北海道と東北の本屋がガイドする、この街を歩くのが楽しくなる本。August 04, 2026


THINGS FOR BETTER LIFE #199北海道と東北の本屋がガイドする、この街を歩くのが楽しくなる本。
北海道と東北の本屋がガイドする、この街を歩くのが楽しくなる本。August 04, 2026
ふと思い立って旅に出るのも楽しいけれど、せっかくならその土地について知ったうえで訪れたい。旅のガイドブックは数多くあるなかで、その街に暮らす人が薦めるとっておきの一冊を聞いてみました。北海道と東北のローカルに愛される書店が教えてくれた、とっておきの7冊を紹介します。
「THINGS FOR BETTER LIFE」、今回のテーマは「北海道と東北の本屋がガイドする、この街を歩くのが楽しくなる本」。
Index
- 『円錐書店』が教えてくれた、北海道を歩くのが楽しくなる本『アイヌ神謡集』。
- 『八戸ブックセンター』が教えてくれた、青森県を歩くのが楽しくなる本『デッドエンドで宝探し あんたは青森のいいとこばっかり見ている』。
- 『BOOKNERD』が教えてくれた、岩手県を歩くのが楽しくなる本『盛岡を想う。』。
- 『曲線』が教えてくれた、宮城県を歩くのが楽しくなる本『みちのく民話まんだら 民話のなかの男たち』。
- 『ブックストア ペロンパー』が教えてくれた、秋田県を歩くのが楽しくなる本『秋田 環日本海文明への扉』。
- 『ペンギン文庫』が教えてくれた、山形県を歩くのが楽しくなる本『食堂巡礼』。
- 『本と喫茶 コトウ』が教えてくれた、福島県を歩くのが楽しくなる本『我が山河 福島への憧憬』。

『円錐書店』が教えてくれた、北海道を歩くのが楽しくなる本『アイヌ神謡集』。
TRAVEL 2026.7.25アイヌ文化が色濃く残る、北海道の土地の記憶。この本は彼らの精神性、自然や動物との関わりについて、理解や想像力を深める助けになります。アイヌの人々にとってのカムイ(神)の概念は、動物や水、自然の神々だけでなく、植物など動かないものにも及びます。そして、その息吹は現代にも脈々と受け継がれています。読み進めるうちに、我々は自然環境とどのように対峙したらいいのか。新たな「問い」が生まれます。(店主・福田大道さん)日本全国のローカルに愛される書店が選んだ、その土地の歴史や文化に触れるための一冊。毎日1記事ずつ、ジャンルも内容も様々な全47冊を紹介します。 『アイヌ神謡集』知里幸惠 著 中川 裕 補訂(岩 …

『八戸ブックセンター』が教えてくれた、青森県を歩くのが楽しくなる本『デッドエンドで宝探し あんたは青森のいいとこばっかり見ている』。
TRAVEL 2026.7.26青森観光といえば、「ねぶた祭」や酸ヶ湯など温泉巡りが真っ先に思いつくところ。猛暑の東京から逃れるため、夏の間だけ青森で過ごしている能町みね子さんが、本州の〝行きどまり〞と見立て、地理的〝はじっこ〞に着目した冒険記。能町さんが、あえて公共交通機関を利用し、辺鄙な場所に時間をかけて訪れることを嬉々として楽しむ姿が面白い。「肉体的パワースポット」「ドライブインハシゴ」などユニークなトピックが満載です。(所長・石木田誠さん)日本全国のローカルに愛される書店が選んだ、その土地の歴史や文化に触れるための一冊。毎日1記事ずつ、ジャンルも内容も様々な全47冊を紹介します。 『デッドエンドで宝探し あんたは青森 …

『BOOKNERD』が教えてくれた、岩手県を歩くのが楽しくなる本『盛岡を想う。』。
TRAVEL 2026.7.27編集者の岡本仁さんによる、盛岡について書かれたエッセイ集。はじめての土地はタクシーや電車を使わず、興味の赴くままに歩く。再訪時には居心地が良い場所や印象的な店を中心に訪れる。そんな岡本さんの旅の仕方は、目的地を定めて「点」で動く旅ではなく「面」で動く旅、と言ったらいいのか。街の印象や出会った人々についての凝縮された文章を読んでいると、盛岡ならではのゆったりとした時間が立ち現れてくるようです。(店主・早坂大輔さん)日本全国のローカルに愛される書店が選んだ、その土地の歴史や文化に触れるための一冊。毎日1記事ずつ、ジャンルも内容も様々な全47冊を紹介します。 『盛岡を想う。』 岡本 仁 著(BOOK …

