もの選びのプロが使っている、日用品のスタンダード。

空間に馴染むボックスティッシュケース、3つの選択肢。April 18, 2024

パフューマー、ライフスタイルコーディネーターの山藤陽子さん、雑貨コーディネーターのオモムロニ。さん、インテリアスタイリストの遠藤慎也さん。3人のもの選びのプロが使っている、日用品のスタンダードを、おすすめの理由とともに聞きました。

Yamafuji_〈山崎実業〉コンパクトティッシュケース タワー

〈山崎実業〉コンパクトティッシュケース タワー ¥1,540 (山崎実業 <a href="https://www.yamajitsu.co.jp">https://www.yamajitsu.co.jp</a>)
山藤:袋入りのソフトパックティッシュ専用なので、通常のティッシュケースよりも小さめ。付属のネジで壁に取り付けも可能。「なるべく主張しないほうがいいものだと思っているので、デザイン性よりシンプルでなるべく存在感のないものを。とはいえ、シンプルでベーシックなもの自体はたくさんあります。でもこれはディテールが微妙に他とは違う。本当にちょっとしたことなんですが、プラスチックでもマットな質感だったり、角が丸かったり。コンパクトなサイズ感も程よいのです」。¥1,540(山崎実業 https://www.yamajitsu.co.jp

Omomuroni._〈テハマナ〉ティッシュカバー スモーク

〈テハマナ〉ティッシュカバー スモーク ¥8,800 (テハマナ ☎0721‒52‒3822)
オモムロニ。:大量生産を行わず、革を無駄にせず、環境に配慮したベジタブルタンニン剤を使うなど、手間をかけたものづくりをしている革工房から。特にハンドワークのアイテムはオーダーが入ってから作製し、ステッチには手作業でしか扱えない蝋引きの糸を使用。「家にはブラウンやベージュのものが溢れているので、それ以外の色で少し温かみのあるものを探して見つけたのがこれ。グレーのレザーに白いステッチが決め手でした。包み込むような形状で、ティッシュボックスの出し入れもしやすい」。¥8,800(テハマナ ☎0721‒52‒3822)

Endo_〈みはたや〉ティッシュボックス

〈みはたや〉ティッシュボックス 薄型¥6,160 (みはたや ☎090‒8414‒6136)
遠藤:福岡・糸島にある家具工房で作られたティッシュケース。スタイリッシュさと端材利用を追求した結果、高さ2.7㎝の薄いフォルムが誕生した。「ティッシュボックス特有の〝生活感〞をなるべく削ぎ落としたものを探したらこれに辿り着きました。ティッシュは通常の3分の1しか入らないので、そのぶん手間がかかります。つまり気持ちが豊かじゃないと使えないとも言えます。気配を消したくなるアイテムのはずが、これならデザインが美しいので、部屋のあちこちに置いても気になりません」。薄型¥6,160(みはたや ☎090‒8414‒6136)

目利き3 人が考える、日用品のスタンダードの定義。

山藤陽子
自分にとっての、〝気持ちよさ〞を追求する。

色や国やジャンルに惑わされずに、自分の琴線に触れるものだけを選ぶこと。私は〝テクスチャーフェチ〞なので、目で見た印象よりも実際に触った感触を大切にします。
Yoko Yamafuji パフューマー、ライフスタイルコーディネーター。「気持ちいいこと」がテーマのブランド〈YORK.〉と、パフュームブランド〈SCENT OF YORK.〉を主宰。


オモムロニ。
作り手の遊び心や、雑貨的楽しみを感じ取る。

他の人が良いと言ったものでも必ず試して納得したものを選ぶ、自分基準。スタンダードだって進化する。アップデートされた新時代のものを見つけたときが最高に嬉しい。
Omomuroni. 雑貨コーディネーター。実用ベースのユーモアとセンスのあるもの選びが好評。著書に『DAILY GIFT BOOK 気持ちが伝わる贈りものアイデア』(文藝春秋)。


遠藤慎也
使うことで生まれる、〝かっこよさ〞を楽しむ。

どんなにかっこよくても、使えないと意味がないと思う。使うことに付随する付加価値が重要で、たとえ手間がかかって面倒でも、その時間を楽しいと思えるかどうかですね。
Shinya Endo インテリアスタイリスト、BOOTSYORK代表。人の温度を感じさせるスタイリングが得意。商業施設のディスプレイや店の内装のコーディネートと幅広く活躍。

photo : Kazumasa Harada styling : Riko Tsuchiya (BOOTSYORK) text : Naomi Yokoyama (cat)

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