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坂本龍一が目の前でピアノを演奏!? 3次元映像によるバーチャルライブを体験できる、日本初上演の《KAGAMI》が話題。August 15, 2026

坂本龍一のポートレート
Photo by Neo Sora ©️2022 KAB Inc.

現実の中にヴァーチャルな僕がいる。
ヴァーチャルな僕は歳をとらずに、何年、何十年、何百年とピアノを弾き続ける。
その時人類はいるだろうか?
人類の次に地球を征服するイカが聴いてくれるのだろうか?
彼らにとってピアノとは?
音楽とは?
そこに共感は成立するのだろうか?
何十万年の時を跨ぐ共感が。
ああ、だけどそれまで電池がもたないな。

坂本龍一

人生最後の4年をかけた3次元映像プロジェクトが日本に初上陸。

海外での《KAGAMI》上映の様子 | 海外での《KAGAMI》上映の様子。
海外での《KAGAMI》上映の様子。
海外での《KAGAMI》上映の様子 | 大阪・梅田『VS.(ヴィエス)』での「RED-COMPLETE」の様子。席から立ち上がって、より近くで観ることもできる。
大阪・梅田『VS.(ヴィエス)』での「RED-COMPLETE」の様子。席から立ち上がって、より近くで観ることもできる。
海外での《KAGAMI》上映の様子 | 5曲の特別版「BLUE-体験版」も。「RED-COMPLETE」と違い、席はなく、立ち見のみ。
5曲の特別版「BLUE-体験版」も。「RED-COMPLETE」と違い、席はなく、立ち見のみ。

 独自の三次元映像技術によって、坂本龍一がピアノを演奏する姿を眼前で観ることができる作品《KAGAMI》。人生最後の4年をかけ、プロデューサーのTin Drumとともに構想したプロジェクトだ。2023年ニューヨーク『The Shed』での初演以來、ロンドン、マンチェスター、台北、シンガポール、メルボルン、イタリア、香港などといった世界各地で上映され、大きな反響を呼び続けている。この夏、ついに日本でも上映がスタートし、大阪・梅田『VS.(ヴィエス)』にて、10月12日(月)まで開催される。

 今回の日本公演では、「RED-COMPLETE」は全10曲、「BLUE-体験版」は全6曲といった、特別バージョンの映像を用意。特殊な透過型ヘッドセットを装着すると、3次元の複合現実(MR)の空間に坂本龍一が浮かび上がり、演奏する姿を楽しめる。グランドピアノを弾く手元や細かい表情まで、まるで手が届きそうなほどの距離で観ることができ、これまでにないライブ体験を堪能できる。「Aqua」や「Merry Christmas Mr.Lawrence」など、おなじみの曲を中心に本人のコメントなども交えながら、まるで目の前で実際に演奏されているかのような、贅沢な時間を味わえる。

映像と音楽の融合作品や、自動演奏とアナログテープで聴く音楽プログラムも。

映像作品《TIME,TIME》 | 時空間を超えていくような映像作品《TIME,TIME》も上映。「Ryuichi Sakamoto & Tin Drum | KAGAMI+」VS. 、2026年  坂本龍一 + 高谷史郎《TIME, TIME》2024年 ©2026 Tin Drum / KAB Inc. / commmons / VS. / WOWOW 
撮影:浅野豪
時空間を超えていくような映像作品《TIME,TIME》も上映。「Ryuichi Sakamoto & Tin Drum | KAGAMI+」VS. 、2026年 坂本龍一 + 高谷史郎《TIME, TIME》2024年 ©2026 Tin Drum / KAB Inc. / commmons / VS. / WOWOW  撮影:浅野豪
映像作品《TIME,TIME》 | 映像と音楽、そして言葉が融合して、不思議な感覚へと誘う。「Ryuichi Sakamoto & Tin Drum | KAGAMI+」VS. 、2026年  坂本龍一 + 高谷史郎《TIME, TIME》2024年 ©2026 Tin Drum / KAB Inc. / commmons / VS. / WOWOW 
撮影:浅野豪
映像と音楽、そして言葉が融合して、不思議な感覚へと誘う。「Ryuichi Sakamoto & Tin Drum | KAGAMI+」VS. 、2026年 坂本龍一 + 高谷史郎《TIME, TIME》2024年 ©2026 Tin Drum / KAB Inc. / commmons / VS. / WOWOW  撮影:浅野豪
過去の演奏データをグランドピアノで再現するプログラム | 過去の演奏データをグランドピアノで再現するプログラムも。「Ryuichi Sakamoto & Tin Drum | KAGAMI+」VS. 、2026年 Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2026 – D ©2026 Tin Drum / KAB Inc. / commmons / VS. / WOWOW
撮影:浅野豪
過去の演奏データをグランドピアノで再現するプログラムも。「Ryuichi Sakamoto & Tin Drum | KAGAMI+」VS. 、2026年 Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2026 – D ©2026 Tin Drum / KAB Inc. / commmons / VS. / WOWOW 撮影:浅野豪
《KAGAMI》アナログテープ | 非圧縮のマスターファイルから丹念に作られたというアナログテープからは、懐かしくもあたたかみのあるサウンドが流れる。「Ryuichi Sakamoto & Tin Drum | KAGAMI+」VS. 、2026年 Ryuichi Sakamoto: Musics - open reel listening room ©2026 Tin Drum / KAB Inc. / commmons / VS. / WOWOW
撮影:浅野豪
非圧縮のマスターファイルから丹念に作られたというアナログテープからは、懐かしくもあたたかみのあるサウンドが流れる。「Ryuichi Sakamoto & Tin Drum | KAGAMI+」VS. 、2026年 Ryuichi Sakamoto: Musics - open reel listening room ©2026 Tin Drum / KAB Inc. / commmons / VS. / WOWOW 撮影:浅野豪

