京都さんぽの大定番観光地と、寄り道スポット案内。

宇治のほとりで歴史と茶文化を巡る。平等院に行くなら、立ち寄りたい2軒。April 28, 2026

宇治のほとりで歴史と茶文化を巡る。平等院に行くなら、立ち寄りたい2軒。
平等院 永承7(1052)年、藤原道長の別荘を息子の頼通が寺に改めて創建したのが始まり。国宝の阿弥陀堂は、翼を広げた鳳凰のように見えることから鳳凰堂と呼ばれるように。ミュージアムも見逃さずに。▷宇治市宇治蓮華116 ☎0774‒21‒2861 8:45~17:30 (17:15受付終了) 鳳凰堂内部9:30~16:10(20分ごと、各回定員50名、受付9:10~先着順)鳳翔館9:00~17:00(16:45受付終了) 無休 拝観料¥700 鳳凰堂内部別途¥300

宇治のほとりで歴史と茶文化を巡る。

 茶の香り漂う宇治は、源氏物語「宇治十帖」の舞台としても知られる。平安後期に建てられ、現存する最古の神社建築を誇る宇治上神社、普茶料理で名高い萬福寺、そして十円硬貨に描かれている鳳凰堂のある『平等院』と、歴史と文化に触れられる名所が揃う。平等院では、平成の大修理で往時の姿を取り戻した鳳凰堂の鮮やかさはもちろんのこと、『平等院ミュージアム鳳翔館』も見逃せない。鳳凰堂に安置された本尊・阿弥陀如来坐像を囲む雲中供養菩薩像や、屋根に据えられていた初代の鳳凰などを間近に見ることができて、その繊細な意匠には思わず息をのむ。
 出来たての煎茶を味わえるのは新茶の季節と決まっていた概念を快く裏切り、年中いつでも出来たての煎茶を楽しませてくれるのは『売茶中村』。飲み比べで、一歩奥へと踏み込んだ、茶の世界に触れられるのもいい。
 茶器を手に入れるなら、宇治に400年続く茶陶・朝日焼へ。『朝日焼 ショップ&ギャラリー』では美しい造形と、落ち着いた佇まいの器との出合いが待つ。

〈平等院周辺の立ち寄りスポット〉

売茶中村

宇治のほとりで歴史と茶文化を巡る。平等院に行くなら、立ち寄りたい2軒。店内にごく小規模の製茶場を設けており、揉みたての煎茶を味わえるティースタンド。煎茶三種飲み比べ¥1,500。
店内にごく小規模の製茶場を設けており、揉みたての煎茶を味わえるティースタンド。煎茶三種飲み比べ¥1,500。▷宇治市宇治蓮華49 ☎0774‒26‒4082 12:00~18:00 水木休ほか不定休(祝日は営業)

朝日焼 ショップ&ギャラリー

宇治のほとりで歴史と茶文化を巡る。平等院に行くなら、立ち寄りたい2軒。月白釉に代表される十六世松林豊斎さんの作品から、朝日窯工房作品まで、品のある茶器などが揃う。宇治川を眺めながら選びたい。
月白釉に代表される十六世松林豊斎さんの作品から、朝日窯工房作品まで、品のある茶器などが揃う。宇治川を眺めながら選びたい。▷宇治市宇治又振67 ☎0774‒23‒2511 10:00~17:00 月休

photo & edit & text : Mako Yamato illustration : Junichi Koka


「京都さんぽ部」部長、ライター、コーディネーター。 大和 まこ

大和まこ
「京都さんぽ部」部長。ライター、コーディネーター。京都ライター歴も26年に。創刊時から続く連載「&Kyoto」は2024年に丸10年、120回目を迎えて継続中。京都の景色や、食べたもの、買ったものをInstagram(@makoyamato)で発信している。

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