「しまわない家」と「しまいたい家」、それぞれの整理整頓術。
ものをしまわずに整えるために②「DIYを趣味にする」「しまわない家」と「しまいたい家」、それぞれの整理整頓術。February 26, 2022
整えたいのに収納が無い家と、整えるためにあらゆる収納を作った家、それぞれに収納術を学ぶこのシリーズ。今回は「しまわない家」に暮らすアートディレクターの稲数麻子さんと、会社員の髙橋智也さんの”DIY術”を紹介。条件どおりの家具は見つけにくいものだが、DIYならばイメージに近いものを手に入れられる。つまり備え付け収納がなくフリースペースが多い=好きな場所に好きな家具を作って置ける自由さがあるということ。
Tips 05 空きスペースには即、棚板。
2階の天井高が3mであることから、「縦には壁づけの棚を増設し放題」という発想で。無駄に作ることはないが、デッドスペースを無駄にすることもない。なんとなく壁を眺めるクセをつけて、次なる棚の位置を模索する。
Tips 06 本や雑貨が増えるたびに造作。
好きなもの、特に本、衣類、アクセサリーにスペースを惜しまない二人。それぞれが増えるごとに棚も作って増やしを繰り返し、暮らしを上手に回している。上下左右に継ぎ足すばかりか、棚の中に入れ子の棚を作ることも。
To Display しまわない家
収納”ゼロ”、出しておくという整え方。
コンクリート打ちっぱなしの壁に囲まれたモダンなこの家には、キッチン台の下以外に収納がない。「棚を自作、あとは出しておき、四方の壁も“収納場所”にする」という稲数麻子(いなかずあさこ)さんと髙橋智也(たかはしともや)さんの整理整頓術を習う。
稲数麻子 アートディレクター
髙橋智也 会社員
〈KOTO art&creative works〉を主宰、店舗ディスプレイや空間デザインを手がける稲数さんとフードテック企業に勤務する髙橋さん、愛犬Wooの2人と1匹暮らし。二人ともDIYが得意。
photo : Yuya Shimahara illustration : Shinji Abe (karera) edit & text : Koba.A
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To Display しまわない家
- 壁を使う。
- DIYを趣味にする。
- 縦のラインを意識する。
- 素材を揃えて集める。
- 幅10㎝を見逃さない。
- かごや箱に収める。
- 日差しを愛でる。
- 妥協しない。