TRAVEL あの町で。
ライター・スズキナオさんが教えてくれた、旅好き読書家たちの、北海道1泊2日ひとり旅プラン。July 18, 2026
旅と本はセットのようなもの。移動中やホテルでのくつろぎタイムは読書が進むシチュエーションだ。そして、旅先での本屋チェックも楽しみの一つ。本好きが1泊2日で旅するプランとは?ここでは、ライター・スズキナオさんの北海道1泊2日ひとり旅プランを紹介します。

北海道 札幌
街に根づく書店で、その土地の生活を想像。
旅は、偶然を期待して行き当たりばったり。ある程度は計画しますが、決まらない余地を残して、だらだらと歩くなかで何かを見つけることが、やっぱり一番面白いです。本は飛行機なり電車なりの行きの移動分だけ持って、あとは現地の本屋さんで出合った本を旅のお供にします。今回の札幌旅で寄った『本と喫茶 NOMAD BOOKS』には、お一人様専用のカフェが併設されています。すごく静かで、凛とした空気が流れている、店主の好みや視点が伝わってくる書店です。最近は独立系の本屋が街ごとに個性を持っているので、棚を眺めているだけでもその土地の空気を感じられて嬉しい。また、旅先では、本屋だけでなく銭湯や食堂、居酒屋にも足を運びます。そういう場所に行くと、その街に息づいている自分の知らない生活が想像できるんです。少しずつ街になじんでいく、その過程も楽しいですね。
My Solo Trip Planスズキナオさんの北海道1泊2日ひとり旅プラン。
1日目
12:30
大阪・伊丹空港から飛行機で新千歳空港に到着。快速エアポートに乗ってJR札幌駅へ。
13:15
JR札幌駅から徒歩15分ほどの場所にある老舗ラーメン店『だるま軒』で醤油ラーメンを食べる。
14:30
スマートフォンで札幌市電1日乗車券を購入して狸小路駅から市電に乗る。
15:00
西線6条駅で下車。 『本と喫茶 NOMAD BOOKS』に寄り、厳選された本が並ぶ棚を眺め、店に併設されたお一人様専用のカフェで買った本を読みながらゆっくりする。
16:00
西線6条駅から再び市電に乗り、西15丁目駅で下車。 『古本とビール アダノンキ』に寄ってクラフトビールを飲み、札幌の街に関する古本を買う。
17:00
西15丁目駅から市電に乗って中島公園通駅へ移動。夕暮れの中島公園を散策する。
18:30
『札幌パークホテル』にチェックインし、一休み。中島公園通駅からロープウェイ入口駅まで市電に乗る。無料シャトルバスでもいわ山麓駅まで行き、ロープウェイで藻岩山の山頂へ。札幌の夜景をしばし眺める。
20:00
山を下り、市電に乗ってすすきの駅で下車。『松尾ジンギスカン すすきの4・2店』でお腹いっぱい食べる。
22:00
何度も乗った市電もこれで最後。中島公園通駅まで向かってホテルでゆっくり眠る。
2日目
8:00
ホテルの朝食ブッフェを堪能。
09:00
地下鉄中島公園駅から真駒内駅まで向かい、真駒内駅近くのシャトルバス乗り場から無料送迎バスに乗って『やわらぎの里 豊平峡温泉』へ向かう。
11:00
まずは温泉をゆっくり堪能し、名物の本格的なインド・ネパール料理をお腹いっぱい食べる。
13:00
休憩スペースで一休みしながら昨日買った本をじっくりと読む。温泉にもう一度しっかり入る。
15:00
送迎バスに乗って真駒内駅へ戻り、地下鉄とJRを乗り継いで新千歳空港へ。急いでお土産を買う。
17:50
新千歳空港から伊丹空港行きの飛行機に搭乗する。
スズキナオ Nao Suzukiライター
東京出身、大阪在住。ウェブサイト『デイリーポータルZ』などで散歩や酒場にまつわるコラムを執筆。著書に『思い出せない思い出たちが僕らを家族にしてくれる』 (新潮社)、 『「それから」の大阪』 (集英社新書)など多数。
illustration : Mayumi Kawahara edit & text : Wakako Miyake



































