「しまわない家」と「しまいたい家」、それぞれの整理整頓術。

March 06, 2022 徹底的に収納して整えるために②「リビングでは"機能"と少し距離を置く」「しまわない家」と「しまいたい家」、それぞれの整理整頓術。

整えたいのに収納が無い家と、整えるためにあらゆる収納を作った家、それぞれに収納術を学ぶこのシリーズ。今回はブランドディレクターの山内朋子さんと山内達詞さんの暮らす「しまいたい家」の、”機能的なものとの付き合い方”を紹介。機能性は、暮らしを楽にしてくれるけれど、くつろぎのじゃまになってしまうこともある。それで「なくしはしないけれど隠しておくことにしました」。機能的なものはなるべく、”一枚の壁”を隔てた、向こう側にしまって。

 

Tips 28 しまえないものはないという考え方。

天井埋め込み型のエアコンならまあまあ目にするにしても、この家ではそれが棚の中にあるから驚かされる。夏と冬だけと思うと使用頻度は多くない。だから稼働する日、その時間だけ、扉を開けて使うことにしたそうだ。
 

「入居前、本もずいぶんと断捨離して、残したのは、この中に収めてあるものだけなんです」
「入居前、本もずいぶんと断捨離して、残したのは、この中に収めてあるものだけなんです」
「入居前、本もずいぶんと断捨離して、残したのは、この中に収めてあるものだけなんです」
 
使用頻度が少ないスキャナープリンターも扉の内側に。ローボードに専用スペースを設けて。
使用頻度が少ないスキャナープリンターも扉の内側に。ローボードに専用スペースを設けて。
使用頻度が少ないスキャナープリンターも扉の内側に。ローボードに専用スペースを設けて。

Tips 29 階段が柱で柱が階段。

Tips21で紹介した、柱のような収納棚の反対に、リビングから屋上へと上がるための階段がすっぽりと収められている。この下辺りにキッチンの冷蔵庫も”入っている”。リビングとDK、双方の目隠し的な役割も担って。

柱の中ゆえにけっこうな急勾配。リビングの角からは階段の半分も見えない。
柱の中ゆえにけっこうな急勾配。リビングの角からは階段の半分も見えない。
 

To Hide しまいたい家

設計段階で「しまう」ことを前提としていたというブランドディレクターの山内朋子さんと山内達詞さんの家。出ていていいのはとっておきだけ。
To Hide
設計段階で「しまう」ことを前提としていたというブランドディレクターの山内朋子さんと山内達詞さんの家。出ていていいのはとっておきだけ。
 
しまえるように建てた家での整え方。

山内朋子(やまうちともこ)さんと山内達詞(やまうちたつし)さん夫婦の家はごく限られたもの以外、すべてしまわれている。なぜなら収納するためのスペースを確保するよう設計して建てた家だから。徹底して出さないでおく、整理整頓術を聞く。

 

山内朋子 ブランドディレクター
山内達詞 ブランドディレクター

ともにアパレルメーカーに勤務後、二人で国産の上質な生地を使用したストールブランド〈THROW〉をスタートさせる。2月1日にパリ発のペット用品ブランド〈SO CHIC〉をローンチ予定。

バスルームを1.5階に配した3層構造。衣類も器も家電も階段すらも専用の収納場所を持つ。
バスルームを1.5階に配した3層構造。衣類も器も家電も階段すらも専用の収納場所を持つ。

photo : Yuya Shimahara illustration : Shinji Abe (karera) edit & text : Koba.A

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