台湾スイーツ食べ比べ
心ときめく懐かしのブッセやレモンケーキ。【台湾スイーツ食べ比べ】December 28, 2025


思わず童心に返ってしまう「台湾式ブッセ」。
大稲埕にある1930年創業の郷土菓子店。寺廟の祭典に供える伝統菓子からレトロな洋菓子まで、数多くの商品を扱う。なかでも日本統治時代からの人気商品がブッセで、当時は「キュイエール」という名で親しまれていたという。これは生地の部分を指す「ビスキュイ・キュイエール」に由来し、戦後は台湾語に転訛され、「牛力」という漢字が当てられた。他店では「小西點(小さな洋菓子の意味)」、「麩奶甲(フィンガー・ビスケットの発音に由来)」、さらにその形から「台式馬卡龍(台湾式マカロン)」と呼ばれることもあり、複数の呼称をもつのが興味深い。ここのものは5㎝ほどとやや大きめ。焼き加減に細心の注意を払っているので、パサパサとせず、サクッと軽やかな食感がウリ。
スーツシュエンガオピンプー
台北市大同區延平北路二段68號 ☎02−2558−0989 9:00~19:00 日~18:00 無休 1パック18個入り150元。賞味期限は10日間。


地域密着型ベーカリー。定番のレモンケーキ。
松江市場向かいに位置し、人々の生活に溶け込んでいる街角のベーカリー。15歳からパンや菓子づくりを学んだという創業者が1972年に店を構えた。現在は2代目が跡を継ぐ。棚には昔ながらのパンのほか、パイナップルケーキや月餅などの郷土菓子、さらにスポンジケーキやクッキーなどの洋菓子が並ぶ。長寿のお祝いの際に食べられる「寿桃(桃の形をした中華まん)」も看板商品だ。商品数は100種におよび、すべてが手づくり。レモンケーキは市場で購入した台湾産レモンの搾り汁を用いており、爽やかな風味が魅力。パリッとしたチョコの食感とふかふかのスポンジ生地が絶妙で、万人受けする味わい。また、バニラ味、チョコ味、イチゴ味のブッセも人気だ。いろいろと買いたくなるはず。
ダープーメイ
台北市中山區錦州街199號 ☎02−2522−2354 7:30~22:30 無休 レモンケーキ42元。小豆ペーストを砂糖で固めた「紅豆丸」もおすすめ。

文・写真/片倉真理
※この記事は、No. 145 2026年1月号「&Taipei」に掲載されたものです。
台北在住ライター・コーディネーター 片倉 真理




































