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写真家・東海林広太さんのおうちの話。写真と文:服部恭平 (写真家) #2December 10, 2025
車で東京・渋谷の『セルリアンタワー』の横から国道246号線に入って、ずーっとまっすぐ二子玉川のほうに向かっていく。徐々にお店が減ってきて、“東京”っぽくなくなっていく感じが地元の大阪・茨木のようで安心する。
この日は写真家の東海林広太さんのおうちにお邪魔した。飼い猫が2匹いて、大きい写真も飾ってあって、楽園みたいなおうち。
僕がまだ車を持っていなかった8年前は、電車からバスに乗り換えて向かっていた。当時は、目に入るいろんなものが自分とはほど遠い大人のものに感じて、ワクワクというより焦りのほうが強かった。だから最近は、自分の車で彼のおうちに行けることが、嬉しくなる。

キッチンのほうで東海林さんがコーヒーを淹れて、持ってきてくれる。それを飲みながらずっと二人で話し続ける。飼い猫の「祈」と「光」が行ったり来たりするのを眺めたり、レコードをかけたり。ほかには何もしない。座ってゆっくり話せれば良し。コンビニで、『塩のみで味付けしたトルティアチップス』を買って行った。東海林さんに教えてもらってから、素朴な味が気に入って家でもよく食べている。
「あの展示が良かった」
「あそこの飯がおいしかった」
「最近はこういう仕事があった」
「車の調子が悪い」
とか、いつも同じような話をする。変わらなさに安心する。あと、ずっと恋人ができない僕の恋バナを聞いてもらうのが恒例になっている。その話をしてるときの東海林さんは、特によく笑ってくれるので僕も話すのが好き。
平和な時間でずっと居座ってしまいそうになるけど、開放感のあるバルコニーから見える空が段々とオレンジ色になってくる頃がそろそろ帰る合図。
東海林さんは僕に写真を撮る前提のことを間接的に教えてくれた。教えてくれたというか、勝手に僕が東海林さんの写真を見て学んだ。簡単にいうと、「なぜ写真を撮るのか」ということ。必ずしも必要ではないとは思うけど、説明できるようにならなくちゃと、帰りの車の中で考える。自分のことをもっと理解したい。
自分の部屋には東海林さんの写真を何枚か飾っている。大好きな先輩でもあり、尊敬してる写真家でもある。言葉で表すのは難しいけど、自分の写真をこれからも見てほしい大切な人。

写真家 服部恭平


















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