TRAVEL あの町で。
身近に置いて愛でる、猫モチーフの縁起物。 京都さんぽ部部長の、 新旧お土産帖。April 29, 2024
十分に街歩きを楽しんだなら、間違いのない土産を手に入れて旅を締めくくりたい。本誌連載「&Kyoto」の「京都さんぽ部」部長で、現地在住のライター、コーディネーターの大和まこさんが教えてくれたのは、寿司や菓子、雑貨、縁起物といった8つのジャンルの新旧いい土産。長きにわたり愛される定番から、歴史を引き継ぐ名品、老舗が手がける新ブランドのアイテムに、この数か月のうちに発売されたばかりのものまで、古都だからこそ生まれた古きと新しきの違いを味わえる品々。帰りの新幹線から旅の余韻に浸れ、家に帰れば楽しい時間を振り返りたくなる、充実のラインナップです。
身近に置いて愛でる、猫モチーフの縁起物。
神社仏閣で手に入れる縁起物は、御利益を祈りたくなる魅力あるデザインのものを持ち帰りたい。新旧ともに、猫が描かれたものを紹介。
因幡薬師の名前で知られる『因幡堂 平等寺』は、癌封じの薬師様として名高い。多くの人に愛される猫を6匹描くことで、六猫=無病の守りにとした。2が6つ揃いスーパー猫の日といわれた、2022年2月22日から授与が始まった新参。
檀王さんと親しまれる『檀王法林寺』の神遣いは黒猫。祀られている主夜神は夜を守る神として信仰を集め、盗難や火災を防ぐ御利益があるとされている。江戸中期頃から作られる黒い招福猫は、日本最古とも伝わる招き猫。右手を上げ、福を招く。
「京都さんぽ部」部長、ライター、コーディネーター。 大和 まこ
「京都さんぽ部」部長。ライター、コーディネーター。京都ライター歴も26年に。創刊時から続く連載「&Kyoto」は2024年に丸10年、120回目を迎えて継続中。京都の景色や、食べたもの、買ったものをInstagram(@makoyamato)で発信している。