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選・文 / HADEN BOOKS: / November 11, 2021 本屋が届けるベターライフブックス。『ひとり時、円居時 暮らしに寄り添う 器と道具』 林 七緒美 著(KADOKAWA)

This Month Theme器選びと盛り付けの趣味がいい本。

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京都で器と日用道具の店『木と根』を営む林七​緒美さんの著書。おもてなしには青磁の大浅鉢、日用使いには古物の朱の漆椀、ショートケーキには優しい手触りの木の皿とフォークを。ひとりでお茶するときも家族でちゃぶ台を囲むときも、シーンに合わせた器のコーディネートや道具の活用例をお店で取り扱う作家とのエピソードを織り交ぜながら解説してくれます。「高価で立派な道具だからいいのではなく、自分にとって使いやすいものを探し、愛着を持って使い続けるのが、道具との良い付き合い方ではないだろうか。」(おわりにより)
器選びに必要なのは、流行に流されずに自分の「好き」と向き合い、ものを長く大切に使う豊かな心そのものなのだと気付かされます。


選・文 / HADEN BOOKS: / November 04, 2021 本屋が届けるベターライフブックス。『受け継ぎたいレセピ 祖母や母に学び、世代を超えて喜ばれる味』 野村紘子 著(誠文堂新光社)

This Month Theme器選びと盛り付けの趣味がいい本。

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祖母から母、そして自分へ、家庭の味は一代にしてならず。お料理を受け止める器もまた、世代を超えて使われてこそ味わいが増す。そう教えてくれるのは、茶道や華道を通して学んだ日本文化を大切にしたセンスあるお料理やおもてなしが人気で、40年以上料理教室を主宰している野村紘子さん。料理を盛り付ける器は、金継ぎされた大皿や、ナイフの跡が幾重にもついた木のプレート、いびつな形になってしまった味わい深いアルミバットなど、多くの人の手に触れ、たくさんの“おいしい思い出”を経験した器たち。そのどれもが真新しいピカピカの器にはない、奥行きのある味わい深い表情を湛えています。どこか安心感を抱かせる器は、野村家だけのオリジナルな魅力を放っています。


選・文 / HADEN BOOKS: / October 28, 2021 本屋が届けるベターライフブックス。 『沢村貞子の献立料理 料理・飯島奈美 1 2』飯島奈美 著(リトルモア)

This Month Theme器選びと盛り付けの趣味がいい本。

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昭和の名脇役と呼ばれた沢村貞子さんが26年間、毎日綴った「献立日記」。記されていた当時の献立をフードスタイリスト・飯島奈美さんが再現した本作。献立はもちろん、豊富に掲載されている沢村さんの随筆からは、毎日を楽しむ暮らしの哲学を学ぶことができます。
「長い間、夫婦が同じ顔でいつも向き合って食べていて、その上いつも同じお料理じゃ、嫌になっちゃうでしょう。(中略)お料理なら、いろいろ変えることができます。ちょっとずつ変化をつけなければね。」沢村さんの言葉を見習って、献立をちょっとだけ工夫してみる。昨日とは違う小皿を使ってみる。食卓にささやかな変化を取り入れて日常を楽しむこと。「飾らない毎日の営み」にはそれで十分なのだと励まされます。


選・文 / HADEN BOOKS: / October 21, 2021 本屋が届けるベターライフブックス。 『僕の献立 本日もお疲れ様でした』麻生要一郎 著(光文社)

This Month Theme器選びと盛り付けの趣味がいい本。

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料理家・麻生要一郎さんの作る料理は、食卓を共にする人のためにあります。山盛りの唐揚げ、大きなまるまるとしたコロッケ、一匹まるごとの煮魚など、食べる人への愛情がそのまま表れたような大ぶりな料理を盛り付けるのは、おおらかな佇まいの器です。
「良い事も、そうでない事も、人生はいつ何があるかなんて分からない。だからこそ、愛する人達と語らい、味わい、分かち合う食卓は僕にとってたいせつな時間だ。作る側も、食べる側も、食卓から湧いてくるエネルギーがあると僕は信じている。」(あとがきより)
人生にも料理にも、レシピには書きおこしきれない、その人なりの良い塩梅がきっとある。そのバランスを掴むために、毎日大切な人と大皿を囲み、自分と誰かを慈しみ、力をつけて進んでいくのだと、改めてこの本を読んで思います。


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“THE NEW TIME”をコンセプトに、LOVELESS青山に併設したBOOK & COFFEE STAND。ART/STREET/MOVE/EXPERIENCEの4つ要素を現代の主要テーマと捉え、自由でユーモアな視点で新旧問わず幅広いタイトルをセレクト。ファッションの街でもある表参道・南青山エリアにて、人が集まる公園のように開放的なセレクトショップ、そして本とコーヒーのスポットとして新しい価値・時間を提供している。
住所:東京都港区南青山3-16-1 LOVELESS青山
営業時間:11:00-20:00 (日曜 11:00-19:00)

instagram.com/hadenbooks_loveless_aoyama

Latest Issue静かに過ごす時間が、必要です。2021.11.19 — 880円