LIFESTYLE ベターライフな暮らしのこと。
森やフレッシュなハーブからエネルギーをもらう。心が整う、リトアニアのウェルネスな暮らし#3September 24, 2026
リトアニアは、国土の1/3を森林が占めている。首都のヴィルニュスから車で30分ほどのところにも森がある自然豊かな国。リトアニアの自然と伝統文化に根差した植物の知恵を伝える活動を行う、ハーブ師であり民俗学者でもあるリタ・バルクテさんが森へと案内してくれた。
森がすぐそこに。植物の力を感じるひとときを大切にする暮らし。
森に入り、見上げると、空に向かってまっすぐ木が伸びている。ここで迷ったとしてもなんだか怖くはなく、妖精が住んでいてもおかしくない、と思わせるような明るい森。「古代から、リトアニアの人々は森に入ると、大きな木のところに行き、祈りを捧げ、神様からエネルギーをもらっていたんです。今でも、ハイキングやピクニックで森によく訪れます。また所有者を問わず誰でも森に入れるので、普段から、きのこやベリーを摘みに来るんです。そろそろきのこの時期なので、早朝からきのこ狩りに来る人がたくさんいますよ」とリタさん。
森の植物には、様々なパワーがあるという。例えば、デトックスや抗酸化作用がある白樺、リラックス効果をもたらす菩提樹(リンデン)、呼吸器系を整えるモミや松など。これらの樹液や葉、実などを、シロップやお茶にして飲用してきた。また、他にも、殺菌作用があるタイムやオレガノ、”99の病を癒やすハーブ”としてリトアニアで重宝されてきたオトギリソウをお茶にするなど、ハーブティーは民間療法として今も受け継がれている。
ハーブで体を整える文化に触れる。
リタさんの自宅の庭には、たくさんのハーブが植えられていて、真ん中にはリトアニア語で大地の女神を表す「ジェミーナ」のオブジェが置かれている。たくさんの種類の花やハーブに囲まれ、まるで楽園に来たかのよう。「好きなハーブを摘んで、お湯を注いで、ハーブティーにしてみてください」とのことで、セレクトしたのは、免疫力を高めるマリーゴールド、胃の消化を助けるペパーミントとスペアミント。相性を考えずに選んで大丈夫ということで、味に少し不安ではあったものの、かなりスッキリとしていて飲みやすい。しかも、乾燥させたハーブティーよりもかなり力強さを感じる味。まさに摘み立てならでは。大地の力をダイレクトにいただき、旅先で食べ過ぎた胃も整い、大満足。
口にするものすべてが体をつくる。だからこそ、自然の力を借りて、心身のバランスを整えていくことが重要だと再認識させてくれたリトアニアへの旅。健やかで心豊かな暮らしへのヒントがそこにはあった。















































