FASHION 自分の好きを身に着ける。
積み上げ、広げ、磨いて築く、マイスタイル。島田裕生さん・未来さん夫妻のクローゼット。September 26, 2026
スタイルのある人のワードローブはどのように形づくられているのだろう。&Premium155号(2026年11月号)「あの人のクローゼット」より、島田裕生さん・未来さん夫妻のクローゼットを紹介します。
ヴィンテージ家具や古着への深い愛着。
寝室に折れ戸式クローゼットとサークルラック、玄関横にはウォークインクローゼット。とにかく服の量に圧倒される、島田裕生さん・未来さん夫妻の住まい。しかし混沌とは対極で、美しく整えられ、ひとつひとつのアイテムにくまなく愛情を注いでいるのが伝わってくる。「ライフスタイルのベースになっているのは、アメリカのミッドセンチュリー。好きな服を着て、好きな音楽を聴き、好きなものを食べ、好きな家に住む。やっぱりそれがいちばんだと思うので」と話すふたり。この家には、ただなんとなくあるものはひとつとしてなく、すべてに理由と思い入れ、ストーリーがあるのだ。
数あるハンガーの多くは、欧米の昔のクリーニング店やホテルで使われていたヴィンテージ。パンツを掛けているS字フックには、ハンブルクの塗装店の名が刻印されてる。そして特筆すべきは重厚なサークルラックだ。お店の什器で見て以来憧れていたアイテムで、前の住まいから約10年間使い続けている愛用品。ラックの類いは普通なら部屋の隅に置かれそうなところだが、この家では主役の扱い。未来さんが「ホテルライクな雰囲気にしたかった」と言うとおり、ふたりの服が何十着と掛かる機能を担いながらも、優雅で凛とした存在感を放っている。
玄関から直接アプローチできるウォークインクローゼットには、主に外出直前に身に着けるものを収納している。ここでも活躍するヴィンテージハンガーは「時代も出どころもさまざまなだけにサイズもまちまち。ハンガーに合う服を選んで掛けています」と裕生さん。キャップや靴は一覧できるよう並べ、オフシーズンのアイテムや重ねてしまえるものは「衣装ケースではなく、複数のキャンバス地のツールバッグに」。
犬のフレッドが家族になって以降、犬のグッズも加わって、以前だったら考えられなかったラフな格好もするようになった。でも、ひとつのスタイルに固執せず、気分や状況によって柔軟に異ジャンルも許容し採り入れていくことは、結果として、島田夫妻オリジナルのスタイルを確立していくことになるのだろう。


島田裕生/島田未来理容師/主婦
裕生さんは代官山の理髪店『BARBER BOYS』勤務。未来さんともにミッドセンチュリーのスタイルが好み。愛犬フレッドと〝3人暮らし〞。
photo : Shinsaku Kato illustration : Shinji Abe text : Mick Nomura (photopicnic)































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