『曲線』が教えてくれた、宮城県を歩くのが楽しくなる本『みちのく民話まんだら 民話のなかの男たち』。
TRAVEL 2026.7.28民話で描かれる男たちは、寄る辺なく、不器用で、孤独で、歴史の変革を担うような者たちではない。しかしそうした〝はぐれもの〞たちによってこそ、世界は成り立っているのではないだろうか。これらのお話は、世の中に楽しいこと、悲しいこと、それぞれの胸の内に秘められてきたものがたくさんあることを改めて教えてくれる。独特の拍子で進む語りと、心の裂け目に宿るような小さなぬくもりの物語に、はるかな安堵が感じられる。(店主・菅原匠子さん)日本全国のローカルに愛される書店が選んだ、その土地の歴史や文化に触れるための一冊。毎日1記事ずつ、ジャンルも内容も様々な全47冊を紹介します。 『みちのく民話まんだら 民話のなかの …

『ブックストア ペロンパー』が教えてくれた、秋田県を歩くのが楽しくなる本『秋田 環日本海文明への扉』。
TRAVEL 2026.7.29松尾芭蕉は『おくのほそ道』の旅の途中で秋田の象潟(きさかた)を訪ね、菅江真澄は、秋田藩領を広く巡り、民俗記録を大量に残していました。これらはほんの一例ですが、歴史に名を連ねる先人たちが、なぜ秋田を訪れたのか。何に心を動かされたのか。著書が克明に記した〝足跡の地図〞に触れることで、その一端を知ることができます。本書を片手に気になったポイントをそぞろ歩けば、きっと秋田の真の風土や風習を感じてもらえるはず。(店主・小松田祐太さん)日本全国のローカルに愛される書店が選んだ、その土地の歴史や文化に触れるための一冊。毎日1記事ずつ、ジャンルも内容も様々な全47冊を紹介します。 『秋田 環日本海文明への扉』 …

『ペンギン文庫』が教えてくれた、山形県を歩くのが楽しくなる本『食堂巡礼』。
TRAVEL 2026.7.30日本全国8県20か所の食堂を巡った旅エッセイ。山形出身の著者が定期的に帰省するなかで訪れた、とっておきの3軒が収録されています。彼女が子どもの頃に登ったことがあるという、出羽三山・羽黒山表参道の石段の中ほどにある『二の坂茶屋』。寒河江市にある『佐平治食堂』。生まれ育った実家の近くにある『パティスリーコウシロウ』。食を通した一期一会の出会いが臨場感溢れる筆致で綴られていて、じんわり心が温まります。(店主・山田絹代さん)日本全国のローカルに愛される書店が選んだ、その土地の歴史や文化に触れるための一冊。毎日1記事ずつ、ジャンルも内容も様々な全47冊を紹介します。 『食堂巡礼』小川 糸 著(白泉社) …

『本と喫茶 コトウ』が教えてくれた、福島県を歩くのが楽しくなる本『我が山河 福島への憧憬』。
TRAVEL 2026.7.31福島県出身の農学者・小泉武夫さんが市町村を巡り、土地の自然や歴史、暮らしを丁寧に綴ったエッセイ。地域の深部に触れる楽しみが詰まっています。震災前後の地域の日常を過不足なく描いているところも福島県を知ってもらううえで欠かせません。個人的におすすめなエリアが、北塩原村。裏磐梯に位置し、五色沼や桧原湖などの美しい自然景観に出合えます。同県出身の風景画家・酒井昌之さんの挿絵も、旅情を誘ってくれる。(店主・小島雄次さん)日本全国のローカルに愛される書店が選んだ、その土地の歴史や文化に触れるための一冊。毎日1記事ずつ、ジャンルも内容も様々な全47冊を紹介します。 『食堂巡礼』小川 糸 著(白泉社) 福島の …