骨董王子・郷古隆洋の日用品案内骨董王子・郷古隆洋の日用品案内。名取敏雄の紙箱No. 287 / August 26, 2020 作者である型染作家の名取敏雄さんは、20世紀の日本を代表する染色工芸家・芹沢銈介の仕事を身近で見てきた数少ない人物の一人。平面の作品も素晴らしいのですが、僕は箱が一番好きでいくつか手元に置いています。中でもこれは、唯一無二の、独特な色の切り替えが目を引く一品。手紙や写真など、大切な何かをしまっておくのにちょうどいい大きさです。しっかりとした存在感があるのにどこに置いても馴染んでくれる、不思議な日用品です。 photo:Naoki Seo Selector 郷古隆洋 ユナイテッドアローズ、ランドスケーププロダクツを経て2010年に Swimsuit Department を設立。輸入代理店をはじめ、世界各国で買い付けたヴィンテージ雑貨などを販売する「BATHHOUSE」を運営するほか、店舗のインテリアコーディネートやディスプレーなども手がける。2015年9月には、日本で初の開催となるモダニズムショーを主宰した。→ swimsuit-department.com Share次の記事へ 前の記事へ