TRAVEL あの町で。
本、雑貨、音楽、コーヒー、 カルチャーを感じる街、ソウル・望遠洞(マンウォンドン)を歩く。前編October 07, 2026
ソウル在住のローカルに聞いた情報が詰まった2026年9月28日発売の別冊MOOK「&Seoul/ひとりでも、韓国・ソウル」より、出版ディレクターのキム・アヨンさんに教えてもらった、望遠洞(マンウォンドン)で立ち寄りたい散歩スポットを紹介します。
この記事は前編です。後編はこちらから。
望遠洞 망원동 /マンウォンドン
案内人のキム・アヨンさんが働く出版社〈無題〉があるオフィスからも近い、望遠洞。市場や老舗の食堂だけでなく、個性豊かな書店やレコードで音楽を楽しめるカフェなど、カルチャーを満喫できるスポットが、近年増えているという。大好きな本を片手に、のんびり散策できる場所へと誘ってくれた。
1.翻訳家の書斎 번역가의 서재/ポニョッカエ ソジェ
Shop Data ▷마포구 동교로 17길 67 101호/101,67, Donggyo‒ro 17‒gil, Mapo‒gu 14:00~19:00 日月休 Instagram@tlbseoul
2.Tale TanGo 테일탱고/テイル テンゴ
Shop Data ▷마포구 망원로 62‒3 이이헌 1 층/1F Lee I-heon, 62‒3, Mangwon‒ro, Mapo‒gu 13:00~19:00 日月休 Instagram@tale_tango
3.dopy 도피/ドピ
Shop Data ▷마포구 동교로 17길 45 1층/1F, 45, Donggyo‒ro 17‒gil, Mapo‒gu 9:00~17:00 月休 Instagram@cafe_dopy
4.Anthracite 西橋 앤트러사이트 서교/エントゥロサイトゥ ソギョ
Shop Data ▷마포구 월드컵로 12길 11/11, World Cup‒ro 12‒gil, Mapo‒gu 10:00~21:00 土日9:00~22:00 無休 Instagram@anthracite_coffee_roasters
5.CHAEG BAR 책바/チェッバ
Shop Data ▷마포구 포은로 90 301호/301, 90,Poeun‒ro, Mapo‒gu 18:00~翌1:00(金~翌1:30) 土15:30~翌1:30(日~翌1:00) 月休 Instagram@chaegbar
コンセプチュアルな書店でじっくり、本と向き合う。
個性的な書店が集まる望遠エリアの中で、最初におすすめしたいのは『翻訳家の書斎』。代表のパク・ソンヒョンさんは日韓の翻訳本を多く手がけており、店内には日本だけでなく、ドイツ、イギリス、アメリカなど選りすぐりの翻訳書が並ぶ。日本の書籍が、韓国ではこんなふうに出版されているんだという視点で、本の表紙などを眺める楽しみもあると思います。
次に紹介したい書店は、私と同姓同名の代表キム・アヨンさんが運営する『Tale TanGo』。障害がある人のためにコーヒーのドリップバッグを作るプロジェクトに参加したことがきっかけで、「体のどこかに障害がある人はどう書店を訪れ、どんなふうに本と出合うのか」という視点から始めたというバリアフリーの独立書店。著者が出演するブックトークイベントなども開催している。
書店を巡ってお腹がすいたら、『dopy』へ。秋はイチジク、冬はリンゴなど季節の果物を取り入れたサンドイッチもおいしいけれど、つい頼んでしまうのは野菜たっぷりのフムスプレート。キャロットラペ、キノコのソテー、サラダをつまみながら、ひよこ豆のフムスを、店で焼き上げたバゲットと共に頬張るのが、幸せなひととき。愛犬と気軽に立ち寄ってもらえるよう、犬用の水も店内に常備されているので、かわいい犬たちに出合う確率も高いです。
食後のコーヒーは、『Anthracite 西橋』で。レンガ造りの邸宅をリノベした3階建てで、建物の前には広い庭園が。どのフロアもBGMがなく静かなので、ここも本を読むのにぴったりな場所です。
仕事を終え、お酒と本を楽しみたくなったら、『CHAEG BAR』へ。ハン・ガンの『菜食主義者』など、小説にちなんだカクテルやお酒を味わえます。実は私はカクテルを作る資格を持っているのですが、物語の世界とお酒の味を想像しながら、メニューを見るのも楽しいです。
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ソウル市の西側を代表する街、弘大(ホンデ)の西に位置する望遠洞は、観光客にも人気の望遠市場を中心に発展してきたエリア。流行に左右されない老舗の食堂と個人で営むカフェや書店が混在する。赤い半月アーチが美しい城山(ソンサン)大橋に隣接する望遠漢江(ハンガン)公園は、夕日の名所でもある。最寄り駅は、地下鉄6号線の望遠駅。
案内人キム・アヨンさん
出版ディレクター。俳優のパク・ジョンミンが運営する韓国の出版社「ムジェ」で取締役を務めている。お酒が好きで、様々な資格を持っている。新しい路地や美味しいお店を探し回るのが好き。Instagram@ayngkm
photo : Shinnosuke Yoshimori illustration : Adrian Hogan coordination & photo & text : Hanae Koike cooperation : Sachiko Kumagai
















































































