料理家・冷水希三子が検証。理論で選ぶ、揃えるべき道具たち。
11.しなやかなターナー。料理家・冷水希三子が検証。理論で選ぶ、揃えるべき道具たち。May 24, 2022
2022年5月11日発売の特別編集MOOK「&Kitchen/台所の工夫と、道具選び」。台所と道具にまつわるコンテンツをまとめた1冊から、一生付き合える調理道具について、料理家・冷水希三子さんに検証して選んでもらいました。

どんな場所にも滑り込める柔軟性を。
ターナーとはフライ返しのこと。目玉焼きや肉や魚のソテーなど、フライパンでこんがり焼いた料理を取り出したり、ひっくり返したり。失敗すると料理が台無しになってしまうので、意外と大役を担う道具です。例えばフライパンいっぱいに餃子を並べて焼いたとき、ターナーを入れようと思ってもフライパンの縁にぶつかったり、ターナーの先端がうまく餃子の下に入らなかったりしませんか? それはターナーのサイズが大きすぎたり、ターナー自体に柔軟性がなかったりするからです。使いやすいのは小ぶりのサイズ。へら部分が薄く、ある程度しなやかさがあるもの。フライパンと料理の隙間にスルッと入り込めるものが理想です。
検証1 小ぶりなサイズでも大丈夫。
ターナーの役割は料理をのせて運ぶことではなく、あくまでもフライパンに張りついた食材をはがすこと。目玉焼きがひとつのるくらいのサイズが小回りが利いて使いやすいです。

検証2 何はともあれ柔軟性。
力の加減でしなる構造のターナーは、小さなフライパンでも隙間からスルッと入り扱いやすい。へら部分が薄いと、フライパンに張りつきやすい餃子なども上手にはがせます。
ペコペコと音がするほど極薄のステンレス板を使った柔軟性の高さが魅力。煮崩れしやすい料理をすくうターナーとしても。柄が短いコンパクトなサイズ。フレキシブル ターナー¥1,320(HOEK info@hoek.jp)
料理家・冷水希三子が検証。理論で選ぶ、揃えるべき道具たち。
RELIABLE KITCHEN TOOLS

毎日使っている調理道具。デザインに惹かれて買ったものや、親から譲り受けたもの、さまざまな経緯で手元にあると思います。でも、ふとした瞬間に「ちょっと使いづらいな」と思うことはありませんか。それは気のせいではなく、きちんと理由があるんです。その”理由”にじっくり向き合い、”考えて”みる。料理家の冷水希三子さんと、一生付き合える道具を検証、選んでみました。
photo : Kazumasa Harada styling : Kimiko Hiyamizu edit & text : Yuriko Kobayashi


























![アルヴァ・アアルト コレクション プラター 25cm[W250×H15mm]¥7,700、15cm[W150×H15mm]¥4,950、センティッドキャンドル[W92×H80mm]¥11,000、イッタラ ガラスドーム[φ約160×220mm]¥28,600 (以上イッタラ) その他スタイリスト私物 *プラター25cm、15cm、キャンドルは12月10日発売予定。〈イッタラ〉の美しいデザインとともに、ハートウォーミングな時間を。2025年のホリデーギフトセレクション。 アルヴァ・アアルト コレクション プラター 25cm[W250×H15mm]¥7,700、15cm[W150×H15mm]¥4,950、センティッドキャンドル[W92×H80mm]¥11,000、イッタラ ガラスドーム[φ約160×220mm]¥28,600 (以上イッタラ) その他スタイリスト私物 *プラター25cm、15cm、キャンドルは12月10日発売予定。〈イッタラ〉の美しいデザインとともに、ハートウォーミングな時間を。2025年のホリデーギフトセレクション。](https://img.andpremium.jp/2025/12/27090338/b69203e9aabd03d11385d3e37cd9426c-300x300.jpg)








