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コップやマグにのせるだけの、ガラス蓋。&Taipei 台北の日用品探索 Vol.12October 31, 2024

ガラス蓋19元。持ち手付きガラスコップ 70元。別々に売られている。&Taipei 台北の日用品探索 Vol.12
ガラス蓋19元。持ち手付きガラスコップ70元。別々に売られている。

コップやマグにのせるだけの、ガラス蓋。

古い台湾映画を観ていたとき、登場人物たちが自宅や仕事先で日常的に台湾茶を飲むシーンで、ガラスのコップにガラスの蓋をするしぐさが素敵で印象に残っていた。後に自分でも買い求めようとして知ったのだが、特にコップと蓋がセット売りされているわけではなく、ガラス製の蓋が雑貨店で100円くらいで売っているものを、各々が手持ちのコップにのせているだけだった。「この蓋の大きさなら、たいていのコップに合うだろう」という感じが何とも台湾らしい。コップにお湯と茶葉を入れてこの蓋をすれば自然に茶葉が開くし、蓋を押さえて茶葉を濾すこともできる。用途はお茶だけでなく、常温の水が入ったコップやマグに蓋をする人もいて、使い方は個人の自由だ。

玻璃杯蓋ポーリーベイガイ

台湾の一般的な雑貨店で「玻璃杯蓋」として売られていることが多い。私が購入したのはチェーンの雑貨店『勝立生活百貨』(復興南路二段)。

近藤 弥生子台北在住ライター

台北在住の編集・ライター。カルチャー界隈からオードリー・タンまで、生活者目線で取材し続ける。著書に『オードリー・タンの思考 IQよりも大切なこと』(ブックマン社)、『オードリー・タン母の手記「成長戦争」自分、そして世界との和解』(KADOKAWA)がある。

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photo & text : Yaeko Kondo

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