台湾スイーツ食べ比べ
美容にも効果あり? 「燕の巣」のスイーツ。 【&Taipei 台湾スイーツ食べ比べ 】May 15, 2023
若者にも人気! 燕の巣ゼリーがのった洋菓子。
MRT古亭駅に近い喫茶店を併設した専門店。店主の実家は大稲埕で燕の巣やカラスミを扱う食材問屋を営んでいた。「良質でおいしい燕の巣を気軽に味わってもらいたい」という思いから、洋菓子やドリンクに合わせたメニューを考案。マカロンやティラミス、カヌレなどの上に燕の巣ゼリーをのせている(マカロンは中のクリームにも燕の巣を使用)。燕の巣自体に味はないが、美しく輝くゼリーには心がときめくこと間違いなし。燕の巣は水溶性タンパク質なので、熱に触れると溶け出してしまう。そのため、洋菓子の食感に影響を与えないように工夫したという。また、キンモクセイ烏龍茶の炭酸ドリンクもおすすめ。なお、洋菓子には3g、ドリンクには15gの燕の巣を使用している。
ハオツンイエンオウ
台北市中正區杭州南路二段52號 ☎02−3343−3183 12:00~19:00 火休、その他休みはFBで 写真のティラミスは180元、ドリンクは330元~。
台湾マダムも注目! 黄金色の燕の巣ゼリー。
ラグジュアリーなファッションブランド〈夏姿〉が手がける台湾茶ブランド。パイナップルケーキなどのお茶請けでも知られる。なかでも燕の巣で作った弾力性たっぷりのゼリー「黄金糖」は注目のヒット商品。旧正月の贈答品として、また、結婚式でゲストに配られるお菓子としても好評だ。蜂蜜を用いたゼリーは甘すぎず、ゼリーの中にはキンモクセイの花びらが数個浮かんでいる。これらはすべて職人の手で作られている。そのまま食べるだけでなく、温かいお茶に入れるのもグッド。ゼリーが溶けて、ほんのりと甘いお茶が出来上がる。また、細かくカットして、アイスティーに入れれば、プルプル食感を楽しめるドリンクとなる。美しい箱に詰められているので、お土産にもぴったりだ。
ツァイツァイスーツァー・ウェンホワ・チャチャテー
台北市復興南路一段219巷23號(大安概念店) ☎02−8773−1818 11:00~22:30 無休 6個入り580元~。店舗では商品の販売のみ。
文/片倉真理 写真/片倉佳史
※この記事は、No. 114 2023年6月号「&Taipei」に掲載されたものです。