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白蝶貝や琥珀にも蒔絵を。山中漆器の新境地を見つけた『うるしアートはりや』の手仕事。September 18, 2026 /〔PR〕

守り継ぐ技から、新しい表現を見いだした美しい蒔絵。

山中漆器

約450年の歴史をもつ山中漆器の産地、加賀市山中温泉で、針谷絹代さんは1981年に夫・祐之さんと『うるしアートはりや』を設立。夫と2人の息子も伝統工芸士であり、一家で蒔絵を手がける。伝統の技を生かした、緻密で個性豊かな作品を生み出している。

守り継ぐ技から、新しい表現を見いだした、美しい蒔絵。

石川県加賀市の山中漆器は分業で生み出され、「木地の山中」と称される精緻な木地づくりで知られる伝統的工芸品。伝統工芸士・針谷絹代さんは、漆の表面を彩る加飾技法である「蒔絵」を担う職人だ。ここに並んでいるのは、彼女が手がける蒔絵作品。独自の「細描蒔絵」を確立し、流水紋様のほか、フクロウや鳳凰など、従来は珍しかったモチーフを描いてきた。さらに、白蝶貝や黒蝶貝、琥珀などにまで蒔絵を施し、アクセサリーへと展開した先駆者でもある。

伝統的工芸品とは、100年以上続く技術や原材料など厳しい条件を満たし、経済産業大臣が指定したもの。長年製造に携わり、特に優れた技術を持つ職人には伝統工芸士という称号が与えられる。その数、現在は全国に約3200人。針谷さんもまた、伝統の技を新たな表現へ広げ、次代へつなぐ担い手のひとりだ。

動植物や流れる水など、モチーフは多岐にわたる。
動植物や流れる水など、モチーフは多岐にわたる。
琥珀や白蝶貝にフクロウを描いたタイピン。
琥珀や白蝶貝にフクロウを描いたタイピン。
白蝶貝に蒔絵を描き、白木地にはめ込んだ壁飾り。羽の中央部分には螺鈿装飾を施している。
白蝶貝に蒔絵を描き、白木地にはめ込んだ壁飾り。羽の中央部分には螺鈿装飾を施している。
薄く削り取ったヤコウガイやアワビの貝片を貼り付ける、螺鈿技法。
薄く削り取ったヤコウガイやアワビの貝片を貼り付ける、螺鈿技法。

●問合せ/伝統工芸 青山スクエア ☎03−5785−1301
photo : Shinsaku Kato styling : Maki Takeuchi text : Naomi Yokoyama (cat)

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