「しまわない家」と「しまいたい家」、それぞれの整理整頓術。
ものをしまわずに整えるために⑤「幅10㎝を見逃さない」「しまわない家」と「しまいたい家」、それぞれの整理整頓術。March 01, 2022
整えたいのに収納が無い家と、整えるためにあらゆる収納を作った家、それぞれに収納術を学ぶこのシリーズ。今回は「しまわない家」の”小さな空間の使い方”を紹介。アートディレクターの稲数麻子さんと、会社員の髙橋智也さんの暮らすこの家では、たいていの家では見逃されてしまうか空けたままになっているであろう幅やすき間も、ちゃんと生かされている。何かを置くことで、その場所にいっそう気を配ることにもなり、こまめに掃除するようにも。
Tips 12 モニターは仕切りの上。
例えば腰壁の上にはモニターが。「危なっかしいですよね(笑)。でもテーブルから一段上がったところというのがちょうどよくて」。何の気なしにではなく、「ここが合う」と思って置くと、そこはそのものの居場所になる。
Tips 13 バスルーム手前のでっぱりをヘッドボードのように使う。
ガラス1枚を隔てて、ベッドスペースとバスルーム、洗面所が隣り合わせになった1階。このでっぱりはちょうどベッドの頭の位置。「動線的にも便利なので、スキンケアやヘアケアのアイテムはここに並べます」
To Display しまわない家
収納”ゼロ”、出しておくという整え方。
コンクリート打ちっぱなしの壁に囲まれたモダンなこの家には、キッチン台の下以外に収納がない。「棚を自作、あとは出しておき、四方の壁も“収納場所”にする」という稲数麻子(いなかずあさこ)さんと髙橋智也(たかはしともや)さんの整理整頓術を習う。
稲数麻子 アートディレクター
髙橋智也 会社員
〈KOTO art&creative works〉を主宰、店舗ディスプレイや空間デザインを手がける稲数さんとフードテック企業に勤務する髙橋さん、愛犬Wooの2人と1匹暮らし。二人ともDIYが得意。
photo : Yuya Shimahara illustration : Shinji Abe (karera) edit & text : Koba.A
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To Display しまわない家
- 壁を使う。
- DIYを趣味にする。
- 縦のラインを意識する。
- 素材を揃えて集める。
- 幅10㎝を見逃さない。
- かごや箱に収める。
- 日差しを愛でる。
- 妥協しない。