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ぬか漬け、はじめました。編集後記「料理好きの台所」November 20, 2025

すっかりぬか漬けにハマってしまいました。きっかけは、最新号「料理好きの台所」。暮らし家・塩山奈央さんの台所に取材に伺い、贅沢なぬか漬けランチをご馳走になりました。
きっと人生で食べたことはあるんだろうけど、どうやって出来あがるのか、どんな味なのか、正直ピンときていなかったぬか漬け。いざ実食してみると、酸味、塩味、旨みに少しの爽やかさも感じられて、言葉で表現するのが難しいほどの複雑な味わいがクセになるおいしさ! 完成までに時間がかかるものだと思っていましたが、前日の夜に漬ければ、翌日の朝にはもう食べられるという気軽さにも背中を押され、さっそくぬか漬け生活を初めてみました。

まずはお試しで、〈無印良品〉の「発酵ぬかどこ」をゲット。チャック付きの袋にあらかじめ発酵させたぬかが入っているので、そのまま中に具材を入れるだけで、簡単にぬか漬けが作れます。使ったのは、大根、きゅうり、パプリカ、さつまいも、アボカド。野菜によって漬かりやすさが異なるので、細かく切ったり、皮を剥いたりして調節してあげることが大切なんだそう。こうして下準備をした野菜たちをぬかにつけて冷蔵庫で寝かすこと数時間……。あっという間においしいぬか漬けの完成です。

大根やきゅうりなどの定番はもちろん、パプリカ、アボカドなどの西洋野菜も、食べ慣れたものとはまた違った味わいに。さつまいもは下茹でが必要ですが、本来の甘みとぬか漬けならではの塩気のバランスが絶妙です。もし作りすぎてしまっても、下味のついた食材として肉巻きなどにすればおかずにもなるし、細かく刻んでオイルにつければ、食べるソースにも。アレンジの幅も想像以上で、ここに「ぬか床を育てる」楽しさが加わるとなると、しばらくはぬか漬けの沼から抜け出せそうにありません。
本誌では、ぬか漬けについてはもちろん、まるでぬか床を愛でるように、自らの手で大切に育ててきた塩山さんの台所についても紹介しています。ぜひ、手に取ってチェックしてみてくださいね。
(編集MH)





























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