EVENT いま訪れたい場所、見たいもの。
季節を写し取るガラスの芸術。
津坂陽介 + 久保裕子 (日の出ガラス工芸社) × 雨晴 「春を告げる」/雨晴この週末、買いに行きたい器。vol.14March 03, 2022
This WeekendMarch.5 – March.6, 2022
毎週末、日本各地で行われる器の展示のなかから注目の催しを紹介。3月5日(土)〜6日(日)の週末は、東京・白金台の『雨晴』で行われる「津坂陽介 + 久保裕子(日の出ガラス工芸社) × 雨晴 『春を告げる』」へ。(会期は3月4日〜3月13日)
手にとって陽に当てたくなるような、美しさと柔らかさのある〈日の出ガラス工芸社〉の作品。津坂陽介さんと久保裕子さんの夫妻が、富山市内の里山に構える工房から生み出す作品は、周囲の豊かな自然を写し取ったような、生き生きとしたアイデアと表現力が特徴。例えば、今回の展示のメインビジュアルとなった津坂さんによる「カモのデカンタ」は、カモが魚が泳ぐ様を眺めている瞬間を表現したもの。久保さん作の「池文鎮」もまた、魚や花、蝶など、水辺の風景を一つのガラスの中に詰め込んでいる。その他に、津坂さんからは繊細さを感じる作品たちが、久保さんからは魚の泳ぐ花器や「ハリネズミのドーム」など生き物を取り入れた作品たちが並ぶ予定だ。
今回の会場である白金台『雨晴』の主人・金子憲一さんが二人の作品に惚れ込んで以来10年以上親交を深め、夫妻はこの場所で定期的に作品を発表してきた。今回の展示に並ぶ、童心を思い出させるような可愛らしいガラスたちは、春へと移り変わるこの時季こそ手にしたいものばかり。作品とそれらが生み出す陰影に、惚れ惚れする時間が待っている。
PICK UP
EVENT INFORMATION
場所:雨晴(東京都港区白金台5-5-2)
会期:3月4日(金)〜3月13日(日) 13:00〜18:00
*3月7日(月)、8日(火)、9日(水)は休み
問い合わせ電話番号:03-3280-0766
問い合わせメールアドレス:info@amahare.jp
URL:https://www.amahare.jp/
インスタグラム:https://www.instagram.com/amahare/