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クローゼットは、服との向き合い方を教えてくれる場所だった。September 19, 2026
秋冬の肌寒さが近づくこの季節。
衣替えっていつするのが正解なのか、いまだにわかっていません。今年、一人暮らしを始めてから、大きな収納を独り占めできるようになりました。けれど、毎朝「着る服どうしよう......」と頭を悩ませクローゼットをがさごそと漁り、服のパンパン具合に蓋をするように、そっとクローゼットの扉を閉める日々。
今回の特集で、快く取材を受けていただいた皆様、クローゼットへの向き合い方が本当に素敵なのです。誰に見せるわけではないけれどこだわりを詰め込んだクローゼットを前にした時の表情は、子どものころ、棚の奥にひっそりとしまっていた自分だけの宝物BOX(友達との手紙やプロフィール帳を入れていた缶のイメージ)を「じゃーん!!」と見せてくれるときのように輝いていました。

今回、私が取材を通して、知りたかったテーマがありました。
それは、「服をつくっている人が、クローゼットにどんなこだわりをもっているのか」ということ。
服の原料である綿から自分の手で育て、それを紡績工場へ送り、糸や生地にして服をつくる「服のたね」というプロジェクトを企画している鎌田安里紗さんを取材しました。おうちに伺うと、玄関前には、大きな綿花の鉢植えが。使い手と作り手のちょうど間にいるような鎌田さんから、「服と長く付き合っていくための哲学」をたくさん教えてもらいました。
取材を終えて、自分のクローゼットの扉をもう一度開け、ハンガーを一新して揃えてみたり、カゴをうまく使ったりと、クローゼットを整えるために今すぐ実践できそうなことからはじめつつ、一番大事なのは、「クローゼットをあけたときに、宝物だと思えるような服がどれくらいあるか、なのかも......」と思うようになりました。
宝物だと思えるような服は、一着一着と出合った時のエピソードを思い出せたり、その服が生まれるまでの作り手さんの背景を少しでも知っていたりするもの。私はやっぱり、ものづくりの現場をみたあとに、それをつくったひとの想いを知って身に纏うものを選びたい。
本特集校了後すぐに始まった夏休みを使って、ベトナム北部にある、布や染め物産業を生業にする少数民族の村へ。なんとそこで訪れた工房でもまた、糸にするための綿花を自分たちの手で育てていました。服は自然の素材から生まれたものだな、ということを改めて。ベトナムでも一生大切に着続けたい一着に出会うことができました。この話はまたどこかで......。
愛情をもって選んだ服が増えていけば、自然といいクローゼットに育っていくのかもしれません。もっともっといろんな人のクローゼットをみたい気持ちが高まっています。
きっとなかなか覗くことのできない貴重な『あの人のクローゼット』。必読です!
(担当編集/山本幸歩)














































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