ねこと暮らす

「しっぽ語」を学ぶ必要ある? 校正者・牟田都子のねことの暮らし #3August 16, 2026

「しっぽ語」を学ぶ必要ある? 校正者・牟田都子のねことの暮らし #3 | 子ねこの文。
子ねこの文。
「しっぽ語」を学ぶ必要ある? 校正者・牟田都子のねことの暮らし #3 | 文の長いしっぽ。
文の長いしっぽ。
「しっぽ語」を学ぶ必要ある? 校正者・牟田都子のねことの暮らし #3 | ユキチの巻きしっぽ。
ユキチの巻きしっぽ。
「しっぽ語」を学ぶ必要ある? 校正者・牟田都子のねことの暮らし #3 | みたらし(右)のかぎしっぽ。
みたらし(右)のかぎしっぽ。

『猫はしっぽでしゃべる』(田尻久子著、ナナロク社)は、熊本で書店を営む著者の初エッセイ集。紙版画作家・坂本千明による装画のモチーフは当時の看板猫・白玉で、帯をはずすと、いかにも雄弁そうな長い尻尾があらわれる。

みたらしはかぎしっぽ、ユキチにいたっては、毛糸でこしらえたポンポンがちょこんとお尻にくっついているような巻きしっぽで、これまでわが家にはしっぽで喋るねこがいなかった。代わりにというわけでもないだろうけれど、2匹ともよく鳴く。起きろ、ドアを開けて、ごはんはまだか、遊べ、構えと一日中にぎやかだ。

今年友人の家からやってきた子ねこの文(ぶん)は、よほどのことがないと声を立てない。元保護猫の先住2匹と異なり、おとな猫3匹、きょうだい猫6匹の大家族で育った文は、長くて太い、立派なしっぽの持ち主だ。ねじを巻くと走り出す車のおもちゃみたいに家中を飛び回り、抱き上げたり撫でたりしようとすると、喉を鳴らすどころか、暴れる、噛みつく。彼女と意思疎通するためには、やはり「しっぽ語」を学ぶ必要があるだろうか。

牟田都子校正者

1977年、東京都生まれ。みたらし(茶白♂・推定13歳)、ユキチ(白♂・推定11歳)、文(キジトラ♀・0歳)と暮らす。著書に『文にあたる』『校正・校閲11の現場』、編著書に『贈り物の本』など。

instagram.com/satokomogura

photo: Hikita Chisato


校正者 牟田都子

牟田写真_疋田さん撮影
1977年、東京都生まれ。みたらし(茶白♂・推定13歳)、ユキチ(白♂・推定11歳)、文(キジトラ♀・0歳)と暮らす。著書に『文にあたる』『校正・校閲11の現場』、編著書に『贈り物の本』など。

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