47都道府県のいい本屋がガイド。この街を歩くのが楽しくなる本。

『誠光社』が教えてくれた、京都府を歩くのが楽しくなる本『梶井基次郎全集』。August 19, 2026

日本全国のローカルに愛される書店が選んだ、その土地の歴史や文化に触れるための一冊。毎日1記事ずつ、ジャンルも内容も様々な全47冊を紹介します。

『梶井基次郎全集』梶井基次郎 著(ちくま文庫)

『誠光社』が教えてくれた、京都府を歩くのが楽しくなる本「梶井基次郎全集」。京都に暮らし、肺を病んでいた三高(元・京都大学)時代の梶井。未来の見えない心情の中、京都の街を徘徊する「檸檬」「瀬山の話」をはじめ、習作・遺稿もすべて収録した全集。
京都に暮らし、肺を病んでいた三高(元・京都大学)時代の梶井。未来の見えない心情の中、京都の街を徘徊する「檸檬」「瀬山の話」をはじめ、習作・遺稿もすべて収録した全集。

100年前の文豪と辿る、京都の奥深い碁盤の目。

若くして肺病を患った梶井にとって、京都の整然とした碁盤の目は抜け出せない閉塞感の象徴でもありました。けれど、敏感な感性ゆえに気付ける温度や色彩、体感的な街の構造が作中にはありありと描かれています。街並みは変わっていますが、今でも京大から新京極や四条へ向かう散歩コースは辿ることができます。100年前と同じ通りを歩くことで、幾重にも重なる京都の深い歴史が、自分の身体を通して感じられるはずです。(店主・堀部篤史さん)

誠光社

『誠光社』が教えてくれた、京都府を歩くのが楽しくなる本「梶井基次郎全集」。

ミニマルに持続可能なビジネスとして書店を成立させるべく、出版社と直接取引を行う。選び抜かれた新刊書のほか、洋書、古書、レコードも販売する。▷京都市上京区中町通丸太町上ル 俵屋町437 ☎075‒708‒8340 10:00~20:00 無休

→ seikosha-books.com

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