり。すると、仕事に使える時間が明確に逆算できるようになる。それから先々のレジャーの予定を、先取りしてスケジュールに組み込んでおくのもおすすめ。後回しにしそうなことほど、先に決めておくと見通しが立てられます」
どうしても時間のかかるインプット作業は、音声メディアで効率よく行っている。
「朝の散歩の時間にニュースやラジオ、関心のあるポッドキャストを1時間ほど聴くようにしています。音で情報を摂取すると、声の様子やリズムで『ここがポイントだな』と理解しやすい」
柳沢さんはもともと「何も続かない人間だった」と振り返る。それではいけないと何度も試行錯誤し、自分を快適にする方法を探り続けてきた。「ライフステージや心身の変化に伴い、生活が変わるのは自然なこと。時間の使い方を定期的に見直し、その時々に合った形を見つけたいですね」
柳沢 小実エッセイスト
やなぎさわ・このみ 1975年東京都生まれ。衣食住や収納、旅などの分野でこれまで多数の書籍を執筆。近年は楽しい自己管理を志向した手帳術を発信し、手帳の監修も行う。最新刊は『「自分ログ」で毎日が変わる 手帳のある暮らし』(大和書房)。
photo : Ayumi Yamamoto


































