「しまわない家」と「しまいたい家」、それぞれの整理整頓術。
ものをしまわずに整えるために④「素材を揃えて集める」「しまわない家」と「しまいたい家」、それぞれの整理整頓術。February 28, 2022
整えたいのに収納が無い家と、整えるためにあらゆる収納を作った家、それぞれに収納術を学ぶこのシリーズ。今回は「しまわない家」の”モノの並べ方”を紹介。この家に暮らすアートディレクターの稲数麻子さんと、会社員の髙橋智也さんいわく、「高級品ばかりを並べることはできません。でも、上質で、見せかけでないものにこだわった空間づくりを心がけています」。そのなかでさらに素材や色が同じもの、似たものを集めて飾ると、秩序が生まれ、整う。
Tips 10 ガラス小瓶を特等席に。
「ガラス製のものには目がないほうですが、なかでも化粧品の小瓶はどれをとっても美しく、揃っているほどに幸福度が増します」。茶色も透明も、使いかけも未開封もまとめ、部屋のどこからも見えやすい特等席に置く。
Tips 11 ラフに置いて雰囲気を出す。
出ているからといってかっちり並べすぎれば、窮屈な感じがしてしまう。だから素材ごとにまとめたら、後はラフに飾るくらいがちょうどいい。グラスや木の器、ブリキ缶などは、なんとなく重ねたり並べたりで、様になる。
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収納”ゼロ”、出しておくという整え方。
コンクリート打ちっぱなしの壁に囲まれたモダンなこの家には、キッチン台の下以外に収納がない。「棚を自作、あとは出しておき、四方の壁も“収納場所”にする」という稲数麻子(いなかずあさこ)さんと髙橋智也(たかはしともや)さんの整理整頓術を習う。
稲数麻子 アートディレクター
髙橋智也 会社員
〈KOTO art&creative works〉を主宰、店舗ディスプレイや空間デザインを手がける稲数さんとフードテック企業に勤務する髙橋さん、愛犬Wooの2人と1匹暮らし。二人ともDIYが得意。
photo : Yuya Shimahara illustration : Shinji Abe (karera) edit & text : Koba.A
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To Display しまわない家
- 壁を使う。
- DIYを趣味にする。
- 縦のラインを意識する。
- 素材を揃えて集める。
- 幅10㎝を見逃さない。
- かごや箱に収める。
- 日差しを愛でる。
- 妥協しない。