FASHION 自分の好きを身に着ける。
季節ごとのラックがクローゼット代わり。〈ヨーガンレール〉プレス・武 安輝子さんのクローゼット。September 28, 2026
スタイルのある人のワードローブはどのように形づくられているのだろう。&Premium155号(2026年11月号)「あの人のクローゼット」より、〈ヨーガンレール〉プレス・武 安輝子さんのクローゼットを紹介します。
季節ごとのラックがクローゼット代わり。
以前の家では収納が充実していた分、すべてしまい込んでしまい、入居以来一度も開けていない衣装ケースもあったという武安輝子さん。「スペースがあるのをいいことに、物が増え続けていました」
その経験から、現在の家をリフォームする際には、あえて自身のクローゼットや納戸はすべて撤去。「持ち物が可視化できる」住まいにした。衣替えは春夏秋、冬の年2回。シーズン中の服はラックに掛かる分だけと決め、色別に並べている。
「何を持っているかが一目でわかれば、同じようなものをつい買ってしまうことも防げます」
オフシーズンの服はアンティークのスーツケースやラックにまとめ、埃や色あせを防ぐため布を掛けて保管。木製ラックには、スカーフと、S字フックにジュエリー類を掛けて、装いに合わせて選べるように。
装いのスタイルは、秋冬なら、シックなカラーのロングコートにパンツやセットアップ。春夏はカラフルなノースリーブのドレスに、インドの伝統的なパンツ、チュリダーやスカートを合わせることが多いという。「大判のストールを色柄違いで揃ておくと、同じドレスでもまったく違う服のようにアレンジできます」。
おしゃれ上手だった母が半世紀近く前に購入したジュエリーやバッグ、スカーフも愛用品のひとつだ。
「購入時のストーリーや思い出を聞いているので、無限の愛着があります」というアイテムは、リサイズやリフォーム、メンテナンスをしながら、特別な日のためにとしまっておくのではなく、ちゃんと日常に取り入れるようにしている。
「新たに買い足すよりも手元にあるものを把握して生かす〝循環型おしゃれ〞のフェーズに入りました」


武 安輝子〈ヨーガンレール〉プレス
パリで美術史を学び、画廊で研修生を経験。帰国した後〈ヨーガンレール〉に入社。以来、20年以上にわたりプレスを務める。相棒は保護犬のチャイ。
photo : Hinano Kimoto text : Shoko Matsumoto







