 会場には、写真や映像、音楽を体感できるコーナーもあるので、《KAGAMI》鑑賞後も坂本が生み出した世界観をじっくりと楽しむことができる。

 アーティスト・高谷史郎とともに、2021年初演のシアターピース《TIME》を基に新たに制作したインスタレーション作品《TIME,TIME》も上映。坂本がアルバム『async』で探求した「非同期性」を発展させ、「時間とは何か」という問いを、能の影響を受けた音楽劇とも呼べるような表現で提示している。「水」が舞台として設られ、高谷が新たに撮り下ろした音楽家・宮田まゆみが笙(しょう)を奏でる映像と、《TIME》の田中泯の映像などを組み合わせ、そこに音楽が流れ、時空間を超えた夢の世界が静かに広がっていく。

 また、昨年、同じ会場で開催された「sakamotocommon OSAKA 1970/2025/大阪/坂本龍一」でも人気だった過去の演奏データをグランドピアノで再生するプログラムもあり、今回は昨年とは異なる《KAGAMI》に呼応する7曲をセレクト。他に、オープンリールのアナログテープで曲が再生されるコーナーでは、実際に坂本がスタジオで聴いていた響きを再現。音楽好きにはたまらない、音の良さを全身で体感できる。
 
坂本龍一という存在を知ることができた幸運、
そして病や世界的な混乱という困難を乗り越え、
生の限界を超える作品を共に創り上げられたことに、深く感謝しています。
『KAGAMI』の中で、彼は永遠に聴衆と出会い続けます。

Todd Eckert

《KAGAMI》のディレクター・プロデューサーのTodd Eckertがこう語るよう、素晴らしい音楽が時代を超えて、さまざまな人と出会うきっかけをくれるこの作品。会場でしか味わえない彼が築いた音楽の世界観を、ぜひ体感してみてほしい。

Event Information「RYUICHI SAKAMOTO & TIN DRUM KAGAMI+」

KAGAMI 坂本龍一のビジュアル

会期:開催中、2026年10月12日(月)まで。
会場:『VS.(ヴイエス)』(大阪府大阪市北区大深町6-86 グラングリーン大阪 うめきた公園 ノースパーク VS.)
開館時間:10:00〜20:00(日時指定制) 月休(祝日、連休の場合は祝日明けの平日休)
チケット : RED TICKETとBLUE TICKETの2種
RED TICKET(日時指定券・来場者限定特典付き)¥15,000
「KAGAMI(MRコンテンツ)」(約60分)※待機・準備時間を含む。全席自由席
来場者限定特典は7インチ・アナログレコード「An edition for the KAGAMI+ RED 2026」
チケット1枚につき、1回の鑑賞のみ。複数の展示作品は自由に鑑賞可能。

BLUE TICKET(日時指定券)一般¥4,500、学生¥2,500
「KAGAMI(MRコンテンツ)」体験版(約30分)※待機・準備時間を含む。
チケット1枚につき1回の鑑賞のみ。複数の展示作品を自由に鑑賞可能。

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