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森に囲まれた小さな平屋を目指して。写真と文:湯本隆(『NICEFOLKS』店主)#4September 28, 2026

家づくりを〈ikken設計室〉にお願いしたとき、最初にどんな家が好みで、どんな生活をしたいのかをラブレターみたいに伝えました。

僕たちは50歳目前のタイミングだったので、50代からの生活を静かに暮らすことができる定住用の家をお願いしました。できるだけ樹木や野生動物の気配を感じられる住まいになったら嬉しいなあと。

敷地に建築規制があるため、65㎡くらいの小さな平屋を想像しながら、〈ikken設計室〉が改修を手がけた吉村順三さん設計の「京都西山の家」への憧れや、僕たち夫婦が好きな住宅を写真で伝えて、あとは敷地の隣に広がる国有林と森が繋がるように自生種の樹木を植えたいことを希望しました。

森に囲まれた8m×8m(64㎡)の住宅
森のなかに佇む8m×8m(64㎡)の住宅。こんなイメージで樹木に囲まれた家になったら嬉しいなあと思います。僕たち夫婦がすごく好きな家だと伝えた住宅を、独立前の吉田さんが担当していた。そんな嬉しいご縁もありました。

敷地を初めて見てもらった時には、ぐるっと樹木の雰囲気を一周見て「建物はあっち側に向けたいですよね。ちょっと角度をあの木に振っても面白いかもですね」という感じで、すぐにプランが決まりました。次に会った時にはもう模型が出来上がっていて、すべての窓から樹木や森が見える嬉しい設計案になっていました。

設計案のCG。 | 最初に見せてもらった設計案のCG。何度も相談にのってもらった結果、ほとんど変更なく進んでいます。
最初に見せてもらった設計案のCG。何度も相談にのってもらった結果、ほとんど変更なく進んでいます。
敷地をぐるっと1周見て「いい土地だなあ」とおふたり | 敷地をぐるっと1周見て「いい土地だなあ」とおふたり。その言葉を聞いて私もほっとひと安心しました。
敷地をぐるっと1周見て「いい土地だなあ」とおふたり。その言葉を聞いて私もほっとひと安心しました。

それから1年くらい経って、だんだん家も出来上がってきました。極力、設計の邪魔をしないようにと精一杯頑張って遠慮をしつつも、それでもついつい溢れてしまう細かな相談に、いつも気持ちよく付き合っていただき、本当にありがたいです。

真冬はマイナス15℃まで気温が下がる時もあるので、とても暖かい設計に。
真冬はマイナス15℃まで気温が下がる時もあるので、とても暖かくなるような設計に。

できるだけ経費が大きくならないようにと、毎回京都から軽井沢まで日帰りで来てくれて、工務店と打ち合わせをした後、今度は僕たち夫婦とも打ち合わせ。晩ごはんと楽しいお酒をご一緒して終電で京都へ帰る、という濃密なスケジュールで設計監理をしてくれます。いつも申し訳ないなあと思いながらも嬉しくてつい甘えてしまいます。
家づくりも終盤と思うと、寂しい気持ちにもなりますが、完成を迎える日が今からとても楽しみです。

楽しい打ち合わせが続きます。写真と文:湯本隆(『NICEFOLKS』オーナー)#4真冬の打ち合わせでは隣の佐久市に移動して猪鍋を。楽しいお酒でした!
真冬の打ち合わせでは隣の佐久市に移動して猪鍋を。楽しく美味しい打ち合わせでした!

『NICEFOLKS』店主 湯本 隆

湯本さんプロフィール
1976年長野県生まれ。1999年に〈stripe〉を開業。土地購入をきっかけに、軽井沢町にて『NICEFOLKS』を2025年秋に開店。〈WAKAWAKA〉の家具や〈dosa〉の洋服など作家作品と衣料品を扱う。

→ instagram.com/nicefolks.karuizawa

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