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音楽ライター・栗本斉が編んだ、あの頃と今を繋ぐ、新感覚シティポップ・コンピレーションが発売に。September 21, 2026

東京に潜む物語を、シティポップで。

音楽ライター・栗本斉が編んだ、あの頃と今を繋ぐ、 新感覚シティポップ・コンピレーションが発売。

音が鳴ったその瞬間、きらめいた瞬間や、甘く切ない記憶へと誘う不思議な魔力を持ったシティポップがある。音楽ライター・栗本斉は、そんな手触りのある楽曲を「Sweet Evening」「Bitter Midnight」という2つの時間帯が持つ独特の色に重ね、都会に潜む物語を感じさせるコンピレーションアルバムを編んだ。9月23日に『TOKYO CITY POP -New Standard-』をリリースする。

Disc 1は「Sweet Evening」がテーマ。都会から身体を解放する、風を感じるような高中正義のナンバー「トーキョー・レギー」からスタートする。波のように寄せては返す夏の恋を、ダンサブルなサウンドに乗せて小粋に歌った杏里の「Good Bye Boogie Dance」。ディスコサウンドのグルーヴィーさと、吉田美奈子の自由でソウルフルな声に身を任せたくなる「愛は思うまま」。そして、1986年にリリースされた菊池桃子の「Mystical Composer」が印象的だ。音楽の中に恋や記憶が生まれる気持ちを綴った都会的なナンバーは、海外での評価も高い。囁くようなアンニュイな歌声に、作曲家・編曲家の林哲司による洗練されたコードとリズムが重なる。この浮遊感と未来的なサウンドが、今、新しく耳に響いてくる。そのほかにも、ライター・栗本斉のマニアな視点が光る楽曲が連なる。

昼間のムードから一転、Disc 2のテーマは「Bitter Midnight」。1曲目は、静まりかえった深い夜にひとりきりで心の痛みと向き合う、大貫妙子の「4:00 A.M.」。午前4時、東京から人も車も少なくなり、街の音も遠のいた闇夜に、かなしみを優しく放っているかのよう。都会的な乾きとソウル・R&Bの身体性をまとった、松原みきのスタンダードナンバー「真夜中のドア〜stay with me」。旅先で突然始まる一夜の恋を歌った「ZANZIBAR NIGHT」は、フィリピン出身のジャズ/ポップス・シンガー、Marleneによる都会的で軽やかな歌唱が、異国情緒を誘う。そして、東京そのものを異国的に眺めた世界観が魅力的なRajieの「THE TOKYO TASTE」。サディスティックスが1977年に発表した作品だ。コンピレーションの物語を締めくくるのは、東京の夜景を高層階から見下ろす情景が浮かぶハイ・ファイ・セットの「スカイレストラン」。都会の夜に、終わってしまう恋を美しく閉じ込めた、哀愁漂う楽曲が切なく香る。

時代を超えて愛される名曲から、近年、海外リスナーからも高い支持を集める楽曲までを網羅したコンピレーションCDは、完全生産限定のカセットテープも同時発売。アートワークは永井博の作品だ。「TOKYO」をキーワードに編んだ、シティポップの“ニュー・スタンダード”を、ぜひ感じてみてほしい。

『TOKYO CITY POP -New Standard-』

音楽ライター・栗本斉が編んだ、あの頃と今を繋ぐ、 新感覚シティポップ・コンピレーションが発売。

発売日:2026年9月23日
CD2枚組
価格:¥3,500
カセットテープ(完全生産限定盤)
価格:¥3,500

text : Seika Yajima

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