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Eyesあの人が見つけたモノ、コト、ヒト

ライター・エディター 原口純子


May 10, 2018 大人の待ち合わせに書店「RDV」 原口純子

2018.05.10

大人の待ち合わせに書店「RDV」

書店が苦戦する日本と逆にこの頃の北京では大型書店の開店が続く。書店に対し商業施設のテナント料が大幅に割引される政策的後押しが始まったためだ。私の家から徒歩圏にある中国指折りの高級デパート「北京SKP」にも3000㎡もある書店「RENDEZ-VOUS」(略称RDV)が開店。書店内にカフェもあるほか、ワインバーやチーズ工房もあって夜22時まで営業。大人の雰囲気でなかなか素敵。最近は友達との待ち合わせはつい、ここばかり指定してしまう。少し前まで本だけを不愛想に並べていた半分倉庫のようだった北京の書店がいま嘘のように変身している。

 
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「RDV」のなかのワインバー。買ったばかりの本をワインを飲みながら読むのも、最近の楽しみの一つ。

February 12, 2018 赤い箱入りの柑橘普洱茶 原口純子

2018.02.12

赤い箱入りの柑橘普洱茶

女友達から素敵な贈り物が届いた。中国では旧正月を前にすると友達同士でもこうしてお歳暮のようなことをする。中国の吉祥色である赤い箱の中身は「柑橘普洱茶(プーアル茶)」。直径2㎝ほどの小型のミカンの身をとりだして普洱茶を詰め、火を入れて乾燥させ、3年寝かせたもの。時を経たミカンの皮は「陳皮」といわれ中国では喉を潤す漢方薬。普洱茶と合わせると体に良い作用を増進させ香りも添える。今中国で静かなブームのお茶だ。友達が選んでくれたのは北京のライフスタイルショップ『観復博物館商店』製。豊かになった中国から生まれる豊かなお茶を友達が教えてくれた。

 
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急須には中身の普洱茶だけをいれても、陳皮を砕いて一緒に入れても。私は陳皮も入れる派で、香りと味の変化球を楽しむ。

October 23, 2017 “中華菜食”の食堂ランチ 原口純子

2017.10.23

“中華菜食”の食堂ランチ

近所に菜食レストランがオープン。オーナーは仏教徒で、「食事は作るのも頂くのも修行のうち」がポリシー。お昼は菜食セットランチのみ。オードブル1皿、熱い料理2皿、雑穀入りご飯、スープ、デザートがついて18元(約300円)。近くのオフィスで働く若者たちでにぎわう。私も週に何度か出かける。中国は野菜の種類がとても多く、調味料も、スパイスも、そして調理法も豊富なので、菜食でも毎日メニューが変わり楽しい。“中華の菜食”の魅力に改めて気づかされている。この秋は、自分でもいろいろレシピを開発してみたい気分。菜食楽し♪

 
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“中華菜食”は野菜にピリ辛系スパイスや、豆鼓など発酵調味料を使うことが多く味に多層性があるのが素敵。

August 03, 2017 北京「精醸啤酒(クラフトビール)」の楽しみ 原口純子

2017.08.03

北京「精醸啤酒(クラフトビール)」の楽しみ

このごろの北京では海外発の流行がすぐ上陸する。今夏はクラフトビールブームがきていて、そのオーナーは海外留学から戻った中国人の若者や北京在住の外国人たち。クラフトビールは中国語で「精醸啤酒」だがこの言葉もすっかり浸透中。レシピにはそれぞれ工夫が凝らされ、中国産の蜂蜜や山椒などスパイスも使われているのが面白い。私は「熊猫精醸」という名のブルワリーが好きで(「熊猫」は=中国語でパンダ)、よくここの丁子入りクラフトビールを頼む。パンダ付きグラスでエキゾチックなビールを味わうと猛暑でもかなりご機嫌になる。

 
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「熊猫精醸」のカウンターにて、醸造設備が店内にあり、出来立てが飲めるのが魅力。

May 29, 2017 乾燥の激しい北京での潤い対策 原口純子

2017.05.29

乾燥の激しい北京での潤い対策

北京では春から初夏にかけ雨はほとんど降らず、空気はとても乾いている。洗濯物もすぐ乾く。便利だけれど、きっと私の体からも水分が失われているはず……。かくして潤い対策に今、愛用中なのは、「秋梨膏」。梨に、生姜や「貝母」などのハーブを加え煮詰めたシロップ。起源は唐代といわれる。いろいろなメーカーから発売されているけれど、私は著名デザイナーの馬可(マ・ク)が開いた食品ショップ「無用真味」で購入した。中国の農村の手作り食品を都会の消費者に伝え伝統を守る目的のショップだ。手作りのシロップは潤い+癒しの味。

 
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瓶のデザインもレトロで素敵。「秋梨膏」ほか、食品ショップでは馬可が選んだ雑穀や調味料などが売られる。馬可の衣服のブランド「無用」のサイトは www.wuyong.org

ライター・エディター 原口純子

はらぐち・じゅんこ/北京在住20年超。日本語、中国語で執筆、編集を行う。日本語の作品に『歳時記 中国雑貨』(木楽舎)など。現在、日本の写真家の作品集を中国で出版するプロジェクトに没頭中。