長く使いたい、暮らしの名品カタログ。
〈レムノス〉のアースウォールクロック。長く使いたい、暮らしの名品カタログ。vol.01April 14, 2026
![〈レムノス〉のアースウォールクロック。長く使いたい、暮らしの名品カタログ。 | アースウォールクロック アルミ[∅19.8×D 4 ㎝]¥16,500(レムノス/デザインショップ) 〈レムノス〉のアースウォールクロック。長く使いたい、暮らしの名品カタログ。](https://img.andpremium.jp/2026/04/24015125/29c2307993f82401f16e09b3ecb6b4d6-1024x1024.jpeg)
-Lemnos-earth wall clock- レムノス アースウォールクロック
-History
時代を築いた名デザイナーの遺作。
〈パルコ〉〈サントリー〉〈明治乳業〉のVIを手がけた五十嵐威暢(たけのぶ)。グラフィック、プロダクト、パブリックアートと分野を超えて活躍し、後年には多摩美術大学学長にも就任。日本のデザイン界に大きな影響力を及ぼし、2025年2月に亡くなった。彼が生涯で手がけた膨大な作品群や関連資料は現在、金沢工業大学にアーカイブとして管理され、デザイン研究や若手育成に大いに役立てられている。この「アースウォールクロック」は五十嵐が生前に手がけた最後のプロダクトとして知られる。
-Concept
普遍的な地球の姿を時計に写す。
「アースウォールクロック」の起源は1987年にまで遡る。当時球体の時計がないことに注目した五十嵐は、地球をモチーフとした「ボールクロック」を発表。形状だけでなく、地表を覆う海と陸の割合や自転の動きなど、地球のエレメントを時計のかたちに写していった。その後も探究はとどまるところを知らず、デザインを継続。2019年には置き時計を、そして他界する直前にこの掛け時計を完成させた。これら歴代の時計は現在、富山県のデザインメーカー〈タカタレムノス〉が製造している。
-Function
自然な時間の流れを示す秒針の動き。
オリジナルの文字盤をそのまま受け継ぎつつ、プロダクトのかたちを元の球体からより平面的なものに展開したことで、五十嵐のグラフィックワークがより際立つ。中心軸から左右均等の長さに伸びる秒針には、無段階で動くスイープムーブメント機能を搭載し、澱むことのない自然の時の流れを体現。その様子を眺めていると、次第に永久的な自転を続ける地球の姿と重なり合う。このアルミフレームは『デザインショップ』のみの限定バージョン。ほかにホワイトとブラックのカラーも揃う。
photo : Ryuichi Adachi styling : Yumi Nakata text : Hisashi Ikai edit : Wakako Miyake

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