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エッセイスト・柳沢小実さんに聞いた、よく働き、よく休むための、時間と余白のつくり方。 Step 2.「毎日のことをラクにする」June 24, 2026

さまざまな分野で活躍する人の働く姿勢や生き方を尋ねた&Premium151号(2026年7月号)「仕事と生き方」より、エッセイスト・柳沢小実さんの「よく働き、よく休むための、時間と余白のつくり方」を紹介します。

Step 2.毎日のことをラクにする。

エッセイスト・柳沢小実さんに聞いた、よく働き、よく休むための、時間と余白のつくり方。 Step 2.「毎日のことをラクにする」お茶道具を片付け中の柳沢さん。「オフィスで仕事をする人の多くはきっと、仕事場の掃除や片付けにそこまで時間を取れないと思うんです。自宅が仕事場でも同じと思いついたのが、このルール」
平日は家事を減らし、やるなら5分以内で。 お茶道具を片付け中の柳沢さん。「オフィスで仕事をする人の多くはきっと、仕事場の掃除や片付けにそこまで時間を取れないと思うんです。自宅が仕事場でも同じと思いついたのが、このルール」
ケースに収まるのは、柳沢さんの考える最低限のメイク道具。「たくさんあるとどれを使うか迷うので、バリエーションを増やさずに、使い切ることを心がけています。数を絞れば清潔に保つのもラク」
コスメも服も、調味料さえも少数厳選。 ケースに収まるのは、柳沢さんの考える最低限のメイク道具。「たくさんあるとどれを使うか迷うので、バリエーションを増やさずに、使い切ることを心がけています。数を絞れば清潔に保つのもラク」
愛用するのは〈イケア〉のワゴン。数年来の趣味である編み物の道具がここに。「ダイニングテーブル周辺で使いたいものの仮置き場としてワゴンを採用。移動できるフレキシブルさも魅力です」
ものをざっくり整理するための場所を設ける。 愛用するのは〈イケア〉のワゴン。数年来の趣味である編み物の道具がここに。「ダイニングテーブル周辺で使いたいものの仮置き場としてワゴンを採用。移動できるフレキシブルさも魅力です」

シンプルな選択肢が余裕をもたらす。

 時間の使い方の見直しが済んだら、次に取りかかりたいのは毎日必ず行うことの効率化。特に家事に費やす時間を減らせれば、余白が生まれる。

「整理収納アドバイザーの資格を取るくらい、片付けや掃除が好き。うっかりするとお風呂洗いのついでに排水口の奥の掃除まで嬉々としてやってしまうのですが、そうした時間のかかる家事は週末にまとめてやる、と決めました。平日に部屋が荒れてしまったら、5分だけ片付けをしてリセット。それから、見えるところにあえて掃除道具を置いて、気づいたときにプチ掃除ができるようにしています。すると、週末もラクになりますよね」

整理や掃除がしやすいように、そもそも持ち物を減らしておくことも、重要なポイント。

「コスメや服など、増えやすいものほど少なく。すると整理の手間だけでなく、選択に迷う時間も少なくなって、余白を生むという観点からは一石二鳥です。それから家事のなかでも料理は特に時間がかかりますが、調味料を絞っておくと献立の幅が程よく狭まり、迷わない。私の場合、家での夕食は和食か中華の定食スタイルにして、エスニックやスパイス料理は外食すると決めています。賞味期限チェックの手間や、ロスも最低限に」

それでも日々溜まってしまいがちな、書類や本、趣味の道具などは、あえて「ほどほどに整理しておくといい」と柳沢さんは続ける。

「ものに対して固定の収納場所を設けると、毎度そこに片付けなければならないし、物量に応じてスペースを生み出すのも大変。なので〝ざっくり整理用〞の収納ワゴンがあると便利。とりあえずここに置けばいいんだ、と頭がクリアになります。移動できるので設置場所も変更できますし、いざというときはすぐに隠せる。たまに中身を見直して、本当に必要なものだけきちんと収納します。ワゴンに書類立てや箱、缶などを常設しておくと、ざっくりでもある程度美しく整理できますよ」

柳沢 小実エッセイスト

やなぎさわ・このみ 1975年東京都生まれ。衣食住や収納、旅などの分野でこれまで多数の書籍を執筆。近年は楽しい自己管理を志向した手帳術を発信し、手帳の監修も行う。最新刊は『「自分ログ」で毎日が変わる 手帳のある暮らし』(大和書房)。

photo : Ayumi Yamamoto

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