「しまわない家」と「しまいたい家」、それぞれの整理整頓術。

March 02, 2022 ものをしまわずに整えるために⑥「かごや箱に収める」「しまわない家」と「しまいたい家」、それぞれの整理整頓術。

整えたいのに収納が無い家と、整えるためにあらゆる収納を作った家、それぞれに収納術を学ぶこのシリーズ。今回はアートディレクターの稲数麻子さんと、会社員の髙橋智也さんの暮らす「しまわない家」の”かごや箱の活用術”を紹介。保存のため外袋から出せないものは案外多い。しかもそういうものに限って見た目が好みじゃない。「引き出し代わりに使うのが、中身を取り出しやすいかごや箱。かごや箱なら出しておいても部屋のながめはいいままです」

 

Tips 14 愛犬グッズは四角い箱で整理整頓。

「犬グッズばかりは、犬の好みや健康状態を無視して選ぶことはできません」。色も形も素材もバラバラなものは生活のノイズになるから、まとめてしゃっきり見える四角い箱の中へ入れてから動線に合う場所にセット。

 
リビングでは部屋の雰囲気に合う、ナチュラルなラタンのケースを2つ、ケージの上で使っている。
リビングでは部屋の雰囲気に合う、ナチュラルなラタンのケースを2つ、ケージの上で使っている。

Tips 15 目に入りやすい場所には柄や模様入り。

いくら便利だからといって、似たような見た目のかごばかりが集まってしまったら、暮らしに飽きてしまいかねない。そうならないためには、”少し個性の立ったコ”を目立つ位置に置いて、景色に変化をつけてみるといい。

 
手の込んだつくりの2つを少し高いところに置いてみたら、たちまち”とっておき”風に。
手の込んだつくりの2つを少し高いところに置いてみたら、たちまち”とっておき”風に。

Tips 16 保存食は開口部の大きな かごに放り込む。

困ったときに頼るかごも作っておく。中身は開封したお菓子だったりストック食材だったり。口が大きく開いていて深さのある丸かごは、大きいものも袋ものもレンチンできるものまでも、何でもポンポンと入れやすい。

踏み台に乗らないと届かない棚の上に置いて、出してあるけれど見えないようにして。
踏み台に乗らないと届かない棚の上に置いて、出してあるけれど見えないようにして。
玄関脇のケースの中身はウェットティッシュ。寝室と隣接している場所にはシンプルな黒が合う。
玄関脇のケースの中身はウェットティッシュ。寝室と隣接している場所にはシンプルな黒が合う。
 

To Display しまわない家

アートディレクターの稲数麻子さんと会社員の髙橋智也さんが暮らすのは備え付けの収納がない家。壁面を活用しながら、飾ることを楽しんでいる。
To Display
アートディレクターの稲数麻子さんと会社員の髙橋智也さんが暮らすのは備え付けの収納がない家。壁面を活用しながら、飾ることを楽しんでいる。
 
収納”ゼロ”、出しておくという整え方。

コンクリート打ちっぱなしの壁に囲まれたモダンなこの家には、キッチン台の下以外に収納がない。「棚を自作、あとは出しておき、四方の壁も“収納場所”にする」という稲数麻子(いなかずあさこ)さんと髙橋智也(たかはしともや)さんの整理整頓術を習う。

 

稲数麻子 アートディレクター
髙橋智也 会社員

〈KOTO art&creative works〉を主宰、店舗ディスプレイや空間デザインを手がける稲数さんとフードテック企業に勤務する髙橋さん、愛犬Wooの2人と1匹暮らし。二人ともDIYが得意。

41.72㎡、間仕切りのないメゾネットタイプの賃貸。1階の7.5畳を寝室、2階12畳をLDKに。
41.72㎡、間仕切りのないメゾネットタイプの賃貸。1階の7.5畳を寝室、2階12畳をLDKに。

photo : Yuya Shimahara illustration : Shinji Abe (karera) edit & text : Koba.A

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