ねこと暮らす
今の願いは「ただ生きていてほしい」。ビューティライター・AYANAのねことの暮らし#4September 27, 2026
飼い主として監督不行き届きと言われればそれまでだが、シーは2度、誤飲で病院に運ばれている。
1度目は球根つきのチューリップ。ねこにユリは御法度だが、チューリップもユリ科であるという理解が私になく、深夜に帰宅し、その日贈り物でいただいた花束を、玄関の棚の上に置きっぱなしにしてしまった。翌朝葉がかなり噛みちぎれており、調べると球根つきは特に命に関わるとあった。血の気が引いた。2度目は15センチのゴム紐だ。箱の蓋を巻いて固定する飾りの平ゴムで、気づいたらテーブルに置いておいた箱のかたわらにちぎられたゴムが横たわっており、明らかに長さが短かった。飲み込んでしまったのだ。ゴム紐は腸閉塞などを引き起こす危険がある。
チューリップのときは、注射や血液検査をし、2か月ほど通院したが奇跡的に異常なし。ゴム紐は夜間の病院に駆け込み、誤飲後すぐだったため吐かせようとしたが叶わず、全身麻酔で内視鏡検査になった。無事ゴムが胃の中に見つかり、取り出すことができた。病院に駆け込むたび、自分を責めたりシーを案じたり、この世の終わりのような精神状態におちいる。今こうしてそばで生きてくれていることは当たり前じゃないのだと、つくづく思う。
シーは初めて飼う動物なので、元気ではなくなってしまうこと、もう会えなくなってしまうことが私はあまりにも怖い。ただ生きていてくれるだけでいいから、少しでも長く、幸せでいてほしいと願うし、そのためなら私はきっとどんなことでもするだろう。

AYANAビューティライター
あやな/アート、ファッション、ビジネス、ウェルネス、文系・理系とあらゆるジャンルを包括し得るビューティの世界が大好き。著書に『「美しい」のものさし』(双葉社)、『仕事美辞』(双葉社)、『美を、うけ容れる』(三笠書房)など。Instagramでおすすめコスメなどを紹介しています。
ビューティライター AYANA





















































