今、台湾でしたいこと。

料理研究家の内田真美さんが教えてくれた、「台湾好きの、2泊3日旅プラン」。March 05, 2025

台湾好きのあの人はどんな旅をしてる？　アートや建築、歴史文化を巡ったり、屋台ごはんからスイーツまで豊かな食文化に触れたり。台北以外にも台中、台南へのショートトリップなど、6人の台湾通に、2泊3日を満喫する自分だけの旅プランを教えてもらった。

食べることを愛おしむ、いつもの台北時間。

台湾は中華の8大料理が味わえるという奇跡のような場所。台湾独自のエッセンスが融合して、独特の食文化が発展しているのも魅力です。スイーツも面白くて、『YU CHOCOLATIER 畬室（ユーショコラティエユィスー）』は台湾産のカカオを使うショコラトリー。お茶や国産ウイスキーなどを使ったボンボンは、ここでしか食べられないおいしさ。台湾産フルーツや鉄観音茶などを使ってフランス菓子を生み出すパティスリー『QuelquesPâtisseries某某甜點（ケルク・パティスリーモウモウティエンディエン）』も外せません。夜は台湾産の牛肉にこだわる『清真中國牛肉麺食館（チンツェンツォングオニョウロウミエンスーグワン）』へ。職人が生地から作る斤餅（チンピン）という皮があって、甘辛く炒めた牛肉を包んで食べるのが、またたまりません。『永和豆漿大王（ヨンフートウチアンダーワン）』での朝食も定番。鹹豆漿（シエントウチアン）を店内で食べ、冷たい甜豆漿（ティエントウチアン）をテイクアウトして市内を散策します。ランチをいただく湯圓（タンユエン）の専門店『施家鮮肉湯圓（スーチアーシエンロウタンユエン）』では白ニガウリと鶏肉、パイナップルの蒸しスープがお気に入り。夜は本格的な雲南料理を食べられる『人和園雲南菜（レンフーユエンユンナンツァイ）』へ行き、何年経っても変わらない味と店主の人柄に触れ、しみじみと懐かしく温かい気持ちをいただきます。お土産には『南門市場美食廣場（ナンメンスーツァンメイスーグワンツァン）』でちまきや饅頭など日本に持ち帰れる食材を購入。ひたすら食を巡る3日間ですが、どのお店も人が優しくて、作る人も食べる人も心から食を愛していることが伝わります。「食べることを好きで生きていて、いいんだよ」と言ってもらえているようで、いつも元気をもらえるのです。

My Taiwan Trip Plan内田真美さんの2泊3日台湾旅プラン。

1日目
13：00
台北松山空港着後、タクシーで市街地へ移動。いったんホテルに向かい、荷物を預ける。

13：30
台湾家庭料理が味わえる『茂園餐廳（マオユエンツァンティン）』（南京復興）で遅めのランチ。水蓮菜の炒め物など、日本では食べられない野菜も。

15：00
ショコラトリー『YU CHOCOLATIER 畬室』（忠孝敦化）のカフェでボンボンなどのチョコレートと台湾茶をいただく。

16：00
『Quelques Pâtisseries某某甜點』（忠孝敦化）で夜のおやつ用にタルトシトロンを購入する。

17：00
ホテルに戻り、タルトシトロンを冷蔵庫に入れる。

19：00
予約しておいた老舗牛肉麺店『清真中國牛肉麵食館』（國父紀念館）で夕食。

21：00
臨江街觀光夜市（信義安和）にある『御品元傳統手工元宵（ユィピンユエンツワントンソウコンユエンシアオ）』で白玉がのったかき氷を。『台灣手作水果冰淇淋（タイワンソウツオスェイグオピンチーリン）』でアイスも。余裕があれば『DoubleV（ダブル・ヴィー）』でマンゴーやグァバなど季節のフルーツを使ったジェラートを食べる。

22：30
台北市内のホテル泊。

2日目
07：00
『永和豆漿大王』（大安）で朝食。鹹豆漿をいただく。その後は市内をぶらぶらと散策。

11：00
湯圓の専門店『施家鮮肉湯圓』（大橋頭）でランチ。

13：00
台湾最大のオーガニックショップ『天和鮮物華山旗艦店（ティエンフーエンウーホワサンチーチエンディエン）』（善導寺）で買い物。酵素精力湯を飲み、胃を落ち着かせる。

15：00
予約しておいた茶芸館『小慢（シャオマン）』（古亭）で、ゆっくりとお茶の時間を楽しむ。

18：00
雲南料理専門店『人和園雲南菜』（民權西路）で夕食。

20：00
寧夏夜市近くにある豆花店『豆花荘（トウホワツワン）』（雙連）など、数店あるお気に入りの店で食べ比べ。

22：00
台北市内のホテル泊。

3日目
08：00
南門市場近くの『張吳記麺餅舖（ツワンウーチーミエンピンプー）』（中正紀念堂）で朝食。鹹豆漿や窯焼きの焼餅をいただく。

10：00
『南門市場美食廣場』（中正紀念堂）で饅頭やちまきなど、お土産物を買う。

12：00
ワンタンと麺の専門店『奇福扁食南門寧波店（チーフーピエンスーナンメンニンポーディエン）』（中正紀念堂）で昼食。

14：00
『正宗建中黑砂糖刨冰（ツェンツォンチエンツォンヘイサータンパオビン）』（中正紀念堂）で黒糖の糖水がかかった甘いかき氷をいただく。