「しまわない家」と「しまいたい家」、それぞれの整理整頓術。
ものをしまわずに整えるために⑦「日差しを愛でる」「しまわない家」と「しまいたい家」、それぞれの整理整頓術。March 03, 2022
整えたいのに収納が無い家と、整えるためにあらゆる収納を作った家、それぞれに収納術を学ぶこのシリーズ。今回はアートディレクターの稲数麻子さんと、会社員の髙橋智也さんが暮らす「しまわない家」の、”日当たりとの付き合い方”を紹介。窓は南側にしかないが、さいわいその窓は大きく、日当たりも良好。陽光を受けて室内の植物はずいぶんと高くなった。心が落ち着かないときには、窓向きに置いたデスクについて。光は暮らしの循環を促してくれる。
Tips 17 光を遮らないレイアウト。
本棚も作る段階で窓を覆わない算段をつけた。日中差し込む光が窓とは反対側のキッチンや1階まで届くよう、光の通り道にじゃまになるものも置いていない。「場の持つ”気”に敏感な夫が窓辺でお香をたくことも」
Tips 18 窓辺のバスルームは白。
「シンプルなところはシンプルに、装飾的なところは装飾的に。しまわない家だからこそ、緩急をつけています」。それで1階のバスルームはシンプルに。モノを増やさず、白さと窓からの光を損なわないようにして整える。
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収納”ゼロ”、出しておくという整え方。
コンクリート打ちっぱなしの壁に囲まれたモダンなこの家には、キッチン台の下以外に収納がない。「棚を自作、あとは出しておき、四方の壁も“収納場所”にする」という稲数麻子(いなかずあさこ)さんと髙橋智也(たかはしともや)さんの整理整頓術を習う。
稲数麻子 アートディレクター
髙橋智也 会社員
〈KOTO art&creative works〉を主宰、店舗ディスプレイや空間デザインを手がける稲数さんとフードテック企業に勤務する髙橋さん、愛犬Wooの2人と1匹暮らし。二人ともDIYが得意。
photo : Yuya Shimahara illustration : Shinji Abe (karera) edit & text : Koba.A
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