手みやげのネタ帖
『ナンポルトクワ』のカリカリ・スイーツ【手みやげのネタ帖】August 20, 2023
本誌連載「&food」担当、ライターP(ぴい)さんが毎月こっそり教えてくれる、おいしい手みやげメモ。
手渡すひと言「口さみしいときにも、ね」
カリカリッという食感は実に楽しい。口の中でリズミカルな音がすると、何だか元気になってくる。おいしいカリカリならば、なおさらだ。京都『ナンポルトクワ』のココキャレはココナッツの香りと香ばしさがクセになるし、店主・西原裕勝さんの父の名を冠したプラリーヌ・キンゾーはアーモンドとバニラの香りが口の中にふわっと広がる。どちらも抱えて食べたくなるほど、あとひきの味だ。カリカリ度合いを歯が喜んでいるような気がする。ショーケースのケーキにも心ひかれ、つい持ち帰りたくなるが、今日はカリカリに。日持ちもするし、値段もお手頃だし、プチ手みやげにはぴったりだ。目上の方には、焼き菓子のアソート(詰め合わせ)がおすすめ。
「ココキャレ」50g¥680、「プラリーヌ・キンゾー」100g880円。
ナンポルトクワ
京都府京都市中京区菊屋町527-1
https://nimportequoi.base.shop/
写真・文/P(ぴい)
ライター 渡辺 紀子
皆からの呼び名は、P(ぴい)。「食べるものなら、おいしくてもおいしくなくても愛おしい」を口上に、『&Premium』創刊時から食の連載「&food」を担当。